「旅行記」カテゴリーアーカイブ

なんとなく羽田空港へドライビン

飛行機に用はないけれど。

愛車白ジュークで、羽田空港へ行ってみた。成田にくらべて、アクセスは格段に良いのだけれど、駐車場に停めるまで1時間は待たされた。もっと駐車しやすくして欲しいと思った。悪天候のため、屋根のない展望デッキからの撮影は辛かったです。

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特に空港へ用事があったわけではないけれど、第2旅客ターミナルで店を見て廻ったり、食事をして帰宅。飛行機に用がなくても、それなりに時間が潰せる場所でありました。

東京ゲートブリッジを見てきた

あくまでも、見てきただけ。

本日開通した東京ゲートブリッジを見に出かけた。自家用車ではなかったので、新木場駅からバスで「木11系統 若洲キャンプ場行き」で終点、若洲キャンプ場前で下車。開通したてということもあり、途中の道が渋滞しており、到着にかなり時間がかかりました。渋滞解消が目的のルートだったような?

反対側の道は比較的空いていたから、車で行くなら新木場方面とは逆方向から渡ったほうが良さそうです。

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どうにかバスが到着し、キャンプ場の脇をぬけて海岸へ。橋の上には、エレベーターを使って昇るのですが、残念ながら午後5時で終了してしまい、橋の上は歩けませんでした。ただ、かな~り寒かったので無理して昇らなくて正解だったかも。暖かい時期、時刻に行くべきですな。

次はぜひ、自家用車で渡ってみたいです。

ハイブリッドスーパー銭湯『泉温泉 葛の湯』へ行く

店の前の道が、もうちょっと広ければなぁ。

戸塚にあるスーパー銭湯『泉温泉 葛の湯』へ行く。地元鎌倉からだとちょっと遠いのですが、ドライブがてら新規開拓。ナビに従って行きましたが、最後の数百メートルがかなり細い道となる。車一台は十分通れる道なのですが、すれ違いは少々厄介。軽自動車でも、あまり通りたくない道を抜けると、ようやく目的地に到着。

中は、食堂とマッサージルームと床屋と各種風呂という、オーソドックスな構成。面白いのが料金体系。一般浴場コースは普通の銭湯料金で入れるが、シャンプーやボディソープは無し。ロイヤルコースは割増料金となるが、地下にあるサウナ付きのゆったりした入浴施設が利用できて、そこにはシャンプーやボディソープも完備されてる。つまり、安い銭湯形式と、高めのスーパー銭湯形式のハイブリッドな施設なのだ。石けんやシャンプーの用意はしてなかったので、ロイヤルコースを選んで正解であった。

家から遠いのはともかく、立地があまり良くないのが気になる。施設としては平均的な水準ですが、わざわざ遠出してまで行く所ではないと思いました。

鎌倉で『鎌倉丼』を食して観光

エビプリ!

知人が鎌倉に遊びにきたので、鎌倉観光にご一緒させていただきました。鎌倉在住だからといって、鎌倉に詳しいわけではありません。むしろ、観光名所などはガイドブックを精読された旅行者の方が詳しかったり。

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そんな観光メジャー(?)な逸品のひとつがこの、鎌倉丼。エビの天ぷらを玉子でとじた、天玉丼のようなモノ。これが鎌倉丼なのだとか。今回、はじめて知ったのですが、無知なのは僕だけかと思ったら、いっしょに廻った観光ガイドの方もご存知なかったので、やっぱり知名度的にはイマイチなのかも。玉子がフワフワで、エビもプリプリしており、なかなか美味でした。鳩サブレーなみにメジャーなフードを目指してくだされ。

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円覚寺、建長寺、八幡宮、銭洗弁天、大仏、長谷寺と、超絶メジャーな鎌倉観光のお供をしました。観光客目線で鎌倉を巡るというのは、なかなかに新鮮な経験。生で大仏を見たのなんて、十数年ぶりだよ。

探訪! 猛暑の館林

いやもう、暑いのは間違いないんですよ!

