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MT車でエンストさせず、スムーズに運転するコツ

MT若葉マークなりに努力してる。

7代目セリカで、MT操作の修行中。MT操作にもだいぶ慣れて、エンストしなくなった……と思っても、なんだかんだでエンストさせてます。ちょっとMT車の運転に間をあけただけでも、微妙なブランクでエンストさせちゃう。まだまだ、無意識レベルでマニュアル操作できる域には達してませんな。逆にいえば、平常心で想定した通りの操作を実行することを心がければ、エンストしにくくなりました。MT運転歴1年未満の、MT若葉マークなりに努力してる。

ありがちなパターンとして、ハンドブレーキをかけたままアクセルを踏んだり、ギアをニュートラルにしたままアクセルを踏む、なんて失敗もしました。これらのミスを避けるために、僕は走行可能な対象をシングルクリック、走行不能な対象をダブルクリックすることで確認してる。たとえば、停車時にギアをニュートラルで、ハンドブレーキは使わずにブレーキペダルを踏んで停止してる場合、確認のためにシフトノブを指先でダブルクリック、ハンドブレーキをシングルクリックする。坂道発進時のようにギアは1速で、ハンドブレーキを引いた場合は、シフトノブをシングルクリック、ハンドブレーキをダブルクリック。長い信号待ちで、ギアはニュートラルでハンドブレーキを引いた場合は、シフトノブとハンドブレーキをそれぞれダブルクリック、といった具合。運転に不要な動作ではありますが、操作ミスを防ぐ確認動作として、一定の効果はあると思います。

それと最近、心がけてるのは、半クラッチの時間を減らすこと。アクセルを踏まなくてもエンスト寸前の半クラッチで微速前進させる半ブル発進で、坂道でも安定して走れるようになった。けれど、半クラッチというのはクラッチに負担がかかってる状態なので、長時間やるべき操作ではない。ハンドルもアクセルもブレーキもクラッチもシフトも、その他スイッチ類すべてにいえることですが、そもそも機械は動作するだけで消耗するモノなので、必要必要最低限の操作を心がけ、不要な操作を避けるのがベター。もちろん、事故を避けるためなどの、やむを得ない急ハンドル、急ブレーキは躊躇すべきではないですが。

一時期は、フットブレーキ+エンスト寸前の半クラッチから発進させる方法にこだわってたのですが、最近はハンドブレーキ+半クラッチ+アクセルという坂道発進式のスタート方式も併用するようになった。上り坂だけでなく、平地でも下り坂でもどちらかの方式で発進させるようにしてる。信号待ちなど、ギアをニュートラルにして、ハンドブレーキを引くような停車時は、ハンドブレーキ発進にすることが多いかな。どちらにせよ、半クラッチから坂道でも後退しない状態で発進させることに変わりはないので、どちらも同じようにできるよう練習中。最近のMT車は、坂道発進時に一時的にブレーキをかけてくれる、ヒルスタートアシストという機能があるそうですが、僕のセリカにはないからね。

シフトアップ、シフトダウン時、クラッチペダルの操作は、半クラッチ状態までは素早く、クラッチをつなげる動きはゆっくりしたペダリングを意識する。クラッチペダルはつま先で踏む感じで、半クラッチ状態以降はかかとが床につくようにして微妙なクラッチ操作ができるようにする。ギアの位置を間違えないよう、ニュートラルのポジションを基準にして、確実にシフトを操作する。通常は、1→2→3→4→5のように、順番通りシフトアップさせるけど、平坦な広い道で一気に加速できる場合は、2→4のように、途中をスキップしてシフトアップしたりもできる。逆に交差点で、エンジンブレーキを効かせながら曲がりたい場合は4→2のようにスキップしてシフトダウンさせる場合も。さらにいえば、シフトダウン時に軽くアクセルを吹かずブリッピングや、ブレーキを踏みながらシフトダウン時に軽くアクセルを吹かすヒールアンドトゥといったテクニックもありますが、これらはレースで使うテクニックなので、できなくても問題はありません。個人的に、ブリッピングは登坂時などにスピードを落とさず4→3にシフトダウンするときに使用しますが、フルブレーキングしながらシフトダウンすることはまずないので、ヒールアンドトゥは使わない感じです。状況に応じて適切なギアセレクトが必要とされるのが、MT車の面倒なところでもあり、楽しいところでもあります。

