「初心者です、〇〇について教えてください」

そんな要請があった場合、僕は非常に警戒します。問われていることについて知識がなければ、当然、答えようがないわけですが、自分にあるていど知識がある場合でも、うかつに「わかりやすく」答えるのは危険。こちらが初歩的なところから説明して、それが相手の知ってることだったりしようものなら、初心者様は「××は知ってます、私が知りたいのは□□です」なんておっしゃってくる。

こういう反応を何度かされて思うのは、自称「初心者」というのは傷つきたくない人の防御反応なんだな、ということ。初心者ですとアピールすることで、自分の無知が許される。でも、それはプライドの高さの裏返しでもあるので、自分が知ってることを説明されると、知識水準が低いと判断されたと思い、つい「そんなことは知っている!」と反論してしまう。初心者だと自称するなら、たとえ自分が知ってることでも、わざわざ教えてくれた相手を傷つけないように注意しつつ、本当に自分が知りたい答えをもとめる、ぐらいの覚悟が欲しいものです。

そもそも、初心者という概念が、何を基準にしているのか不明確。パソコン初心者やスマホ初心者とされる人が、機器にほとんど触ったことがないという意味で初心者なのか、基本的なアプリは使えるけど、システムの深いレベルでのカスタマイズはしたことがない、という意味での初心者なのか、「初心者です」のひとことでは、すぐに判断できません。

なので僕自身が質問者となる場合は、初心者ですという前置きはせず、自分がどの程度のスキルがあるのか説明してから、質問するようにしています。初心者とは、質問に答える側が「ああ、コイツ初心者だな」と判断することであって、質問する側が「初心者です」と主張するものではない、というのが僕の結論です。自称「初心者」には気をつけろ!