Nintendo Switchにて、『テラテック』というゲームをはじめてみた。未開の惑星に貧弱なメカで降り立ち、ライバルからパーツを奪いながら自身を強化していく。テックとよばれるメカは、核となる操縦ブロックを破壊されるとアウトなので、周囲をパーツで覆い、足廻りや武装を好みにカスタマイズし、最強を目指します。最初は必然的に戦車型となるけど、飛行機型、ヘリ型、ホバー型のテックも作成できるように。僕は大艦巨砲主義なので、重武装の戦車型で探索メインのキャンペーンモードをすすめ、レベルMAXで出現する敵はほぼ倒せるようになった……のですが、このあたりでプレイ中にセーブができなくなる問題に遭遇。どれだけ敵を倒しても、成果がのこせなければ意味がない。しばらくは不要なセーブデータを削除することで対処できたのですが、1個のセーブデータすら保存できなくなりプレイを断念しました。セーブデータが想定した容量をうわまってしまうバグらしく、メーカーは認識してるみたいだけど、記事執筆時点ではまだ対処されてません。
なんか、急にセーブできなくなった。ストレージは、じゅうぶん空いてます。 #TerraTech #テラテック #NintendoSwitch pic.twitter.com/cCFUItBw03
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) May 15, 2021
ストレージ不足のエラー再発。オートセーブ以外のセーブデータを全消しして対処してたのだが、ついにエラーでソフトが落ちるように。素直にSteam版を遊ぶべきなのか。 https://t.co/MG8k2n7o4i pic.twitter.com/G0C51fr4um
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) May 31, 2021
【進捗状況】
開発元が問題となる原因を発見しました。早期配信を目指して現在修正パッチを開発中です。配信日は決まり次第お知らせいたします。ご不便ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願い致します。 https://t.co/97LBmB2WaP
— Teyon Japan/テヨンジャパン (@TeyonJapan) June 11, 2021
このゲーム、メカを自在に組み上げられる創造性はすばらしいのですが、上記のセーブバグ以外にも問題がある。一番気になるのは積上げ制限で、一度に使用できるパーツが一定量をこえると制限を下回らないかぎりパーツが追加できなくなるというもの。しばらく理解できなかったのですが、イベントをクリアすると味方のテックが勝手に追加される仕様になっており、不要なテックはそのたびに分解しておく必要がある。あるていど強力なテックを使用していると、イベントクリアで味方テックがふえるたびに積上げ制限に引っかかり、つど対処するハメに。超巨大なテックで敵を殲滅なんて、とても無理です。
ただ、不可解なことにYoutubeのプレイ動画をみると、超巨大、超高火力のテック同士を戦わせてみたり、キャンペーンモードでも見たことのないイベントやパーツ、仕様が紹介されている。Switch版でのイライラポイントが存在していない上に、遊べる要素も多い……というか、Switch版は有料体験版なのではないかと思えるほどです。Youtubeの動画で使用しているのはPC上で展開されているSteamというゲームプラットフォームのバージョンで、PC版の『テラテック』なら、PCの性能がゆるすかぎり、Seitch版よりはるかに自由に遊べるようなのです。
自宅では、それなりにハイエンドなデスクトップPCを使用しているものの、あまりPCゲームはやってこなかった。でも、Switch版の『テラテック』がセーブ不可でにっちもさっちもいかなくなったので思いきってPCのSteam版で『テラテック』をはじめてみました。
Switch版のテラテックがセーブ不能でにっちもさっちもいかないから、PC版でプレイ中。草原に4連採掘テックを大量設置し、マイニング(採掘)で金策中。 #TeraTech #テラテック pic.twitter.com/WwCTP77wnS
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) June 15, 2021
