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2年に1度の定例行事『iPhone 15 ProMAX』に機種変更

iPhoneとAndroidの代表的な機種を所持し、2年に1度、機種変更するようにしてる。今回は、愛用の『iPhone 13 ProMAX』を『iPhone 15 ProMAX』に機種変更。今回の目玉は、なんといっても充電ポートがライトニングポートから、汎用のUSB-Cポートになったこと。ケーブルの種類をUSB-Cに統一できるのはありがたい……けど、個人的に充電はワイヤレスだし、USBポートには複数規格のUSBケーブルを共用できるマグネット式アダプタを使用しているので、アダプタをライトニング用からUSB-C用に変更するだけですが。とはいえ、ライトニングケーブルが不要になるのはありがたい。

今回のiPhone 15シリーズは、2023年9月15日午後9時に予約開始したのですが、僕が予約したときには発送時期が11月中旬になってた。争奪戦に敗れたワケですが、そんなに急いでないから、まぁいっかと思ってたら、10月中に到着。これもまぁ、そんなモンだろうという感じ。さっそく機種変更ですが、電子マネーをのぞくほぼすべての設定が無線接続のみで移動してしまうので、あまり機器が変わったという印象はない。LINEとか個別に移動が必要なモノを手動で移行させて機種変更終了。

『iPhone 15 ProMAX』になって便利になったと思うのは、カメラのポートレートモードで接近できる距離が近くなったこと。被写体の周囲をボケさせる機能ですが、以前だと食事などの撮影時にもっと離れろと怒られることがおおかったけど、今回は普通に接写できるようになった。コレは便利。あとは、長らくマナーモード切替の物理スイッチだったところに、任意の機能を設定できるボタンがついたこと。こちらはiPhoneで多用するカメラ機能を設定。カメラの機能とシャッター機能が物理ボタンに割り当てられる。ただ、長らく画面タッチで起動と撮影になれちゃったから、いまさら物理ボタンがついても、ついついいつもの画面タッチですませてしまう。まぁ、あって困るモノでもないから、このまま使いますか。

年々お高くなるiPhoneですが、旧機種を下取りすると、それなりの値段で売れる。今回も『iPhone 13 ProMAX』を下取りしてもらい、『iPhone 15 ProMAX』の半値ぐらいは相殺できました。毎年買い替えるほどではないですが、今後も2年に1回は機種変更していきたいですな。

スマートウォッチ『wena3』の革バンドをオーダーメイドした

失敗したけど大満足!

スマートウォッチは便利、でもバッテリーが持たない。下手したら1日も持たない機種もある。超小型のスマートフォンと考えれば、そんなモンかもしれませんが、時計と考えたらありえないレベル。個人的に、最低でも1週間はもってほしい。

そんな不満に応えてくれたのが、ソニーのスマートウォッチ『wena3』。ふつうの時計が数年単位で動き、ふつうのスマートウォッチが数日単位でしか動けないなら、時計部分と分離すればいいじゃない──というコトで、バンド部分にスマートウォッチ機能を別出ししたのが特徴。スマートウォッチ機能がバッテリー切れで停止しても、腕時計の機械部分は別出しなので、現在時刻を知りたいという最低限の機能は担保される仕組み。スマートウォッチを自称してますが、実質的にスマートウォッチ機能がついた替えバンドというコトです。機能は限定的ですが、着信やメッセージの通知、電子マネー、スマートスピーカ機能やタイマーなど、各種ユーティリティもひととおりそろってる。バッテリーのもたない高性能スマートウォッチも使ってみたけど、僕にはコレでじゅうぶんです。当然、バッテリーも1週間おきに充電すれば問題なし。

大変気に入って、毎日装着している『wena3』。不満点もありますが、そのひとつが付属の革バンド。スマートウォッチ部分に付随する替えバンド部分は金属、ラバー、革の3種類。僕は革バンドを選んだのですが、コレが想定以上に安っぽい。『wena3』購入時の記事でも書きましたが、腕時計付属の立派な革ベルトとくらべると、ペラペラ。当初から不満を感じてましたが、独特の形状なため市販のベルトにつけ替えるのは困難。公式の替えベルトも、ペラペラな標準品の、幅と色違いちかない。オシャレな革の替えベルトがほしい……そう思いながら1年ほど使ってましたが、公式も社外品も発売されそうにないので、オーダーメイドで注文してみた。

ネットで検索したところ、EBISU LEATHERという店が『wena3』のオーダーメイド革バンドを製作してくれるとのこと。まずは革のサンプルを取り寄せて、色や風合いを確認してから、仕様を決めて見積金額を決定し、注文するシステム。見積以降のやりとりはLINEでやりました。最初は安めのレザーにしようと思ってたのですが、サンプルをみてたら赤茶のクロコダイルも渋くて良い。毎日つけるモノをケチっても仕方ないので、奮発してクロコダイルを使用した『wena3』のオーダーメイド革バンドを注文。

