【動画】アナログなロックマン『Megaman 9 – Rockin in paper』

アナログなクマ。

ロックマンはリアルタイムやったゲームではないけれど、中古で買ってプレイした覚えが。当時、秋葉原ではむきだしのカセットがズラリと並んだ商店がいっぱいあったので、ずいぶんソフト漁りをしたものです。

この動画は、アナログな表現を駆使して、『ロックマン9』を再現した物。アイデアとセンスが素晴らしいですな。

デストロイな初代『ゴジラ』を観た

次のカタカナを漢字に直せ→ゴジラ(5点)。

東宝特撮映画 DVDコレクションVol.1で、1954年の映画『ゴジラ』を観た。ネタバレ注意。大戸島の伝承にある怪獣「呉爾羅」が、核実験の余波で復活し、東京を襲撃したからさあ大変。「生物学的に貴重でも、害獣である以上は駆除しなければならない」や、「ゴジラを倒しうる新兵器が、あらたな戦争の火種になるのではないか」、などのジレンマがちゃんと描かれている。被爆体験をふくめた戦争再来の恐怖が具象化した存在こそが、ゴジラなのです。

シリーズ物の第1作は、あれこれ試行錯誤がうかがえて面白い。水戸黄門だって、初期シリーズは印籠をだすタイミングや所作が確定しておらず、安心して観られないところが素敵。ゴジラも、第1作は定期的に日本を襲撃する巨大生物というフォーマットが存在しないところから生み出されているので、ゴジラの暴れっぷりも、人々の逃げ惑いっぷりも、新鮮さがある。登場する乗用車やバス、ヘリコプターといった実在のメカが、古くさいを通りこしてビンテージの域に達しているのも見物です。

モノクロ映画時代の作品なので、特撮はチープだし、迎撃作戦にもツッコミ所はあるのですが、登場人物たちの想いがコンパクトながらも書き分けられていて、大人の鑑賞に耐えるドラマになっています。

鎌倉鶴岡八幡宮へ遅延初詣

ぐーたらお正月セットの実用化が待たれます。

正月の空気も霧散し、世が通常モードへ移行した昨今。ようやく地元、鎌倉の鶴岡八幡宮へ初詣にでかける。松の内の殺人的ラッシュにもまれる根性はございません。

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夕方、訪れた八幡宮は、人出はあるものの参詣に窮するということもなく。

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おみくじを引いたら、「大吉」。年初から幸先いいんでしょうな。

参詣をすませ、休憩所で甘酒でも飲もうかね、と入口をくぐったら、営業終了ですよと追っ払われた。さすが大吉パワー! 仕方なく八幡宮を後にし、小町通りのソーセージ屋で売っていた甘酒を飲んで帰りました。

よい一年でありますように。

まんじゅう怖くない『萬珍樓の肉饅』

コンビニの肉まんは、ほとんど食べないなあ。

昼に、横浜中華街で新年会。たらふく中華料理を食べて、帰りにみやげを買う。『萬珍樓の肉饅』、1個450円。温めれば、ホカホカの肉まんのできあがり。

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子供のころ、肉まんというと不二家で売ってる小ぶりで具の味が濃い奴が標準で、中華街のデカイ奴はむしろイレギュラーだった。かつては違和感のあった中華街の肉まんも、今は美味しくいただけますよ。

ラーメン『ガキ大将』で、黒味噌らーめん

限定20食のイカス味わい。

夕食は、鎌倉の外れにある、ラーメン『ガキ大将』へ。僕は知らなかったけど、地元ではけっこう有名らしい。注文したのは、黒味噌らーめん(800円)。黒味噌が映える黒い表面の下に、焦がしバターの香ばしいスープが眠っている。黒味噌とスープのコントラストが、独特の味わいを与えてくれます。

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これは美味なり。

Webゲーム『宇宙ワンダー』で宇宙へ駆け上がれ!

あなたには、文字化けの抵抗力があります。

文部科学省提供のWebゲーム『宇宙ワンダー』をプレイ。種子島宇宙センターから打ち上げられる人工衛星に搭載される人工知能サテラと一緒に、ロケット打ち上げミッションに挑戦する。ミニゲームをプレイしながら、楽しくロケットの仕組みを学べます。子供向けのゲームなので、クリアするだけなら簡単ですが、すべてをSランクにしようとすると、けっこう難しい。大人プレイは、最高評価を目指して下さい。

冷たいドリル『海底軍艦』を観た

地に潜り、空も飛ぶよ!