Switch版はゲームパッドのみで遊べるようになってたけど、Steam版はキーボードとマウスが基本。Switchのゲームパッドもつかえるけど、遊びやすいようカスタマイズするのに苦労しました。Switchのゲームパッドがメインで、必要に応じてマウスとキーボードを併用する感じですね。+ボタンをメニューを呼びだすEscapeキー、Xボタンをホバー操作時の上昇用に↑キー、Yボタンを走行→地面固定モード切替用にVキーと変更し、それ以外によくつかうキーはキーボードのテンキーに集約してる。
パーツの脱着は、やはりマウスで操作したほうがやりやすいですな。以下、キャンペーンモードで使用しているテックのご紹介。Steamワークショップにアップロードしてあるので、ダウンロードして使用することも可能です。
Astro Tank MkVI
火力重視の戦車型テック。Switch版で使用していたものをPC版にコンバート。キャンペーンモードに対応すべく、走行しながら資源の収集、精製、納品および火力発電が可能なシステムを内蔵。MkVまでは土木作業に特化したGeoCorp社製のパーツを使用する「建機」の延長的なテックでしたが、MkVIからはコンセプトは引き継ぎつつ戦闘に特化したHawkeye社製パーツをメインに「兵器」なテックとして再構築。誘爆しやすいバッテリーとミサイルを満載しているので、シールドやリペアフィールドで厳重に保護してる。また、MkVIは遠距離砲撃に特化しており、敵射程外から戦艦砲で一方的に攻撃可能。ブースターを吹かすことで、短距離飛行して面倒な地形をスキップしたり、ブーストで機首がもちあがった瞬間に砲撃することで仰角を調整し、射程距離をのばすなんて小技もつかえます。欠点はバッテリー容量がさほど多くないので、連戦には不向きなこと。高火力の相手にはあっさり負ける場合もあるので、短期決戦で倒すか、さもなくばブーストで早期離脱すべきでしょう。
戦車型テック『Astro Tank MkVI』をサブスクライブ。Switch版で愛用していたテックをPC版にコンバート。遠距離砲撃に特化しており、精製、納品と発電も完備。短距離飛行も可能。火力はじゅうぶんですが、バッテリーが持たないので短期決戦がオススメ。 #TeraTec #テラテック https://t.co/UE7agUBUGg pic.twitter.com/LgxepK2Xmb
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) July 1, 2021
Astro AirShip Mk2
飛行船型テック。未来的なデザインのBetter Future社製パーツを、レトロフューチャー系に変更できる有料スキンを購入して制作。個人的に大好きな飛行船をモチーフにしてみた。ホバーバグとよばれる、ホバーパーツと車輪をサンドすることで自在に高度を変更できる裏技を使用してる。前部に武装、後部に資源精製納品発電ユニットとブースターを内蔵。飛行船らしく爆撃メインとみせかけて、背面に巡航ミサイルを満載。見た目重視で制作したわりに、実用性もそれなりにあるので、キャンペーンでも使用してる。飛行船っぽいテックを作るための実証機なので、設計はもうちょっと洗練させたい。マニアックなたとえをするなら、商用的なLZ 129ヒンデンブルグ号というより、試験的なLZ 127グラーフ・ツェッペリン号な位置づけ。いずれもっと巨大な飛行船型テックを制作したいですな。
飛行船型テック『Astro AirShip Mk2』をサブスクライブしてみた。見た目重視ですが、キャンペーンで必要な装備と火力は備えてます。隠しブースターもアリ。 #TeraTec #テラテック https://t.co/9pmawovlzr pic.twitter.com/PXFmourUVh
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) June 18, 2021
Astro Hissar Mk4