製作期間は1ヶ月ほど。到着した革バンドは標準品とは雲泥の差で、カッコイイ。サイズもジャストフィット……なのですが、なんか想定した赤茶よりもっぽい。素材の差か、しばらく使えばイメージどおりの色味に変化するのか……と思って確認したら、僕のオーダーが間違ってた。

■仕様について
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▼素材
表革:クロコダイル カラー:
ツヤ 模様:タマフ
裏革:濃いグレー
糸:濃い緑

▼サイズ・仕様
ラグ幅:22mm
尾錠側幅:17.5mm WENA3仕様

長さ:85㎜ (50+30+5←折り返し部

剣先:丸形

サイド:コバ処理

厚み:5mm-1.5mm
フラットタイプ

小穴:剣先35mmから6mm間隔3穴

LINEの履歴をみると、たしかに赤と注文してる。あきらかに僕の注文ミスで、確認漏れ。オーダーメイドは、こういうところが危険ですな。写真でみるとそれほどでもないですが、到着した時の実物はかなり赤味が強くて、女性物っぽい印象だった。ただ、慣れもあるだろうけど1週間ほどすると色味が落ち着いてきて、写真にちかいワインレッドっぽくなりました。今後、日に焼けて色もより濃くなるだろうし、これはコレで気に入りました。失敗したけど大満足!

想定外はあったものの、良い革ベルトに交換できたのですが、さらなる懸念は『wena3』がいつまで使えるかということ。2020年11月発売なので、約2年経過してる。Suica以外の電子マネー機能を管理する「おサイフリンク」というサービスが2023年12月で終了するなんてアナウンスもありますし、販売終了、もしくは新モデルへの移行が近いのかもしれません。とはいえ、最近でも精力的にコラボモデルが発売されてるので、しばらくは大丈夫とも思う。今後『wena4』がでるにしても、『wena3』モデルの後方互換性を保つため、ベルトの仕様は変更しないでいただきたいですな。

【紹介コードつき】iPhoneのサブ回線をUQモバイルからpovo2.0に変えてみた

契約を維持できる範囲で無理せず運用していきます。

スマホはAndroidとiPhoneを併用してる。Androidは通話メインで、iPhoneはそれ以外のゲームやWeb閲覧などマルチメディア系を担当してる。以前はガラケーとスマホの2台持ちだったのが、いつの間にかこうなってた。ただ、最近はスマホでゲームをしなくなったのと、テレワークで外出する機会が減ったため、通信量がだいぶ少なくなっていた。回線としてAndroidはワイモバイル、iPhoneはUQモバイルを契約。UQモバイルはもともとauを契約していたものを、コストダウンのためにMNPで乗り換えました。

プランはくりこしプランMの月15GB、2728円だったのですが使い切れず、くりこしプランSの月3GB、1628円に変更したところ、ちょっとたりない感じ。データ増量オプションで2GB増量できて、計5GBになる。しかも13ヶ月無料となるキャンペーンがあるとのことで、ひとまずコレを申し込めばいいか……と思ったのが12月1日のこと。このキャンペーンは11月30日までで、12月からは同等のキャンペーンが再度はじまりましたが、7ヶ月無料に短縮してた。ガーン。お金が惜しいワケでもないけど、1日ちがいで無料期間が半減してしまったのがショックで、突発的にpovo2.0にMVNOで乗り換えてみた。どちらもau系だけどな!

もともとpovo2.0には興味があった。UQモバイルとおなじau系の格安プランで、UQとのちがいは実店舗をもたず、オンライン専用であることと、月額料金ではなくデータ容量を任意で追加するトッピング方式であること。UQモバイルのくりこしプランSだと、月3GB使用可能で、使い切れなかったぶんは翌月繰り越し。povo2.0だと同等のトッピングはデータ追加3GBで、有効期限は30日。使い切れなくても30日で無効になるわけですが、僕の場合は20~30日で使い切りそうなので、2X日ごとに3Gトッピングする目算。

UQモバイルのくりこしプランSは3GB月額1628円、povo2.0のデータ追加3GBは990円。月5GB使用するとして、1GBあたり6日とすると、3GB消費するのに18日。povo2.0なら18日ごとにデータ追加3GB 990円としてひと月あたり1650円。UQモバイルのデータ増量オプション+2GB 550円をキャンペーンで無料としても、金額は大差ない。トッピングによって、より柔軟に使用パケットを管理できるので、povo2.0への変更を決めた次第。申込時にGoogleストアの購入品についてたキャンペーンコードを使用したので、3GB 990円ぶん無料です。

