「映画・テレビ」カテゴリーアーカイブ

連続テレビ小説『てっぱん』第1話を鑑賞

メイドお好み焼き屋の話じゃないの?

ゲゲゲの女房』に引き続き、朝の連続テレビ小説『てっぱん』を観る。プレステ3+トルネの録画テストを兼ねて、録画して観た。瀬戸内海に面した尾道を舞台に、鉄工所の家に生まれた少女が、トランペットを吹きながらお好み焼き王になる物語、なのか?

序盤でいきなり、瀬戸内海へのダイブ×2回を披露するなど、アグレッシブな主人公。元気が空回り気味の主人公が、自分なりの道を見つけてサクセスという、連続テレビ小説のフォーマットに忠実な感じ。『ゲゲゲの女房』は、サクセスする夫をサポートする主人公というのが変化球気味だったけど、こちらはどうなりますやら。もうちょっと、観てみることにします。

ありがとうって伝えたい、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』最終回

はじめて最初から最後まで観たよ。

朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が最終回。隻腕の妖怪マンガ家、水木しげる先生の元に嫁いだ、ノッポの奥様奮戦記。正直、こんなに話題作になるとは思わず、第1話から観てました。貸本マンガ時代の苦労から、売れっ子マンガ家になった苦労と、苦労のネタは尽きませんが、それでも前向きに過ごす一家を堪能させてもらいました。終盤は、苦労ネタがなくなってきて身内の死が何回か描かれましたが、それすらも惜しみ、悲しんでくれる人が周囲にたくさんいるという、不幸ながらも暖かみのあるもの。色々あるけど、この世界はこれからも続いていくのだと感じさせる、前向きな最終回でした。

ドラマだけでなく、原案エッセイや水木先生のマンガやエッセイも同時に読んでいたので、なおのこと作品世界を深く理解できた。実体験以外の戦記マンガも面白かったです。

あと、この世界の水木夫妻は、白髪以外は老化しないんだね! そりゃ、妖怪と出会ってもビビらないはずだ。

デジタルWOWOWを複数の機器で観る方法

ひょっとしてコレ、常識だったのか?

テレビがデジタル放送になって、おおむね便利。画像は綺麗だし、字幕もつくし。ただ、アナログ放送にくらべて圧倒的に使い勝手が悪くなったのは、有料放送のWOWOW。アナログ時代は、1契約でテレビもビデオも視聴、録画できたのだが、デジタルWOWOWになってからは、1契約で1台しか視聴できなくなった。つまり、テレビで契約したらテレビだけ、ビデオで契約したらビデオでしか観ることができないのだ。録画で観ることが多いので、仕方なくビデオで契約してるけど、テレビで気軽に見られないため、めっきり利用しなくなっていた。

が、1契約でテレビでもビデオでも視聴する方法が、あるにはあるのだ。それはズバリ、B-CASカードの差し替え。デジタルWOWOWの契約は、正確に言うと機器ではなくて、機器に挿したB-CASカードに紐づいている。つまり、ビデオで契約した場合、ビデオのB-CASカードを抜いてテレビのB-CASカードと差し替えれば、契約をテレビに移すことができる。普段はテレビに契約つきB-CASカードを挿してWOWOWを視聴し、録画したい時だけビデオに挿し替えればOKという寸法。ちょっと面倒だけど、ビデオ経由で観るよりはマシなテクニックです。

最初から、1契約でテレビ1台、ビデオ1台を視聴させてくれればいいだけの話なんだけどね。

アニメ映画『カラフル』すぎて損はない

カラフルでOK!

アニメ映画『カラフル』を劇場で鑑賞。罪を犯して死んだ主人公が、「修行」と称して現世に復活し、自殺した中学生の少年に宿って新たな生活を送る。生前の少年は、周囲にさまざまな悩みを抱えており、成り代わった主人公も同様の問題に立ちむかう。美麗な情景に魅了されつつも、不倫、援助交際とったディープな問題を、コミカルかつさわやかに描く。主人公は何者なのか、罪とは何なのかがキーになってくるのですが、そこは観てのお楽しみ。

ちょっぴり、生きることが素敵に思えてくる、人間賛歌の物語です。

地デジの字幕放送が便利だけど……気になる点

便利なんだから、見栄えも考えようよ。

僕の父は年のせいか耳が悪い。昭和を生き抜いた古強者も、いまやテレビ大好き、クーラー必須の現代っ子。自宅でテレビが楽しめないのは、ちょいと酷です。もちろん補聴器も使っていますが、音楽とセリフが重なると、音楽が勝って意味が理解できないのだとか。──なら、地デジの字幕放送を使えばいいじゃないと、アドバイス。そう言っておきながら、自分では使ったことがなかったのですが、字幕ボタンを押すと、あら便利。セリフを文字にしてくれるのはもちろん、誰のセリフかもフォローが入る。音楽が鳴っている時は音符記号で教えてくれる。無音でも意味が通じるように考えられているので、耳の遠い父にはちょうどいいようです。

ただ、字幕が邪魔で画面が見づらいのは我慢するとしても、表示される字幕の文字がいただけない。高画質のモニターなのに、ガリガリでやる気のないフォント(書体)なのはもったいない。モリサワの新丸ゴ(丸ゴシック体)とか、可読性が高くて見栄えのいいフォントを設定できれば、もうちょっと見栄えが良くなると思う。せっかく手間をかけて字幕をつけてるんだから、デザイン性にも気を配るべきでしょう。

映画『借りぐらしのアリエッティ』:借りは返せ、意地でも返せ!

ジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』を鑑賞。ネタバレ(?)注意。

「借りぐらし」──それは、人類と密かに共存する小型人類、小人たちに伝わる風習。小人たちは、宿主となる家から、さまざまな物資を拝借して生活しているが、貨幣という価値観を持たない彼らは、その対価として宿主の家を守護する。その守護範囲は、害虫の駆除や、清掃といった雑務にとどまらず、時には泥棒を撃退したり、経済的な困窮からも救うことで借りを返す。「借り暮らし」とはある意味、金銭的な対価を支払うよりも困難かつ高潔な生活様式なのだ。一部の人類は、小人たちの存在を認識しているが、「借りぐらし」のメリットを優先して互いに干渉しないことが不文律となっている。

ヒロインの小人、アリエッティは人間の少年、翔(しょう)に姿を見られたことがきっかけで、交流するようになる。心臓の弱い翔は手術を控えており、その手術を確実に成功させることがアリエッティとその両親である、小人たちの「借りぐらし」の代償となるはずだった。しかし、ふたりが知り合ったことで人間と小人の相互不可侵関係が破れ、小人たち一家は借りを返す前に翔の家を引き払うこととなってしまう。翔を見捨てる形になってしまったアリエッティは苦悩する。手術の成功率は1割にも満たないのだ。その上、借りを残したまま家を引き払う準備をはじめたことを察した家政婦が激怒し、ネズミ駆除業者を呼ぶなど状況は悪化の一途をたどる。果たして翔の手術は成功するのか? アリエッティたちは安住の地を見つけられるのか? 物語はせつないクライマックスへと向かって行く……。

──という話だったらマシになるのでは、と思いつつ泥棒小人たちのサバイバル生活と逃避行を鑑賞。アリエッティのキュートさは、必見。

映画『告白』で、酷薄な復讐劇

こいつはヒドイ、もう1回!

映画『告白』を劇場で鑑賞。中学校の女教師の娘さんがプールで水死。事故かと思われたが、犯人は女教師が担当するクラスの生徒で……という所からスタートする。法も倫理も超越した復讐劇に圧倒されます。事前に原作の小説も読んだけど、映画版はスタイリッシュな映像と無駄のない取捨選択でダークに魅せる、高度に洗練された露悪趣味のエンターテイメントに仕上がってます。そのうち、ハリウッドでリメイクされるんじゃないかな?

気になったのは、重要な役割をする少年Aの描写。科学に強い優等生というわりに、仮説を立て、検証し、客観的な事実として証明するという科学的な思考ができてない。倫理観もなく、感情にふりまわされる中学生とはいえ、こいつホントに科学の基礎を理解しているのかよ? と思ってしまった。知能が高いはずなのに、肝心なことになると、理屈倒れというより単純に考えが足りていないように見えるんだよね。映画版ではいくらか配慮されていたけど、やはりこの点だけは気になりました。

だからこそ成立する物語ではあるのですが。

東静岡駅前で建造中のガンダムを見た

足並みすらそろってないけどな!

静岡に出かける機会があったので、用事をすませてから向かうのは、東静岡駅前。昨年、お台場に展示されていた実物大ガンダムが、移設中なのです。移設場所は北口側。最初、南口側へ行ってしまい、見つからずに駅前をウロウロしてしまいました。

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まだ、両脚を並べている最中ですが、それでも僕以外に見物にきている人がいました。今回のバージョンは右手にビームサーベルを装備しているそうです。また静岡に来る機会があったら、再訪しようと思います。

『地球防衛軍』嫁探しの侵略宇宙人

宇宙でも嫁不足は深刻です。

東宝特撮映画 DVDコレクションVol.10で、1956年の映画『地球防衛軍』を観た。ネタバレ注意。かつて火星と木星の間に存在した遊星「ミステロイド」の生き残り、ミステリアンが富士山麓を占拠。半径3キロの土地と、地球人女性との結婚を要求してきた! 圧倒的な科学力を持つ割には謙虚な要求ですが、地球側は断固拒否。人類は地球防衛軍を結成し、ミステリアンと全面対決する。

いつの間にか地球防衛軍が結成されているあたりが駆け足気味ながら、宇宙人を単なる侵略者ではなく、移住を希望する異民族と描いている所が面白い。うまく交渉すれば、土地や嫁の提供と引き換えに、技術供与を要求することもできたのでは。腕力一辺倒の地球人は、野蛮だなあ。

メカ描写では、巨大飛行艇のα号、β号や、自走式熱線反射器のマーカライト・ファープといった、オーバーテクノロジー気味の決戦兵器が登場。開発経緯をすっとばしているので、唐突感は否めないものの、デザインはカッコイイです。

地球人と宇宙人の異文化交流、技術交流といった部分が物足りなく感じたものの、迫力の特撮バトルを堪能しました。ちなみに、日本公開時の同時上映は『サザエさんの青春』、アメリカ公開時のタイトルは『The Mysterians』だそうです。