現代日本の交通事情として、周囲はほぼAT車しか走っていないわけで、その中で遅れずスムーズにMT車を走らせるために、AT車よりもワンテンポ早く操作を開始して、他車に追随できるよう心がけること。とはいえエンストは避けるべきなので、操作開始が遅れたり、想定外があった場合は、落ちついて時間をかけて発進させること。数秒のラグがあっても、エンストしてエンジンをかけ直すよりはマシです。それでもエンストさせてしまった場合は、後続車に心の中であやまりつつ、後退させないようブレーキとクラッチを踏みながら、すみやかに再始動させましょう。MT車を運転する以上、どうしてもエンストは避けられません。エンストは避けるべきですが、恥じるべきではなく、次にエンストさせないことを心がけましょう。エンストさせた時に後続車だったみなさん、大変申し訳ないです。

発進前の、シフトレバーとハンドブレーキ状態のクリック確認と、すみやかな加速操作。これら一連の動作を、平常心を保ちつつ、AT車よりもワンテンポ早く開始する。今後も精進して、なるべくエンストさせないよう、より精度の高いMT車の運転を心がけます。

花見鎌倉2024

天気もよくベストな状態で花見ドライブできました。

毎年、春は鎌倉周辺の花見ドライブをしてるのですが、その模様を動画にしてみた。

ルートは江ノ島方面から鎌倉山、若宮大路の段葛、朝比奈峠方面にむかって逗子ハイランド、逗子第一運動公園、逗子桜山というのが定番コース。ちょうど満開で、天気もよくベストな状態で花見ドライブできました。

動画は車のナンバープレートと、人の顔にモザイクをかけたので、ちょっと見にくいです。自動的にモザイクがかけられたら便利なのに。

過去の花見写真は以下から。

7代目セリカでマニュアル運転修行中

坂道発進時は、鬼キ!、鬼キ!、と唱えながら半ブル加速してます。

MT車の運転がしたい! というコトで、5MTの7代目セリカを購入しました。免許はMT車で取りましたが、ずっとAT車しか乗ってこなかったので、MT車はペーパードライバー状態だった。きょうび、MT車の運転なぞできなくても不自由はない。まったくもってその通りなのですが、クルマの運転をたのしむなら、やっぱMT車でしょう。ある程度なれたので、ロングドライブにも挑戦。神奈川県の鎌倉市から、茨城県の鹿島神宮まで行って、交通安全のお守りをゲットしてきました。無事に往復できてヤレヤレ。

MT車の免許はもってるけど、AT車しか運転してない方はおおいと思いますが、そんな方がいざMT車を運転しようという時にいちばん不安に思うことといえば、エンストしたらどうしよう……だと思う。けど、安心してください。MT車を運転する以上、エンストは絶対にします。AT車なら、下手したら免許を取得してから運転をやめるまで、1回もエンストしない……なんてことも不可能ではないかもしれません。ですが、MT車に乗る以上、ほとんどエンストしないは達成できても、まったくエンストしない、なんてことは不可能です。なるべくエンストしない、エンストしてもすぐリカバリーして、周囲になるべく迷惑をかけない、といった感じで、うまくエンストと付き合う、ぐらいの気持ちでいるべきだと思う。かなり練習しましたが、いまだに1日に1回もエンストしない日のほうがすくないです。まぁ、後述しますがエンストするギリギリまで半クラッチを追求しちゃうせいではあるんですけどね。