契約したパケットを使い切った状態──いわゆる「パケ死」、「ギガ死」といった状態になった場合、一般的な通信キャリアでは規定のパケット料を有料で追加することが可能ですが、povo2.0の場合、60GB 90日間とか、24時間データ使い放題とか、用途に応じたトッピングをチョイスできる。出先で急に大量のデータ通信が必要になった、なんてときもコストをおさえることができるワケです。

回線切替はUQモバイルの物理SIMから、povo2.0のeSIMでMNPしたところ、数時間で完了。いちばん引っかかったのは、UQモバイル側でMNPするために必要な予約番号を取得するところ。わかりづらくて、しばらく迷った。あとはスムーズに手続きと実機設定が完了。ワイモバイルでの機種変更で学んだけど、eSIMの回線切替は日中帯しかできないので、夜間に作業をしようとしないコト。

povo2.0をしばらく使用してますが、個人の感想として回線品質はUQモバイルより、多少通信がつっかえる印象。とはいえMVNO回線としては問題ないでしょう。トッピングは専用アプリからですが、無料の3GBを使い切るまで購入の必要なし。トッピングの方法が手動のみというのがちょっと気になる。使用可能なパケットが枯渇したら、自動で指定のトッピングを追加する機能があると、なお良いと思いました。

ただ、こちらの指摘は各所でされており、キャリア側も「わかってて」あえてやらないのかなという気も。自動トッピングができてしまうと、便利すぎてauの本回線や、UQモバイルのユーザを喰いすぎてしまうのを懸念してるのかと。僕も自動トッピングができないのを懸念して、UQモバイルからの移行を躊躇してたしね。

パケット使用量については、Androidスマホのワイモバイル回線を比較的大容量なプランで契約しているため、テザリングはなるべくこちらを使用し、iPhoneのpovo2.0回線はサブ機として必要なぶんだけ使用するようにします。

また、指定の店で指定金額以上をau PAYで購入するとパケット利用権がもらえるギガ活というサービスもあり、ウチの近所だとクリエイト、ローソン、OKストアなどが対象店。ドラッグストアのクリエイトだと、500円以上の買物で300MBを3日間使用できる権利がもらえる。スーパーのOKだと、2000円以上の買物で1GBを7日間使用できる権利なのですが、こちらはau PAYで支払ってしまうとOKの会員価格が適用されない。現在は、Pontaポイント増量キャンペーンでの補填をしてくれてるみたいですが。povo2.0契約後、クリエイトで300メガ×1回、OKストアで1ギガ×2回、ギガ活して権利を得ました。プレゼントコードの利用期限は1月15日までなので、初期分3ギガを消費してから、順次適用します。

ギガ活をやってみて思ったのは、ガッツリやると有料でパケットを購入しなくても、サブ機としては十分なパケットを確保できること。180日以上有償サービスを利用しないと解約になるそうだけど、ケチろうと思えばギリギリまで、ギガ活でいけそう。コストが惜しいわけではなく、無駄ない費用をおさえたいだけなので、契約を維持できる範囲で無理せず運用していきます。

とりあえず、車載用モバイル機器のセットアップで大量にパケットを消費しそうだったので、24時間データ使い放題のトッピング330円を購入しました。こういう使い方ができるのは便利やね。

上記のプロモーションコード「LB4LHHR5」が僕の紹介コードです。povo2.0契約時に入力していただくと、契約者と僕にそれぞれ3ギガずつギガがプレゼントされます。ほかにも特典があるようなので、詳細はリンク先を参照。案件ではないのでぶっちゃけていうと、もらえるギガには利用期限があるので、大量にはいらないです。最大10名ぶん、計30ギガもらえる可能性があるのですが、短期間では使い切れないので、povo2.0の導入をされる方はじっくり検討して、気が向いたら僕の紹介コードを使ってやってくだされ。

かしこいドアベル『Google Nest Doorbell』を導入

Alexaでもだいじょうぶ!

