遊ぶまでがアドベンチャー。
Nintendo Wii Uの新作ソフト、『レゴ シティ アンダーカバー』をダウンロード購入。レゴの街で刑事となって、コミカルながらもアダルトな冒険をくりひろげる、オープンワールドなゲーム。ダウンロードカードを家電量販店で購入し、さっそく25日の発売日にダウンロードしようとしたら、本体の空き容量が不足していますと怒られた。
32ギガのプレミアムセットなのに、コレでも足りないのか。ドラクエ10と、Wiiからの移行データをあわせると、残り17ギガ。インストールに必要なのは21ギガなので、ドラクエ10を消さないかぎり本体にインストールするのは無理ってことか。仕方なく、32ギガの超小型USBメモリを購して本体に挿す。どうせ挿しっぱなしにするので、なるべく小さいのがいいと思って買ったら、本当に小さくてあやうく無くしかけました。プレイ開始するまでに、ここまで手間取らせるアドベンチャーははじめてだ。
そうれでも、どうにかプレイ開始。オープンワールドのゲームは、PS3で『レッド・デッド・リデンプション』と、『L.A.ノワール』をプレイしてる。レゴシティは、ライトなノリながらも、これらのゲームと共通する部分も多い。
主人公は、経験を積んだ大人の男性。だだっ広いマップを自由に移動して、ミッションをこなす。窃盗や破壊行為には寛大だけど、行っちゃいけない場所へ行こうとすると、即死。でも、即復活。街を歩いている人々や車は、自動生成されているので、来るたびに顔ぶれが変わってる。1台レアな車がいたら、近くに数台は走っていると思え……などなど。リアルなグラフィックだと、違和感のある部分もあるのですが、レゴシティは比較的それがない。なにせレゴだし、壊すのも組み立てるのも超簡単。洋画テイストで、レゴブロッカーどもがレゴらしく大暴れするのを観ているのは楽しい。
オープンワールド系のゲームから残虐描写をのぞいて、コメディ分を増量した感じ。マップも広大ですが、『L.A.ノワール』をプレイした時に感じた、ゲームの規模に見合わない無駄な広さというほどでもなく。各所のレビューで、ロード時間が長いという指摘がありますが、問題はむしろ、長さよりも長さを感じさせない演出が足りないことだと思う。ゲームの豆知識を表示する、ミニゲームをさせる、Wii Uらしくミーバースのコメントを表示するなど、ロード時間を縮められないまでも、やりようはあったのでは。
洋ゲーらしい大雑把さもあるけど、子供でも遊べるように造られたレゴシティで、平和とコンプリート率のために冒険するのです。