MT車の運転をおぼえることは必須だとは思いませんが、AT車の運転にも役立つことはあるとも思う。AT車の一種であるCVTの日産ジュークと、5MTの7代目セリカを並行運用してるのですが、セリカを運転するようになって、ジュークの運転が変わったところもある。

まず変わったのが、シートポジション。AT車だと、ブレーキとアクセルを踏めれば加減速できてしまいますが、MT車はクラッチの操作がプラスされる。クラッチ操作はデリケートな足さばきが要求されるため、シートポジションが重要になってくる。クラッチを完全に切るまでは足全体でグッと踏み込み、半クラッチ状態からは踵をつけて微妙な操作ができると良い。セリカのベストポジションを決めてからジュークに乗ったら、ちょっと違和感があったので、セリカの感覚にあわせてジュークのシートポジションを変更しました。ジュークだけだったら、シートポジションが最適化されないまま乗っていたかも。

あとは、MT車に乗るようになってから、より周囲の状況確認をするようになりました。信号待ちをしている場合、AT車なら信号が青に変わったのを視認してから、ブレーキを離しアクセルを踏んで加速しますよね。MT車の場合は、クラッチとブレーキを踏みながら1速にし、半クラッチの状態を作ってアクセルを足しながら加速して、速度がついたらクラッチを離して加速、シフトアップという動作になる。1速のつもりで、ニュートラルのままアクセルを踏んで、無駄にエンジンを唸らせる、なんて恥ずかしい思いも何度かしました。シフトミスしないよう、現状把握と正確な操作が超重要。発進の動作が面倒なので、AT車と同じタイミングで操作を開始すると、MT車ではどうしてもワンテンポ遅れる。AT車に遅れないよう発進するためには、周囲の状況を確認し、AT車より早く操作を開始する必要があります。つまり、MT車基準で交通状況を認識するようになれば、AT車での認識もより敏感になれるということ。MT車に習熟することで、より余裕を持ってAT車を運転できると思う。

MT車の不安要素といえば、エンストのほかには坂道発進があるでしょう。登り坂から後退せず発進するために、サイドブレーキを引いた状態にし、半クラッチでアクセルをふかした状態にしてから、サイドブレーキを解除して前進する。クラッチとアクセルをほどよく加減してサイドブレーキを解除するのが、結構面倒。なので最近はサイドブレーキを使用せず、ブレーキを踏みながらエンスト寸前の半クラッチ状態にして発進というテクを多用してる。具体的にいうと、エンジンは停止しないけどブルブルふるえる状態で半クラッチをキープすることで、平地やある程度の登り坂ならアクセルなしで微速前進する。この状態をブレーキで制御します。AT車でアクセルを踏まなくても前進する、クリープ現象とおなじような状態を、MT車で再現する感じ。個人的には、半クラッチでブルブルするので「半ブル」と呼んでる。

常に半ブルから加速するようにすることで、路面の傾斜を気にせず、MT車とおなじような発進が可能。傍目にはMT車なのに、AT車に見えるかも。ちゃんと半ブルになってるか確認したい場合は、ブレーキをゆるめて微速前進すればOK。重要なのは、「前進すること」ではなく「後退しないこと」なので、急な登り坂でも後退しないよう半ブルでアクセルを踏めば、スムーズな発進が可能です。当然ながら、半ブル状態はエンスト寸前の状態でもあるわけで、ちょっとでもクラッチをあけすぎればエンストは必至。エンストしない速度に加速するまで、クラッチの開度を鬼キープする必要がある。坂道発進時は、鬼キ!、鬼キ!、と唱えながら半ブル加速してます。

現状、かなりエンストしにくくなりましたが、半ブルを追求するとどうしても限界を超えてクラッチを開けてしまい、エンストしてしまう場合がある。あと、半ブルに集中してると無駄な力がはいるせいか、足がつる場合もある。運転中に足がつるなんて、AT車ではなかったよ。今後もなるべく周囲に迷惑をかけないようにしながら、半ブルを極めます。