スマートフォンのGoogle Pixel 7を購入したら、Googleストアにて使用できる21000ポイントが付与されました。Google系の製品しか購入できませんが、サテなにを買おうかしらん。はじめは新発売のスマートウォッチであるPixel Watchをねらっていたのですが、製品仕様やレビューなどみるに、丸形のデザインは好きなんだけど自分にはマッチしないと感じた。以前、Wear OS搭載のスマートウォッチを使用していた時期があり、そこころ感じた不満が大幅に改善されているわけではないからです。とくに、通常使用でバッテリーが24時間もたなそうな点は、そろそろどうにかしてほしい。

じゃぁ、ストアポイントでなにを買おうかと考えてGoogleストアをのぞいていたら、ほどよい値段のガジェットがありました! 『Google Nest Doorbell』というドアベル──いわゆるインターホンというヤツですね。来客の通知とやりとりを、スマホやスマートホームデバイスでおこなえるというモノ。バッテリー駆動だから配線も不要。現在、自宅ではホームセンターで買った無線式のドアベルを使用してますが、機能はベルが鳴るだけ。こちらをスマートに更新。懸念点としては、Google製品なので管理にGoogle系のスマートホームデバイスが必要かもしれないことですが、Amazonで検索したらAmazon ALexaのスキルにも対応してるとのこと。Alexaでもだいじょうぶ! Pixel 7でもらったストアポイントと、1000円割引ストアクーポン使用したところ、2000円たらずで購入できました。まんまとGoogleに乗せられてる気もしますが、やったね。

到着した『Google Nest Doorbell』を玄関に設置。扉の左側に設置するので、付属の傾斜をつけるアダプターをかませる。上下や表裏がわかりづらかった。DoorbellとGoogle Homeアプリをひもづけすると、スマホなどからDoorbellの映像を確認できるようになる。Doorbellのボタンが押されたとき以外に、カメラの前に出現した人物を検知して通知することもできる。Amazon Alexaのスキルと連携させることで、Alexaデバイスでチャイムを鳴らしたり、カメラを確認できる。カメラ接続は失敗することが多いがな。

Doorbellはバッテリー式のものを購入したので、定期的に充電が必要。使いはじめはアレコレ試してたため、結構なペースでバッテリーを消費してたのですが、通常運用になったら消費はグッと減った。この調子なら、1ヶ月以上は保ちそうです。

ひと月ほど使用した感想ですが、来客を知るという通知機能としては問題なくつかえる。Amazon Alexaでチャイムが鳴るほかに、スマホにも通知がくるので、スマホの圏内にいれば世界中どこにいても来客がわかる。チャイム機能としては大変便利なのですが、来客を認識してからの対応には、まだ手間取る感じ。

来訪者がチャイムを鳴らした際に、Amazon Alexaやスマホアプリでカメラの映像を確認し、遠隔で受け答えする機能はあるのですが、対応するまで時間がかかりすぎる。自宅にいるなら玄関に直接出向いたほうが早いし、出先で対応するにしても、対応可能にな状態にするまで、相手が待ってくれるか不安になるレベル。アプリ側でウィジェットを用意するなどして、カメラの確認と応答を迅速にできるようにしてほしい。ここらへんは今後の改良に期待。

しばらくつかってみて、やはりGoogleデバイスをAmazonデバイスで運用するのには限界を感じたため、ブラックフライデーセールで割安だった第2世代のGoogle Nest Hubを追加購入。来客時に自室で即、対応できるようにしてみた。セットアップしてみると、Amazonデバイスよりは反応が早いし、動作がモタつくこともない。ただ、ウチは福祉関係での訪問が多いんだけど、慣れてる方ばかりなので、ベルが鳴ってカメラが映った時にはもう、入室ずみで無人の玄関しかみえないことも。機器のレスポンスと使用者のレスポンスを加算すると、こちらが対応するまえに来客がカメラの前にいないことに変わりはない。

あと、ドアベルの履歴映像をみてると、本体下部の白丸ボタンではなく、間違えて上部の黒丸カメラを押す方がけっこういる。慣れの問題かもしれないけど、間違えようのないデザインであるべきでしょうね。

『Google Nest Doorbell』は標準で3時間以内の来客を記録、確認できるのですが、Google Nest Awareという月額630円のプランで人物を認識し、30日間の来客を確認できるようになる。無料のお試し期間でこのサービスを利用してみた。たしかに人物を認識してくれるのは便利なのですが、顔が映らないと認識しようがないという問題がある。扉に入る際は顔が映るわけですが、扉から出ていく際は後ろ姿になるため、意図的にカメラをむかないと顔は認識できない。自分の顔をおぼえさせたものの、退出時は不明の人物としてしか認識されないわけです。だったら標準設定でもいいかな。有料プランはWebカメラなどと併用して複数機器を運用しないと割高感があります。

どこにいても来客がわかるチャイムとしてはすごく便利ですが、確認、対応といったインターホンとしての即応性に難がある。世界中どこにいても来客に対応できてしまうことにメリットを感じるなら、非常に有用なガジェットです。

