『ゲゲゲの女房』の原案自伝を読んだ

武良布枝(むら ぬのえ)著、『ゲゲゲの女房』を読む。

同名の、朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の原案。妖怪マンガで有名な水木しげるの妻としての視点から、半生を描いた自伝です。原作ではなく原案というのがミソで、書かれていることは断片的で、正直、テレビドラマほどは洗練されていません。しかし、貸本マンガ時代から、苦しいながらも楽しく暮らしてきた夫婦の息遣いが、行間から漏れ聞こえてくる感じ。こういう人生が送れたら素敵でしょう。

脚色されたテレビドラマ版『ゲゲゲの女房』の元ネタを紐解く、副読本としてもおすすめです。