東宝特撮映画 DVDコレクションVol.4で、1963年の映画『海底軍艦』を観た。ネタバレ注意。地上征服をもくろむ「ムウ帝国」と、旧日本軍の残党が極秘に開発した海底軍艦が激突する。本作で有名なのは、何と言っても海底軍艦「轟天号」。ドリルのついた戦艦が空を飛ぶという、男子のロマンが詰まった素敵メカ。主力兵器は、何でも絶対零度に凍結させる冷線砲。海底軍艦という名前以上に、陸海空を自在に駆ける万能戦艦です。

先日鑑賞した1973年版『日本沈没』は、特撮に経年劣化を感じさせるものの、骨太なストーリーで楽しめたので、『海底軍艦』も期待していたのだが、こちらは子供のころは面白くても、大人になって見返すと「アレレ?」となる感じ。大日本帝国復興を企図して建造された「轟天号」が、世界帝国たる「ムウ帝国」の凶行を阻止するため、いわば毒をもって毒を制す形で世界の危機を救うところや、怪竜マンダとの死闘、恋や親子の確執と言った、面白くなりそうな要素が、軽く流されているのはもったいないと思った。尺の都合か、拉致国家であるはずの「ムウ帝国」女帝が、あまりにも簡単に拉致られたのには、参った。とにかく轟天号がカッコイイので、その勇士を見る価値はありますけど、それ以外が物足りない感じ。

ドリルの先端が、回転時に前後へピストン運動しているのが、萌えポイントです。

装甲機関車の冒険『ゼルダの伝説 大地の汽笛』をクリア

また喰らった、ムキー!

Nintendo DS『ゼルダの伝説 大地の汽笛』をクリア。ネタバレ注意。鉄道網が完備されたファンタジー世界で、リンクによく似た兵士のコスプレをした機関士が、お姫様の魂といっしょに世界の危機に立ちむかう。ゼルダ姫が物語に絡むことは以前もあったけど、魂とはいえ、姫として常に帯同しているのは今回がはじめて。アグレッシブな姫様っぷりが、とにかくキュート。この娘のために、がんばっちゃおうという気にさせてくれます。

汽車に乗ってマップを移動し、各地のダンジョンをクリアすることで線路を拡張し、ラスボスへの道を拓く。乗物が汽車である以外は、いつも通りの展開。機関車には、大砲と客車、貨物車が連結されており、戦闘も、旅客も、通運もこなせます。移動の他に、客を乗せたり物を運んだりといったミッションがあり、運ぶ対象によって運転で気をつけるポイントが異なるのが面白い。前作同様、乗物はカスタマイズ可能。僕のお気に入りは、「ドクロのマシン」、「たこキャノン」、「エレキカー」、「フローター」のセット。オレンジを基調として、骸骨にドリルという、主人公メカっぽくない凶悪さが素敵です。

戦闘や謎解きでは、マイクに息を吹きかけるアクションが新しい。笛を吹いたり、風を起こしたりできますが、慣れないと画面に唾がつくので注意。それと、電車の中など移動中はプレイしづらいですな。前作「無限の砂時計」では、タッチペンオンリーでプレイできたけど、今作はLボタンでアイテムを構えるアクションを多用。コレを使わないと、やってられません。ムービーは、「スタート→スキップ」でスキップ可能です。

総評としては、任天堂製ソフトらしく、悪漢の策謀に、主人公とヒロインが立ちあがり世界を救うというフォーマット通り、高水準で綺麗にまとまっている。中世ファンタジー世界を汽車で移動するという設定以外は、極めて王道の作品。タッチペンを使ったアクションは従来通りだけど、ヒネリを利かせた謎解きで楽しませてくれます。

難点は、汽車での移動が冗長になりがちなことと、ボス戦の攻略手順が厳密な割に操作がアバウトで、なかなか思った通りに動いてくれないこと。やりかたはわかっているのに、操作ミスで同じシークエンスを繰り返すこともしばしば。なまじ、救済策として体力回復アイテムがでるものだから、倒せないけど死にもしない状態で延々と戦わされる。この傾向は、ラスボス戦が顕著で、初回クリア時は、かなりしんどかった。

ライトな世界観で、緻密さと柔軟さを要求される、歯ごたえのあるタッチペンアクションでした。