デカすぎない『Google Pixel 7』に機種変更

ようやく、ギリギリゆるせる大きさになった感じ。

最近はスマホを2年に1回、機種変更するようにしてる。昨年は更新年だったので、Google Pixel 6とiPhone 13 Pro MAXの2台もちとした。AndroidとiPhoneの最新機種をためしたいからね。どちらもじゅうぶんな性能ですが、Androidは通話用、iPhoneはカメラ撮影やゲーム、Web閲覧などホビー用として使いわけてる。この2機種に機種変更して、ひとつ後悔したことがありまして、それは両機のサイズがあまりかわらず、ときどき、どちらの機種をつかってるかわからなくなること。通話用のPixel 6が、まさかホビー用のiPhone 13 Pro MAXと大差ない重量級とは。最近こそ、まちがうことはなくなりましたが、胸ポケットが定位置の通話用端末が、Pro MAX級の大型機なのはずっと違和感があった。

それともうひとつ、母親のAndroidスマホを機種変更したいというニーズがあった。今夏発売のPixel 6aが値段もサイズもほどよいのですが、ワイヤレス充電に対応してないのがネック。母親のスマホはUSB端子の接続が甘くなってしまい、外部接続の機器でムリヤリワイヤレス充電化してたのだ。次の機種は、ぜひとも標準でワイヤレス充電対応にしたい。ただ、そうなるとミドルハイ以上の機種となってしまうため、コストがかかってしまう。

けっきょくどうしたかというと、現在使用しているPixel 6を母親にゆずり、僕は最新の『Google Pixel 7』に機種変更するというもの。母親にリサーチして、Pixel 6のサイズ感で問題ないという言質はとってある。スマホが重くなるデメリットより、画面がデカくなるメリットがまさるみたい。Pixel 7は6よりもわずかにサイズがちいさく、かるくなるとのこと。胸ポケの重量物から解放をめざします。Pixel 7とPixel 7 ProとPixel Watchの発表直後、さっそくGoogleストアで7を注文。割引クーポンのたぐいはないことを確認してから注文したのだですが、注文した日の午後に10%割引クーポンがコードとどいてた。そういうのは、予約開始前に送っておくべきでは……と思いつつも、キャンセルして再購入するのもめんどうなので放っておいたら、クーポン未適用でも後日、10%返金しますとのメールがきてた。左様っスか。

で、発売日にはPixel 7が到着。本体よりもオマケのポテチのほうが、存在感がありました。保護フィルムを貼るまえなので、指がよごれないよう箸でポテチをポリポリ。さっそくセットアップをはじめる。本体同士をUSBケーブル接続することでデータが移行できますが、ほぼ設定を引き継げるiPhoneにくらべると、Androidはまだまだ手動での設定作業がおおい感じ。以前より、だいぶマシにはなってるんだけどね。回線はワイモバイルのeSIMで、回線切替はWeb上で実施可能。ただし、対応可能時間が午前9時~午後9時なので、夜間は切替不可なので注意。1日がかりで設定移行を完了させ、引き続き初期化したPixel 6へ母親のAndroidスマホから機種変更。さいきんはゲームもあまりしないようなので、サクッと機種変更完了。

最新のPixel 7ですが、サイズ感がよいですな。小型のスマホではないですが、手にもつとあきらかにiPhone 13 Pro MAXよりはちいさく軽い。両手に持って、どちらがどちらかわからない、ということはなさそうです。ぶっちゃけ、Pixel 7は軽くもちいさくもないのですがようやく、ギリギリゆるせる大きさになった感じ。こういうのでいいんだよ。

新機能は画面内指紋認証のほかに、顔認証が追加。マスク着用時不可の簡易版とはいえ、ロック解錠方法がふえるのは好ましい。地味に便利なのは、「設定>セキュリティ>顔認証と指紋認証によるロック解除>顔認証>ロック画面をスキップ」のオプション。顔認証後、最後に表示していた画面に直接移動してくれるので、ロック状態からの復帰がひと手間はぶける。

そのほかの機能もおいおいためしますが、あとはPixel 6のアップグレード版という感じかな。キャッシュバックぶんで、Pixel Watchを買うのもアリですな。

格安スマホでワイヤレス充電『Nillkin スマホ対応ワイヤレスレシーバーシート』

そこからQi規格のワイヤレス充電ができちまうんだ。

USB Type-Cの端子って、意外と耐久力がない気がする。2年つかったGoogle Pixel 4も、末期だとけっこう端子がゆるくなって、充電したはずなのに充電できてないということがあった。Google Pixel 6に機種変更した現在は、USB Type-C端子を摩耗させないため、『Google Pixel Stand』を購入してつかってる。ワイヤレス充電器としては高級品ですが、Pixel 6購入時にもらったポイントを使用してるから、実質無料。ワイヤレス充電より、有線による高速充電のほうが高速ではあるけど、寝ているあいだに充電するぐらいなら問題なし。

