「感想」カテゴリーアーカイブ

DSiウェア『naraku』でお手軽ハマリ状態

Nintendo DSiでダウンロードできる、アクションパズルゲーム『naraku』をプレイしてみた。

頭上から落下してくるキューブをよけながら足場とし、どんどん高みをめざします。ただ高みをめざすだけでなく、さいしょからあそべる「10 FLOORS」モードの場合、おなじ階高で一直線にあるくとラインが形成され、これを連続して達成すると高ポイントがえられる。落下してくるキューブにつぶされるとダメージをうけるけど、スタミナが残っていれば即死はしない。スタミナを回復する虹色キューブや、ほうっておくと爆発するキューブもあるし、落下したキューブを押したり引いたり、ふっとばしたりもできる(ふっとばしは回数制限アリ)。視点もLRで変更可能。10階上昇するまでのスコアを競う。シンプルなようでいて、やるべきことがけっこう多いので、はじめのうちは低スコアでクリアするか、高スコアをねらって自滅するかのどちらかになる。この苦行をこえて、ゲームオーバーギリギリでラインをつなげられるようになると、高得点がたたき出せる。エンディングまで到達したけど、「10 FLOORS」モードにおける僕のハイスコアは647910点。きわめれば、もっと上がねらえそうです。

500ポイントで落とせるわりには、かなり造りこんであり、値段ぶん以上の価値がある。雰囲気としては、初代プレイステーションにおおくみられた、オシャレなカジュアルゲームのソレに近い。お手軽かつハマリ状態になれる良作ですが、ゆいいつ気になるのはクリア後のご褒美。おもしろくもなければ、印象にものこらない人形劇をみせられるだけ。美少女キャラのイラストをつけろとはいいませんが、ビジュアル的に、もうふた味ぐらいはインパクトを出しても良いかと。ここだけは、値段なりなのが残念です。

映画『オズの魔法使い』で魔女瞬殺

1939年の映画『オズの魔法使い(正式な邦題は:オズの魔法使)』を観た。

本作および原作小説をモチーフにした、Nintendo DSのゲーム『RIZ-ZOAWD ~ リゾード ~』をプレイした関係で、映画版を鑑賞してみた。少女ドロシーが嵐にまきこまれて異世界へとばされ、3人の仲間とともに大魔法使いオズの命令で魔女狩りをするという展開は一緒。映画版で特筆すべきは、現世での描写がモノクロ映像で、異世界はカラーになること……なのでしょうけど、リゾードをクリアした直後に観てビックリしたのは、ドロシーが異世界に到着した瞬間に魔女を1体撃破したこと。2体目もなんとなく撃破しちゃうし、ドロシー最強!

黄色いレンガ道の遠景が、どこからどうみても書き割りだったり、ライオンが痛いコスプレのおっさんにしかみえない(カカシとブリキはそれなり)など、いろいろと脳内補正が必要ではあるけど、いまでも子供がよろこびそうな作品です。

しかし、ドロシー役のジュディ・ガーランドって、そうか、そうだったのか……。

小説『動物農場』で、どうぶつの森農場?

ジョージ・オーウェルの小説『動物農場』を読んだ。

農場の動物たちが、農場主に反乱を起こし、動物による動物のための農場を打ちたてる話。さいごはリーダー格であった豚が特権階級となって恐怖政治をおこない、反乱をおこすまえよりも悲惨な状態になるという、どっかの国の、どっかの誰かを想起させる寓話。同作者の『1984年』よりも前に発表された作品ですが、『1984年』ではさらに、独裁者が実在する必要のない独裁国家にまで発展しているので、『動物農場』は『1984年』にいたる前段階ということらしい。権力者が都合のいいように現在と過去を書き換えるさまは、決して他人事ではありません。アニメや実写ドラマ版もあるそうなので、機会があったらぜひ観てみたいです。

そして、この作品からどうしても思いつかざるをえないのは、どうぶつの森版の『動物農場』たる『どうぶつの森農場』。どうぶつの森の住人たちが、たぬきちや人間を追放し、平等などうぶつだけの社会を形成したはずが、リーダーの暴走により、たぬきち時代以上に過酷な生活を強いられるのです。そのときの彼はもう、たぬきちとみわけがつかないのでした。「きりきりはたらくだなも!」

そういや、『街へ行こうよ どうぶつの森』でも、100万ベル寄付すると風車が建設できるんだよなぁ。 『おいでよ どうぶつの森農場』とか、おそろしすぎる!