資源とパーツの換金に特化した大型テック。Hissar(ヒサール)とは、城や要塞の意。上記2機が、自家発電しつつ敵を高火力で殲滅する攻撃型なのに対し、本機は敵を倒せるだけの火力はあるものの、なるべく敵パーツを壊さずに操縦ブロックのみを破壊し、機体内部に内蔵した分解機でパーツを資源に変換、納品することで金稼ぎをすることを主眼とする。もちろん、資源の精製と納品、火力発電機能も内蔵。レーザー兵器を主力とするビーム攻撃に特化しておりミサイルや戦艦砲による遠距離攻撃は考慮してません。遠距離はソニックブラスターでシールドを削り、中距離はビーム尖塔群からの集中照射で操縦ブロックを破壊、近距離に肉薄された場合はテスラコイルによるホーミング電撃で破砕する。圧倒的火力というわけではないかわりに、攻撃対象をしぼりやすいので、敵の拠点を奪うミッションには適してる。Astro Tank MkVI同様、ブースターによる短距離飛行が可能なため、敵集団を頭上から強襲などというアグレッシブな戦術も可能。注意点としては、前部のパーツが破損、剥落しやすいので、乱暴な操縦は禁物。段差でつまづかないよう、接触角度や速度を調整したり、ブースターを吹かしたりと、豪快かつ繊細な運用が必要。ここらへんは、現実の重戦車とおなじですな。あと、大量のパーツを分解する場合、パーツ吸収の衝撃で自身を破損する場合があるため、ビルドモードやマグネットのON/OFFなどで吸収量が過大にならないよう調節が必要です。
資源とパーツの換金に特化した大型テック『Astro Hissar Mk4』をサブスクライブ。Hissar(ヒサール)とは、城や要塞の意。分解機でパーツを資源に変換、納品で金稼ぎが可能。火力より操縦ブロック破壊を主眼とした武装を完備。意外と身軽です。 #TeraTec #テラテック https://t.co/7p4pvwY9y3 pic.twitter.com/jXrAJ4aejT
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) July 1, 2021
そんな感じで、Switch版で培ったノウハウをベースに、PC版でより発展させてる感じ。Switich版、PC版共通の問題として、キャンペーンモードを進めてレベルがMAXになってしまうと、それ以降のフリーミッションが単調になってしまうというものがある。せっかく、各メーカーごとのミッションに専用施設が用意されているんだから、これらを再利用したフリーミッションも追加してほしい。あとは、手持ちの最強テックを総動員しないと倒せないような、ラスボス的な強敵もほしいですな。より、やりこみ甲斐が追加されることを期待しつつ、せっせと金策とテック開発にいそしみますよ。
■2021/07/08追記
Astro Hissarの改良型であるMk5を公開。四隅に収集コレクターを追加し、資源収集力を大幅アップ。また前部の破砕機を改良し、仰角があっても破砕できるようにしましたが、あいかわらず破損しやすいです。
資源とパーツの換金に特化した大型テック『Astro Hissar Mk5』をサブスクライブ。Mk4よりも資源収集力をアップ。森林や岩石を一気に破砕、収集できます。先端が破損しやすいのでデリケートな運用が必須。 #TeraTec #テラテック https://t.co/sfmmjqBBNa pic.twitter.com/JFoTm5rFQ2
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) July 8, 2021
それと、Switch版のセーブバグが解消され、遊べるようになったけど、PC版にくらべて不自由なのはあいかわらず。別ゲームとして割り切る必要がありますな。
セーブバグがなおったので、Switch版に復帰。メイン機と4連採掘機が1機で積上制限到達か……。PC版なら数十機は設置できたから、やっぱ別物ですな。 #TerraTech #テラテック #NintendoSwitch pic.twitter.com/s36maSQmvj
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) July 6, 2021
■2021/08/27追記
改良型『Astro Hissar Mk5a』をサブスクライブ。資源とパーツの収集、売却による資金稼ぎは、このテックでやってます。
Astro Hissar Mk5の改良型。
前部破砕機の形状見直し、四方を照らすライトを増設。
資源収集売却、岩場の整地、パーツの分解売却を効率良くおこなえます。https://t.co/7h7f1xL5Ma#TeraTech pic.twitter.com/YaGIOm5sGY— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) August 26, 2021