※以下の動画の、「③あらかじめ半クラを作って発進」のことです。

MTのセカンドカー『7代目トヨタ セリカZZT230 SS-I 5MT』を購入した

いくつか問題点がでてきたので、順次対応します。

愛車である日産ジュークは、とても気に入ってる。多分、修理不能にならない限りは、乗り続けると思う。それはそれとして最近、マニュアルトランスミッションのクルマに乗る練習をしてた。MT車の運転はペーパードライバー状態だったので、自動車教習所でリハビリしてから、MT車のレンタカーを借りてドライブしたりと、経験を積んできた。

免許取得以来、ひさびさにMT車を運転して感じたのは、やっぱりAT車は楽で便利だなということ。MT車だと意図した走行状態に対して、どのようにギアをつないで、アクセルとブレーキを踏むかを常に考えないと、簡単にエンストしてしまう。こんなに面倒だと、現行車の大半がATなのは、至極当然だと思う。また、スーパーカー、ハイパーカーといった超高性能車も、シフトチェンジはパドルシフトが主流となり、クラッチを切ってHパターンのシフトでギアチェンジというのは、主流から外れつつある。

個人的にMT車は、「こんな面倒くさいクルマを自在に操っちゃう俺カッコイイ!」という以上の存在意義を感じないのですが、ジュークにつづくセカンドカーとして、2000年式『 7代目トヨタ セリカZZT230 SS-I 5MT 』を中古で購入。購入理由はもちろん、「こんな面倒くさいクルマを自在に操っちゃう俺カッコイイ!」から。CDや音楽配信が主流でも、あえてレコードやカセットテープで音楽を聴く方がおられるのと同じです。なじみの車屋さんに、なにか走りが楽しい中古のMT車はないかとオーダーしたので、車種は自分で選んだわけではありません。てっきり先日乗ったマーチニスモSか、スイフトスポーツ、アルトワークスあたりになると思ってたので、セリカは想定外でした。昔、ATの6代目セリカに乗せてもらったことがありますが、まさか自家用車になるとは。

調べてみると、7代目セリカは1999年〜2006年販売、2023年現在の最終モデルで、商業的にはイマイチだったらしい。ルックスは前面がスポーツカーで、後面がエコカーといった感じで、若干ちぐはぐな印象。発売当時は不評だったようですが、現在目線ではFFスポーツカーとしてアリなデザインとも思う。ライトの形状が、どちらかというと日産フェアレディZやRー35 GTRっぽくも感じる。ただ、一部では熱狂的なファンもおられるようで、走り屋仕様にカスタマイズされたセリカの動画もいくつか観ました。もっとも、そういう方々はSS-IIという6MTの高性能グレードに乗っておられる。僕が買ったSS-Iは、5MTの廉価グレードなので格がちがいますけどね。

本車固有の特長は、スモールやフォグが青色のランプであることと、スピードメーターがUS仕様であること。メーターの内側にKm表示もあるので、実用には困りませんか、慣れないといま時速何Kmでてるのか、わかりづらいです。とはいえ、25年ルールで今後米国に輸出することを考えると、リセールバリュー的には有利かも。それと、車高調節ダンパーが入っているので、若干ローダウンされてる。激安ではありませんが、コンディションのよいクルマのようです。

そんな感じで、MT車の練習と並行して、セリカのカスタマイズも進めてる。標準のラジオアンテナがやたら長いので、ショートアンテナに変更。社外品のシフトノブが好みではなかったので、変更。PS5のハンドルコントローラーで、シフターに使用してるモノと同型を設置し、リアルとゲームでおなじフィーリングにしてみた。あと、ルームランプをLEDに変更。このクルマのサブカラーは青のようなので、最初に青く光ってから、白色に偏光するタイプ。フロアマットフックが欠品してたので純正品を注文。ただし、トヨタ純正フロアマットは、クラッチペダル直下の左足のカカトがあたる部分に穴があいてたので、社外品を注文。MT車で11万キロ走ってるから、そりゃ穴もあくか。ほかに、いくつか問題点がでてきたので、順次対応します。