『落語 昭和の名人(1) 古今亭志ん朝(壱)』を買ってみた

例によって、創刊号だけ安いシリーズで、落語のやつがあったので買ってみた。

先日ゲットした、『鬼平犯科帳 古今亭志ん朝 朗読』とおなじ、古今亭志ん朝さんの噺というのもポイント高い。収録されている演目は『夢金』と『品川心中』。またまた、アクアラインバスでの移動時間のおともにしています。

『鬼平犯科帳 古今亭志ん朝 朗読』を聴いた

CD4枚組の、『鬼平犯科帳 古今亭志ん朝 朗読』を聴いた。

鬼平こと、火付盗賊改方長官、長谷川平蔵の活躍を描く全4話は、「本所・桜屋敷」、「埋蔵金千両」、「盗法秘伝」、「血闘」という、きらめくばかりの超メジャーなラインナップ。どれも知ってる話ではありますが、あらためてじっくりと傾聴するに値する作品群。横浜から木更津へのアクアラインバスに乗ってる1時間で、ちょうど1話ぶん聴けるのが良い感じです。

『伝わる・揺さぶる!文章を書く』を読んだ

新書の『伝わる・揺さぶる!文章を書く』という本を読んだ。

小論文など文章を書くためのハウツー本で、実例をあげて具体的に書き方を指導してくれます。ユニークな実例で読ませるなど、読者を飽きさせない工夫が随所にちりばめられています。依頼文を書くときは、自分が何者かくわしく書かないと相手に信用してもらえないんですね。「Astronautの吉武です」じゃダメだったのか……。

はじめまして。私はAstronaut(アストロノート)という、創作小説を主体とした同人サークルを主催する、郁雄/吉武(いくお よしたけ)ともうします。コミティアという同人誌即売会を中心に、オリジナルの小説を発表しておりますが、2006年には『クイックハルト』というSF小説も出版しております。また、2008年にはキングジム製のキーボードつき電子メモ帳『ポメラ DM10』用にテキストベースのゲーム開発をおこなっております。

……ぐらい書かないといかんのか。勉強になるなぁ。

平成漫画版『日本沈没』完結

スピリッツで連載されていた平成漫画版『日本沈没』が完結。

ある日、日本列島が沈没することがあきらかになり、さぁ大変……でもホントは地球が大変っぽいという物語。

連載期間3年、平成映画版とのタイアップ作品であり、数々のオリジナル要素を加味しつつも、原作小説で語られた分をほぼ消化。最終回一歩手間であわやの楽屋オチというアクロバットまでやらかして、さいごまで油断のならない展開でした。

伏線が回収しきれておらず、このままオリジナル展開の第二部『世界沈没』でも描けそうないきおいですが、そこで終わらせてしまうあたりが原作小説のダイジェストっぷりを踏襲しているのかも。つまりは『幼年期の終わり』的な展開につづくという認識でよろしいでしょうか?

いまの日本人(というか人類)はなっちょらんという、人類補完計画ならぬ人類ポカン計画――などという甘美なリセット願望が実現しそうもない、「幼年期の終わらない」われわれは、温暖化しつつあるこの世界で、おめおめと明日を生きるすべを模索していかねばと思いました。

コミックス最終巻までおつきあいさせていただきます。

『街へいこうよ どうぶつの森』攻略本はどれにする?

Nintendo Wii『街へいこうよ どうぶつの森』の攻略本が発売されました。

各社とも値段がまちまちですが、書店ではビニールがかかっていて内容が確認できません。ハテ、どれを買ったものやら。定番はファミ通系だろうけど、あそこは自称するほど「大丈夫」じゃない気が。あとは任天堂公式をなのる小学館のやつも良いが、ちょっと高い。

う~ん。

各社ともメーカーから情報提供をうけているはずなので、データに差はなでしょう。あとはどうみせるかと、誤記誤植がないこと。こればっかりは中身をみないとわかりません。

なやみになやんだすえに購入したのがコチラ。

決め手は、値段がいちばんやすかったコト。

カレンダーやチェックブックといったオマケはないけど、写真つきでアイテムいちらんがのってるし、とくに不都合はなし。検索性もわるくない。コレでじゅうぶんですよ。

あつかってる総アイテム数が本によってことなるけど、算出方法がちがうのだろうか?

本日のさりげなく村は、オーロラがびゅてぃほーでした。

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ポメラがテレビで紹介された

キングジムの電子メモ帳『ポメラ DM10』が、NHKの『おはよう日本 まちかど情報室』にて紹介されました。

「これであなたもメモ上手」と題して、効率よくメモをとるデバイスのひとつとしてポメラが登場。一般のかたに、ポメラの使い勝手の良さをアピールする内容でした。いまだに、ポメラをみせるとギョッとされるかたが多いので、テプラなみに認知されるようになるのは、まだまだ先のようです。

ポメラといっしょに紹介されていたのは、ぺんてるの『エアペン ミニ』。こちらは手書きの文字をセンサーで読みとらせてデジタルデータに変換できる、センサーとペンのセット。僕は手書きで文字を書くのが苦手なので、こういう装置の需要はないのだけど、ガジェットとしてはおもしろそう。

んなもん、手書きのノートをデジカメで撮影すりゃいんじゃね? ……とは思うけど、それはポメラのかわりにネットブックを使えば良いというのとおなじロジックか。実際の使い勝手はどうなんだろう?