そんな感じで、あるていどハイエンド機なら、USB端子がへたっても、ワイヤレス充電で対応する方法がありますが、ミドル以下のいわゆる「格安スマホ」は、ワイヤレス充電に対応していないものが大半。現在、母親がつかってるAndroidスマホもそんな感じで、機種変更して半年ほどなのにUSB Type-Cの端子があやしく、充電がおぼつかない。それならワイヤレス充電に対応したスマホに機種変更させようかと思ったけど、そういう機種はミドルハイ以上の高級機になってしまう。iPhone 13とか、Pixel 5とかを検討してみたけど、8万以上するんだよね。

どうしてもダメなら機種変更もいたしかたなしですが、とりあえず現行の格安スマホでワイヤレス充電を実現する方法はないか。それで購入したのが『Nillkin スマホ対応ワイヤレスレシーバーシート』という製品。黒いシートで充電用のUSB Type-C端子に挿して、背面にはりつけると、そこからQi規格のワイヤレス充電ができちまうんだ。つかってなかったワイヤレス充電器を提供し、お手軽にワイヤレス充電環境がととのいました。欠点としては、端子がふさがってしまう関係上、装置を取り外さないかぎりワイヤレス充電しかできないこと。ただ、充電自体は問題なくできてるようなので、今後はワイヤレス充電しかしない、と決めれば問題ないかと。

最初はスマホケースの外側に貼ってみましたが、内側でも問題なさそうなので、スマホ本体に装着して上からカバーをかけてみた。充電機能は問題なさそう。安い製品なので、ダメ元で買ってみたけど、悪くないのでしばらく様子をみます。

デカいけど使いやすい『Google Pixel 6』へ機種変更

まさか、『iPhone 13 Pro MAX』とかぶるとは。

通話用のスマホを『Google Pixel 4』から、最新の『Google Pixel 6』へ機種変更。2年周期で通話用とゲーム用のスマホを更新してるのですが、ゲーム用スマホとして『iPhone 11 Pro MAX』から『iPhone 13 Pro MAX』には機種変更ずみ。ちょっと重くなりましたが、快適なiPhoneライフを送ってる。

いっぽうで通話用の『Google Pixel 6』は、先々代のPixel 4くらべて2割増しぐらいで巨大化。Google謹製のスマホであるPixelシリーズには無印と高級版のProがあり、Pixel 4のころは無印が普通サイズ、Proが大型という感じだった。この頃の印象で、Pixel 6も無印はたしょうは大型化しても普通サイズだべと思いこんでた。そんな時代もありました。

で、Googleストアからとどいた『Google Pixel 6』なんですが、写真右のPixel 4がコンパクト機にみえるぐらいデカい。『iPhone 13 Pro MAX』よりわずかにちいさい、レベルのデカさ。どうなってるんだよ、Google。あまりにもデカくなってしまったため、『iPhone 13 Pro MAX』と『Google Pixel 6』を併用していると、ときどきどちらを操作しているのかわからなくなるように。もちろん細部はちがうのですが、サイズ感が同等なため、iPhoneをつかってるつもりでPixel、PixelをつかってるつもりでiPhoneという、ワケのわからない状態に。まさか、『iPhone 13 Pro MAX』とかぶるとは。

裏面のデザインはまったくちがいますが、写真右の『iPhone 13 Pro MAX』とサイズ感はほぼいっしょ。ただまぁ、『iPhone 13 Pro MAX』と間違えるということは、それだけ画面がおおきくて使いやすいということでもある。最近は、ちいさい文字が読みづらいお年頃なので、Pixel 4も若干つかいづらかった。Pixel 6は見やすさとしてはほどよい大きさで、重さも『iPhone 13 Pro MAX』のようなズシッとくるヘビーさはないので、ギリ大丈夫という感じ。

ウリであるはずの画面内指紋認証は、反応も速度もイマイチ。けど、SmartLockという機能でペアリングしたBluetooth端末がちかくにあると、認証をスキップできるので、めったにつかわなくなった。指紋は、たまに銀行アプリのログイン認証につかうぐらい。Androidは定期的にパスコード認証を要求してくるので、指紋認証よりパスコード認証をしてるほうが多いです。

カメラ機能はあまり期待してなかったけど、夜景がキレイに撮れるのはいいですな。上記の撮影例だと実景はかなり暗いのですが、夜景モードならかなり明るく写ります。カメラは『iPhone 13 Pro MAX』で満足してるけど、サブのカメラとしてはじゅうぶんな性能です。