クルマは手元にあるのですが、希望ナンバーへの変更がまだなので、手続きは完了してません。慣れないMT車で事故を起こさないよう、より慎重に運転します。夜なよな、クルマのすくない住宅街で、坂道発進の練習にいそしんでおりますよ。

マニュアル車『マーチニスモS』でドライビン

運転も人生も、もうちょっと適切にギアチェンジできるといいのですが。

最近、マニュアル車の練習をしています。マニュアル車で運転免許は取ったものの、ほぼAT車とCVT車しか運転してこなかった。マニュアル運転をわすれたというより、教習以外の路上感覚がほぼないという、マニュアル車限定のペーパードライバーでした。資格上は運転可能なのですが、ちゃんと運転できる自信がなかったので、教習所のペーパードライバー講習を5時間ほど受け、なんとか路上感覚を身につけました。低速発進時にエンストしちゃう傾向がありますが、失敗しないことより、失敗したあとのリカバリーができる自信がついたことが大きい。

あるていど自信がついたところで、マニュアル車をレンタルしてドライブしてみた。ちなみに、マニュアル運転の練習ならレンタカーですればいいじゃない、と思うかもしれませんが、きょう日マニュアル車でレンタルできるのはスポーツモデルが大半で、その手のクルマは練習には使用不可なんて注釈がついていたりする。安い大衆車を借りてマニュアル運転の練習、というのは難しいご時世なのです。今回借りたのは『マーチニスモS』というマーチのスポーツモデル。マニュアル運転のできる友人といっしょに交代で運転しました。大衆車がベースとはいえ、前後にエアロパーツがついていて、車止めに引っかけないよう注意が必要でした。

神奈川県横浜市から出発して、目的地は静岡県の沼津。すぐに高速道路に乗ることもできましたが、しばらくは下道を走ってマニュアル運転に慣れる。でもやっぱり、何度かエンストしてしまいましたが。低速の半クラッチが続くと、うっかりクラッチを離してしまうのが原因みたい。渋滞時のノロノロ運転はマニュアル車が不得手な部分だけに、まだまだ習熟が必要と感じた。沼津港で昼食に海鮮丼を食べ、沼津港大型展望水門『びゅうお』を見学。

午後は山中湖方面で入浴しようとしたのですが、施設の受付時間をすぎており入浴失敗。12時間レンタルだったので、返却時間もギリギリということでそのまま横浜にもどりました。

運転自体は大きなトラブルもなく、無事時間通りに返却。マーチニスモは、スポーツモデルといっても期待したほどパワーはなく、むしろ限られたリソースを適切に使い切る必要があるタイプのクルマだった。ただ、300キロ以上走ったのに、燃料が満タンから2/3ぐらいしか減ってなかったのには驚いた。メッチャ経済的。今回利用したレンタカーの店では、マーチニスモS以外にもマニュアル車をあつかっているので、いずれほかのクルマもレンタルしたいですな。

いっしょに行った友人もマニュアル運転はひさびさとのことでしたが、マニュアル歴は長いのですぐに感覚を取り戻してた。実用的なクラッチ操作は学ぶべき点も多く、助手席で観察したテクニックをさっそく実践してみたり。マニュアル運転は、クルマとの対話であるということを実感しましたよ。

ここらへんの感覚は、人生にもいえる。僕は人生のギア操作が下手くそな人間なので、加速すべきとき加速できなかったり、不適切なギアで加速してしまったり、へんなクラッチの繋ぎ方をしてガクガク振動したり、エンストしたり。止まるべきときに、止まれなかったり。運転も人生も、もうちょっと適切にギアチェンジできるといいのですが。

ハンドルコントローラ『T300 RS GT Edition』を自分好みにカスタマイズ

なにげにハンコンにはカー用品がつかえますな。

プレイステーション5用に、ハンドルコントローラの『T300 RS GT Edition』を愛用してる。
PS5本体より高いけど、ハンコンとしては中級、シミュレータとしては入門機という認識。ハンドル部分が固定ではなくつけ替え可能なので、何種類か購入。

