私有霊田
個人でも情報保護対策が求められつつある昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先日、ある企業向けの情報保護対策ビデオをみたのですが、そこで登場する中間管理職の方、お客様の大事な情報を落としてしまったことが元で職を失い、再就職もままならず、無用になった履歴書を公園で破り捨てて立ち去るというシーンがありました。履歴書を破り去るシーンが物語の冒頭で、たまたまそれをひろった元部下が、それをもって上司の家におとずれ、やがてそこへいたる情報漏洩の過程があきらかになるという筋立てです。情報漏洩の恐ろしさを際だたせる演出として、履歴書を破り去って公園に捨てるというシーンを入れたのだと思うけれど、自分のものとはいえ、これもバッチリと個人情報漏洩ですよね。職を失ってもなお、情報漏洩のリスクを理解していないとは、まったく救いようがありません。そういうときは、しょんぼりしながら帰宅して、パーソナルシュレッダーでゴリゴリと履歴書を断裁してから、また新しい職を探しましょう。
ということで、身近なところから情報漏洩対策。
電動式のパーソナルシュレッダー『ナカバヤシ 電動パーソナルシュレッダー NSE-201』を購入。以前、手回し式のシュレッダーを買ったのですが、買ったとたんにブッ壊れたので交換してもらい、こんどは大事に使っていたものの、これもまた本日お亡くなりになりました。手回し式って、疲れるうえに、力をこめすぎると中の部品が簡単にイカレます。
クレジットカードやケータイ電話の使用明細書、はがきや手紙など、あるていど量があると、手回し式では体力的にも機械的にも限界。ということで買った本製品、電動式では低価格ということもあり、音はけっこううるさいものの、パワーは十分。数枚重ねてもゴリゴリと断裁してくれる(最大5枚まで)。ただし、連続稼働時間は2分とのことで、しばらく使っていると安全機構が作動して、機械が冷えるまで20~30分間、動作が停止します。最初、こわれたのかと思ったけど、これが規定の動作らしい。
ビジネスユースのもののように、動かしっぱなしでも大丈夫というわけにはいきませんが、パーソナルユースならそう頻繁に使うわけでもない。今回はたまたま書類が多かっただけで、普段からこまめに断裁するクセをつけておけば、動作限界をこえることはそうそうないと思います。それに安全機構がはたらくということは、機器が火を噴く心配もないしね。ただ、安全装置がはたらいているあいだは、赤ランプが点灯して知らせてくれる、ぐらいの配慮は欲しかったかな。
ということで、どうせシュレッダーを買うなら個人でも電動式がいいネという話。