「DSiウェア」タグアーカイブ

DSiウェア『立体かくし絵 アッタコレダ』メルヘンキャラ探し

メルヘンすぎて損はない。

Nintendo DSiのダウンロード専用ゲーム、DSiウェア『立体かくし絵 アッタコレダ』をプレイ。DSi内蔵カメラでプレイヤーの顔を認識し、その位置情報で画面の傾きを検出。メルヘンチックな箱庭世界をのぞき、隠された文字やキャラクターを探すゲーム。立体映像ではありませんが、DSiの画面の奥に、立体的な世界が広がっているような感覚は特筆モノです。

中には、ただ角度を調整するだけでなく、特定のタイミングでないと発見できないキャラクターもあって、油断なりません。画面内には、探すべきキャラクターのほかに、コインも隠れている。これをゲットすることで、ヒントを見ることが可能。各ステージに隠された規定の文字キャラクターを集めると単語が完成し、これを使用することで先のステージに進める。コツがわかってくると、いかにも意味ありげなポイントが見えてくる。500ポイントなので、ボリュームはさほどありませんが、暖かみのある深奥な世界が堪能できる、素敵なゲームです。

……ただ、最大の難点は顔認識による傾き検出が、いまいちアバウトなこと。理想を言えば、無地の壁を背にしてDSiを顔から一定距離に保ち、顔がカメラから外れない範囲で傾ける必要がある。実際は、ゴチャゴチャした部屋で寝っ転がりながらやったりするので、画面が意図しないグラグラ振動を起こすこともしばしば。僕は最低限、まともに動く姿勢を探して、意図しない動きをするのはあきらめてプレイしてました。

やっぱり、カメラで傾きを検出するのは無理があると思います。画面をのぞき込む必要上、中央の継ぎ目もすごく邪魔。十字ボタンでカーソルを動かしてポイントを指定するのも、直感的とは言い難い。「コレ、iPhoneなら、もっと快適に遊べるんじゃね?」と思いながらプレイしてましたよ。コンセプトは素晴らしいけど、インターフェイスが追いついていない感じです。惜しい。

DSiウェア『naraku』でお手軽ハマリ状態

Nintendo DSiでダウンロードできる、アクションパズルゲーム『naraku』をプレイしてみた。

頭上から落下してくるキューブをよけながら足場とし、どんどん高みをめざします。ただ高みをめざすだけでなく、さいしょからあそべる「10 FLOORS」モードの場合、おなじ階高で一直線にあるくとラインが形成され、これを連続して達成すると高ポイントがえられる。落下してくるキューブにつぶされるとダメージをうけるけど、スタミナが残っていれば即死はしない。スタミナを回復する虹色キューブや、ほうっておくと爆発するキューブもあるし、落下したキューブを押したり引いたり、ふっとばしたりもできる(ふっとばしは回数制限アリ)。視点もLRで変更可能。10階上昇するまでのスコアを競う。シンプルなようでいて、やるべきことがけっこう多いので、はじめのうちは低スコアでクリアするか、高スコアをねらって自滅するかのどちらかになる。この苦行をこえて、ゲームオーバーギリギリでラインをつなげられるようになると、高得点がたたき出せる。エンディングまで到達したけど、「10 FLOORS」モードにおける僕のハイスコアは647910点。きわめれば、もっと上がねらえそうです。

500ポイントで落とせるわりには、かなり造りこんであり、値段ぶん以上の価値がある。雰囲気としては、初代プレイステーションにおおくみられた、オシャレなカジュアルゲームのソレに近い。お手軽かつハマリ状態になれる良作ですが、ゆいいつ気になるのはクリア後のご褒美。おもしろくもなければ、印象にものこらない人形劇をみせられるだけ。美少女キャラのイラストをつけろとはいいませんが、ビジュアル的に、もうふた味ぐらいはインパクトを出しても良いかと。ここだけは、値段なりなのが残念です。