まずはレーシングカー用のステアリングホイール『TM Open Wheel Add On』。円形の上下を切った、コンパクトなサイズ。グランツーリスモ7にて、ハイスペックなクルマを操作する際に使用。カッコイイのですが、舵角が90度以上になる操作をするには不向きなうえ、フォースフィードバックでハンドルがグルグル廻る状態になると角に手をぶつけそうでコワイ。個人的にこのタイプは、ナイトライダーに登場するドリームカー、KITのハンドルが初見だった気がしますが、実際につかってみて乗用車には不向きだなと実感。

標準のハンドルはプレステ用にボタンが配置されてますが、アナログスティックやタッチパッドが未実装なため、ゲームによっては標準コントローラの併用が必須。僕はスマホスタンドをT300の上部に設置して、コントローラやスマホ置きとして使用してる。接地面には滑り止めのシートを貼ってあるので、かんたんには落ちませんが、荒い操作をするとフッ飛んでく場合も。
ペダルのカカトがつく部分も、靴を履くとすべるので、クルマ用のフロアマットを装着。なにげにハンコンにはカー用品がつかえますな。


台座はハンコン用のものを使用してますが、椅子は普通の座椅子。フックとカラビナで軽く固定できるようにしてあるので、普段は固定せず座椅子として使用し、ゲーム時はフックにカラビナを引っかけて固定し、簡易的なレーシングコックピットとしてます。

また、標準のハンドルは少々小ぶりで、安っぽい。お高いですが、別売の大径ハンドル『TM RALLY WHEEL Add On Sparco R383 Mod』も購入。直径32センチと、これでも実車のSサイズハンドルより小ぶりですが、だいぶ実車的。欠点は十字キーに相当する左上の黒スイッチがシビアで、左右の操作で上下に入力してしまうなど誤動作が多発。繊細な操作がしたい場合は、標準コントローラを併用するのが現実的ですな。あと、素手で操作すると握り手部分の素材が落ちて、手の平が黒くなってしまう。

手袋をすれば回避できるけど、面倒なので伸縮性のあるシュシュタイプのハンドルカバーを装着。後付け感はありますが、問題なく素手で操作可能に。ただ、かぶせるだけだと内側に段差ができてしまうので、思いきってカバーをハンドルに縫いつけてみた。裁縫なんて、学生時代以来だよ。支柱のある部分の端を三重縫いで留めて、間の部分をジグザグに縫い留める。10時と2時の親指があたる部分は出っぱっているので、部分的にオリジナルのハンドル面が露出するように。ココを親指でグリグリするのが好きなんだよね。だいぶ苦戦しましたが、素人加工にしてはそれなりに縫いつけられたと思う。

ちなみに、実車用のSサイズハンドルカバーは最低36センチ必要なので、直径32センチのハンコン用ハンドルには装着できませんでした。購入してしまった装着不能なハンドルカバーは、しかたなく愛車の日産ジュークで使用中。

レース用ハンドルと大径丸ハンドルが使えるようになったので、標準ハンドルは必須ではなくなった。ということで、標準ハンドルもひとまわり大きな社外品『SIMPUSH T300 レーシングゲームステアリングホイール 改造ハンドル』に交換。中央の機械部分とワッパ部分を分離し、32センチ径の社外品を装着して完了。

問題なくつかえるし、プレステに特化したボタン配置なのですが、握ったときのズッシリ感が不足してる感じ。10時2時の親指グリグリできる出っぱりもなし。前述のとおり、市販のハンドルカバーも装着できなかったので、結局は伸縮タイプのハンドルカバーを縫いつけたSparco R383をメインで使ってます。