『iPhone 13 Pro MAX』も『Google Pixel 6』も、どちらも5Gの通信規格に対応してるので、通信契約も5G対応にしてみた。とくにPixel 6はeSIMという物理SIMカードのない契約に初挑戦。とくに問題なく使えてますが、気軽にSIMの差し替えができないのは、いいような悪いような。肝心の5G通信ですが、いまのところ東京都内移動してるとたまに表示が5Gになるなぁ、ぐらい。5G接続してるなら、ちょっと通信速度を測定してみようか……と思ったときには4Gに戻ってることばかり。都内でもこんな感じなので、いまだに5Gを「認識」はできても「実感」できておりません。

総評として『Google Pixel 6』は、デカいけど使いやすい、でも、もうちょっとちいさくてもいいのよ……という、図体のでかい良端末という感じですな。ともかくこれから2年間、ヨロシク。

『Qrio Lock』で、後づけオートロック

個人的には「使える」ガジェットだと思う。
扉のカギを後づけで制御できる『Qrio Lock』を購入。扉のサムターン錠にかぶせ、モーターの回転運動によりリモートで開閉できるガジェット。この手の製品はまえから知ってましたが、今回購入を決断したのは、腕時計にスマートウォッチ機能をあとづけできる『wena 3』を利用しているから。『wena 3』アプリメニューに『Qrio Lock』の項目があり、手元でカギの操作ができるっぽい。
購入したのは『Qrio Lock』本体と、インターネット経由での操作を可能にする『Qrio Hub』。『Qrio Hub』は不要かとも思いましたが、出先からでもカギの操作ができたり、音声アシスタントのAmazon Alexaからも操作できるとのことであわせ買い。こういう時は、ケチってはいけません。『Qrio Lock』本体にはサムターンの高さに応じて2種類のアタッチメントが付属しており、さまざまな扉に対応できる。事前に確認したところ、ウチの扉はアタッチメント不要、標準状態で大丈夫っぽい。「大丈夫っぽい」だけで、結果としては「大丈夫」ではなかったのですが。
接地面を脱脂して、両面テープで『Qrio Lock』を設置。高さはピッタリだと思ってたのですが、実際は数ミリほどサムターンが高い。結果、『Qrio Lock』が斜めになり、接着面が端だけになってしまいました。いちおう、設置はできたのでしばらく使用していたら、本体がはがれ、グラグラに。たりない高さはほんの数ミリなので、付属のアタッチメントをつけると今度は『Qrio Lock』側が高くなりすぎる。解決策としては、必要な高さのアタッチメントを自作するか、扉の接着面を上げ底するか。3Dプリンタでもあれば、アタッチメントを自作してもよさそうだけど、機材がないし、プラ板などを加工するのも面倒。容易に現状回復できる解決方法として、扉に1ミリ厚の金属プレートを両面テープで接着して高さを調整してみた。ベストな対応とはいえませんが、いまのところ接着面はガッチリ固定されているので大丈夫そう。できれば『Qrio Lock』側で高さの微調整ができる方法を用意してほしいところです。
設置が完了した『Qrio Lock』ですが、できることは扉のカギをアプリからの指示で開閉、閉じたときに一定時間が経過すると自動でロック、帰宅時に自動でアンロックするなど。カギの施錠はオート、開錠を『wena 3』かスマホアプリで操作してる。いままでは、外出時以外はロックしない運用だったのですが、『Qrio Lock』導入後は常にロックするようになり、セキュリティが向上。テレワークにも使う部屋の扉なので、よりセキュアになるのは好ましいことでしょう。帰宅時の自動アンロックは使用頻度がひくい割にアプリの負荷が高いので使用せず。難点は、開錠操作に失敗する確率が高いこと。感覚的に、5回に1回は失敗する感じ。何度か操作すれば反応するのですが、ちょっと失敗しすぎかな。
万人にオススメできる商品ではありませんが、個人的には「使える」ガジェットだと思う。カギを交換することなく手軽にオートロックができるのはやっぱり便利。最悪、『Qrio Lock』が壊れても、物理キーで開錠すればいいだけなので、締め出される心配はない。要望としては、アプリをインストールしたスマホや『wena 3』が近づいだら自動でアンロックする機能を追加してほしい。現状のハンズフリーアンロック機能だと、位置情報で一定距離離れてからでないと自動アンロックしてくれませんが、スマホや『wena 3』をかざしたら自動アンロックみたいなモードがあると、より便利だと思います。