最近はハンコンを使うゲームとして、グランツーリスモ7ではなく、スノーランナーというゲームでがっつり遊んでるのですが、それはまた別記事で。

新東名の新区間『伊勢原大山IC⇔新秦野IC』を走ってみた

完走できて満足です。

2022年4月16日から開通した、新東名の伊勢原大山ICから新秦野ICを、さっそく走ってみました。新東名というと、静岡の区間が120キロ走行を想定してひろびろしてるため、100キロで走ってるのに80キロぐらいじゃないかと錯覚したものです。とはいえ今回の開通区間は新東名でも100キロ想定の区間なので、ふつうに地方の高速道路という感じ。ちょっとおもしろかったのは、トンネルの天井に出口まであと何キロかがプロジェクションマッピングで投影されていたこと。凝っているようだけど、看板をつけたり道に描くよりは安上がりなのかな。はやくのこりの25キロ区間が開通して、新東名を一気に走りたいものです。

新秦野ICが目的地で、とくに現地であそぶ予定もなかったので、さっさと帰ってきました。休憩しようと思ってたら、新区間はまだサービスエリアができておらず、スマートICがあるのみ。帰り道でも休むタイミングをのがし、けっきょく2時間ぶっつづけで走るハメに。おみやげは、地元のスーパーで買った焼き芋でした。微妙な天気の走り染めでしたが、完走できて満足です。

白い日産ジュークをカーボン調のブラックルーフにしてみた

車高たかめのジュークさんにはちょうどいいかと。

欧州で新型が発売されているにもかかわらず、日本では廃版となってしまった日産ジューク。そのルックスに一目惚れして愛用してきましたが、新型がなければのりかえを検討する余地もない。ジュークがわりのキックスは悪い車じゃないとおもうけど、ジュークではないという唯一最大の欠点から対象外。初代ジュークを購入してから、あれこれカスタマイズしてきた。購入直後、2012年のカスタマイズ状態は以下のとおり。初期状態からグリルがシャンパンシルバーに色替え、6cmローダウン、ホイールがスカイラインのモノだったりする。いまみると、なんか白っぽいですな。

で、こちらが2020年現在のジュークさん。最新のカスタマイズとして、カーボン調のブラックルーフにしてみた。塗装するのはこわかったので、原状復帰可能なフィルムラッピング。はがしちゃダメです。白いシャークアンテナも、ちゃんとラッピングしてくれたみたいですね。

さいきんの日産車も、標準でブラックルーフが用意されているようですが、アチラはピラー(窓枠)部分も黒くなってる。本車はルーフ部分のみブラックなので、どちらかというとベンツなど欧州の高級サルーンにみられる配色。屋根が黒いと車高がおさえられてみえるという効果があるので、ギリギリ立体駐車場にはいれない高さのジュークさんにはちょうどいいかと。ガソリン車の存亡があやぶまれる昨今ですが、いまあるクルマを大事に乗りつづけたいと思う所存。

『CarPlay』と『Android Auto』でナビを使い分け

どちらも改善の余地があるから、今後のアップデートに期待しております。

車載カーナビはやめて、車載ユニットを介してスマートフォンをカーナビ化する、iPhoneの『CarPlay』とAndroidの『Android Auto』を搭載した車載ユニットを利用中。みためはカーナビっぽいですが、オーディオとDVDと地デジチューナしかなく、カーナビ機能はスマホまかせという割り切った機種。スマホカーナビの欠点である、GPSが受信できないトンネル内でも、クルマの走行情報を取得して現在位置を推測するという、車載カーナビに準じる性能があるのがウリ。ただ、日本では車載カーナビが優秀なせいかいまいちパッとせず、現在使用中のKENWOOD DPV-7000は生産が完了し、同等の後継機はないみたい。あるのは地デジ受信機能をはぶき、スマホとの連携機能を強化した機種のみか。まぁ、カーナビなしの車載ユニットにしては割高感があったので、いたしかたなし。こんかいは個人的な『CarPlay』と『Android Auto』の使用感についてご紹介。すべての機能を使用した比較ではなく、自分なりの使い分けについてです。

スマホはiPhone 11 ProMAXと、Google Pixel 4を使用し、『CarPlay』と『Android Auto』を両方利用可能。カーナビアプリは有料のカーナビタイムを愛用してます。Yahoo!カーナビなど無料で評判のいいナビアプリもありますが、日本国内でナビアプリとして使用するなら、カーナビタイムがいちばん高性能で信頼できるとおもう。ですが、『Android Auto』ではスマホアプリとしてGoogleマップしか使用できないので、カーナビタイムを車載ユニットでつかおうと思うと、『CarPlay』+カーナビタイム一択になります、ハイ終了。──では記事が終わってしまうのですが、じっさいはメインで『CarPlay』+カーナビタイムを使用し、サブで『Android Auto』+Googleマップを使用するかんじ。現時点では『CarPlay』+カーナビタイムがベターではありますが、どちらにも一長一短がある。

『CarPlay』+カーナビタイムの経路は、はじめての場所に案内させようと思ったら、かなり信用できる。基本はメジャーな道を指示しつつも、渋滞時は一般車が通行可能な迂回路を提案してくれる。インターフェイスも車載カーナビっぽく、日本人にはなじみやすい。問題点としては、カーナビタイムの安定性がいまいちで、ナビ中にとつぜんアプリが落ちたり、現在位置が更新されなくなることがそれなりにある。アプリ再起動で復帰するとはいえ、運転中に操作するわけにもいかず、歯がゆい思いをさせられる場合も。案内の確実性も重要ですが、安定して動作することもカーナビアプリとしては重要なポイント。あと、店舗を目的地とすると、実在しない裏口に案内しようとする場所があるなどナビそのものにも問題点がある。指摘や改善提案をすれば対応してくれる場合もあるので、積極的にフィードバックを送っています。

対する『Android Auto』+Googleマップは、初期状態だと簡素な表示ですが、設定変更で航空写真と渋滞情報を有効にすると、なかなかリッチな画面になる。みやすいかどうかは別として、衛星画像がナビ画面に表示されるというのは、ユニークなポイント。地元を走るぶんには、現在位置と周囲の渋滞情報さえわかれば必要十分なインフォメーションは得られます。Google謹製だけに安定性はバツグンで、Google Pixel 4の『Android Auto』+Googleマップではナビ中にアプリが落ちたことはありません。とはいえ、ミドルレンジのAndroid SIMフリースマホで『Android Auto』+Googleマップをつかった場合はアプリが落ちまくったので、それなりにハイスペックな端末が必要かも。

ただし、『Android Auto』+Googleマップによるナビは問題大アリ……といいますか、『CarPlay』でもGoogleマップは利用可能なのでGoogleマップ固有の問題点なのですが、案内する経路がピーキーすぎる。1分1秒でも早ければ、可能な限り最短のルートを提示するため、知ってる場所の道案内に、いままでいちども使ったことがないような道を走らせようとする。それで通行できればいいですが最悪、普通車が通行できない細道や私道、そこまでひどくなくともクルマではあまり通りたくないような細道が大好きなようです。知ってる道ならトンチンカンなナビは無視すればいいだけですが、はじめての場所へ案内させようとすると、Googleマップの経路ははげしく不安がある。徒歩や電車なら気にならないんだけどね。各所で指摘されまくってることではありますが、徒歩用ナビのオマケ機能ではなく、クルマ用に安心して通れる道だけを優先して案内してくれる、真の『カーナビ』モードを実装してほしいです。

ということで、ナビの信頼度なら『CarPlay』+カーナビタイム、アプリの安定性なら『Android Auto』+Googleマップ。遠乗りするなら『CarPlay』+カーナビタイム、慣れた場所なら気分で『Android Auto』+Googleマップという感じで使い分けてる。カーナビタイムのシステム安定性が向上するか、Googleマップのカーナビとしての信頼性が向上するか、どちらも改善の余地があるから、今後のアップデートに期待しております。

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