『wena3』とソーラ電波腕時計で、スマートウォッチをリプレイス

トータルではかなり満足してる。

1年ほど、Android系のWear OSを搭載したスマートウォッチを利用していた。みためこそ腕時計ライクですが、その実体は時計型のスマートデバイスであり、ちいさなスマホをもう一台運用するようなモノ。通知を受けたり、通話をしたり、地図で道案内を表示したりとさまざまな機能がありますが、機能をフルに活用するとバッテリーが1日もたない場合も。ボタンを押したときだけ時計を表示する、GPSをオフにするなど、利便性を捨てることで、1日以上安定してつかえるようになったけど、毎朝充電するのは必須。習慣化してしまえば苦痛ではないものの、腕時計を毎日充電するというのは、時計の常識からすると異常事態というか、昭和初期のネジ巻き式振り子時計の水準にもどっているような印象。スマートデバイス全体にいえることですが、毎日あるていど機能を駆使しても1週間ていどは安心して利用できるようにしてほしいです。

ただ、毎日充電が必要というデメリットがあるとはいえ、スマートウォッチを毎日装着していたのも事実。電話やSNSの着信が手元で確認できるのはやっぱり便利なのです。通知が受けられ、1週間以上は充電不要でかつ、つねに時計表示がされるという利便性と可用性をかねそなえたスマートウォッチはないものか。Apple Watchも電池のもちはWear OSと大差ないようなので却下。物理的な時計の針をもちつつ、各種通知に対応したハイブリッドスマートウォッチなら、1週間以上使用可能だけど、表示される情報が限定される。それに、やっぱり時計は年単位で正確な時間を表示していてほしい。

ということで、時計部分は通常の腕時計で、通知機能はソニーの『wena3』という時計のバンドを置きかえる方式のスマートデバイスを合体させてみた。時計部分は手持ちのモノを流用してもよかったけど、せっかくなので新品を購入。シチズンの「プロマスター CB0177-31E」という商品で、レトロ調の外観ながら、ソーラー電波モデルなので普段使いしていれば電池交換と時刻合わせが不要で、壊れなければ長期間、継続使用が可能。付属の革バンドは、なかなかカッコイイ。

肝心の『wena3』は革バンドモデルの『wena 3 leather』を購入し、プロマスターの標準バンドと交換。時計部分が手の甲側にあるので、『wena3』本体は手の平側になる。

『wena3』は表示部分こそちいさいものの、なかなかに高性能。通知機能のほかにAmazon Alexaというクラウドベースの音声サービスを操作したり、Suica、楽天Edyなどの電子マネーも利用可能。とくに家ではAlexa内蔵のスマートスピーカーでホームオートメーション化をすすめているので、ボタン長押しのみでAlexaを起動できるのは便利。Wear OSのスマートウォッチだと、Google系の音声サービスしか操作できないし、電子マネーも限定的にしか使用できないため、『wena3』がまさっている。電子マネーはオートチャージに非対応であるほか、Suica以外の電子マネーは初期設定のみiPhoneを使用する必要があるなどクセがある。現状はつかいなれたSuicaと楽天Edyを設定してるけど、IDやQuick Payなどカード引き落とし方式の電子マネーのほうが実用的かもしれません。

情報量や機能性だけなら、フルスペックなスマートウォッチのほうが上ですが、自分に必要な機能を網羅しているという意味では『wena3』でじゅうぶん。特定の機能をボタンのダブルクリック操作に割り当てられるので、Wear OSのスマートウォッチでもよくつかってたストップウォッチ機能を設定。いちばん肝心なバッテリーの持ちですが、1週間使用しても30パーセントは残ってたので、僕のつかいかたなら週1回の充電で問題なさそう。現在、使用開始から約10日が経過しており、あえて充電はしてないのですが、バッテリー残量は14パーセント。仮にバッテリー残量がゼロになっても電子マネー機能はつかえるそうなので、実用性は問題ないでしょう。

気になる点としては、『wena 3 leather』付属の革バンドが意外と安っぽいことと、太陽光のもとでは表示がみづらいこと、あとは取得したヘルスケアデータを現状ではGoogle FitやApple HealthKitと同期できないこと、ぐらいかな。バンドの安っぽさは数日でなじんだし、表示の見づらさは手で覆えばみえないこともない。ヘルスケアデータの同期は、今後のアップデートで対応するとのこと。時計プラス『wena3』で計10万以上という私的には最高額の「腕時計」ですが、トータルではかなり満足してる。やっぱり、時刻の確認が容易でかつ、毎日の充電作業から開放されたのはおおきいです。とはいえ、スマートデバイスは数年もつかえば機能的にもバッテリー的にも寿命がくるので、時計部分はそのままに、バンド部分の『wena3』は新型に交換することになるでしょう。

ソーラー電波腕時計プラス『wena3』というのは現状ではベターなスマートウォッチだと思う。ただ、Apple WatchやWear OSといったフルスペックのスマートウォッチも、機能性を向上させしつつ「時計」として常用できるよう進化することにも期待しておりますよ。