連日、猛暑界(?)を騒がす関東地方の雄、館林。むやみと暑い所というイメージはあるけど、具体的にどういう所かわからない。そんな群馬県、館林市に仕事で行ってきました。といっても、外回りをするわけじゃなく、クーラーの効いた部屋での作業だったから、その猛威の一端に触れたにすぎません。館林駅についた時も曇っていたし、最高気温も36.7度と、並の猛暑だったしな。

ヤツはまだ牙を隠したままなのです。

【都市伝説】『鎌倉の死神俥夫』

ハッハッハ、鎌倉ではよくあることだよ。

と、『鎌倉ものがたり』の一色先生もおっしゃってますが、僕も鎌倉の都市伝説をご紹介します。現代の鎌倉駅前で、深夜に客待ちをしている人力車の車夫(俥夫)。その俥に乗ることになった、とある女性の物語です。

2018/02/20追記

人力俥をテーマにした新作小説『死神俥夫は眠れない』を公開しました。

鎌倉の死神俥夫

郁雄/吉武

終電間際のJR鎌倉駅ホーム。
闇夜に沈む西側の一隅に、古びたホテルが見える。それは、誰にでも見える。
だが、錆でペンキの浮く看板脇に、濃い影を帯びたひとりの俥夫と、一台の人力車が見える者は、そう多くない。

――もし見えたというのなら、あなたには資格がある。

その日、久里浜行きの最終電車から降りた鈴貴三菜(二十三歳・仮名)も、その存在に気づいた。ホームを流れる人の群れから外れ、彼女だけがその姿を睨みつけている。
暗がりの俥夫は腕を組み、静かな佇まいで路傍に立つ。熱心に客をもとめる様子はなく、それでいていつ客が来てもいいように、油断なく身構えていた。昼間の大通りならいざ知らず、こんな時間、こんな場所で客待ちをしている俥夫の存在に、理不尽な怒りが沸く。
今夜は、すべてが腹立たしい。無視などしてやるものか。
対する三菜は、朱を帯びた白肌に、純白のパーティードレスを纏っていたが、着衣は下品に堕する寸前まで乱れ、汚れ、手には皮のウォレットを握りしめていた。涙と汗はすでに引き、悪寒と虚脱が全身を覆っている。乱れた女の放つ香気が、整いすぎた容貌に、ただならぬ魅力を加えていた。
場違いであることにかけて、彼女も負けてはいない。
ヒールの欠けた片足を曳きながら、三菜は西口の改札を抜ける。バスはとうに絶えた時刻。駅前ロータリーにはタクシー待ちの行列が延びる。車に頼らぬ人々は、江ノ電に乗り換えるか、徒歩で自宅を目指す。
彼女は時計台広場の脇を抜け、駅のホームと平行して走る細道を進む。駅前にもかかわらず、その道は暗く、人通りは絶えていた。金属の轍が隔てる、光の道と闇の道が、鎌倉の夜に融け込んでいる。
その先に、目指す俥夫と人力車があった。
観光地の俥夫といえば、日光で炙られて浅黒く、健脚剛碗の筋肉を纏った青年。客が近づけば、いかがですかと乗車を勧めてくる。
だが、ここで辻待ちをしている俥夫は、炭のように黒い半纏に身を包みながら、四肢が白く浮き立つような肌を持つ、痩身の青年。蝋人形のごとき面貌が視線を定め、生命を宿す存在であることを、わずかに主張しつつ、告げる。
「こんばんは」
ただ、それだけだった。
不躾に彼女は問う。
「こんばんは。こんな夜中に、客なんて来るの?」
俥夫は腕組みを説き、白亜の面立ちに静かな笑みを浮かべて答える。
「はい。夜間営業の俥夫は珍しいですからね。一部のお客様には、ご好評をいただいております」
異様な外見に反し、俥夫の応対は柔らかなものだった。
その余裕が、三菜の憎しみを増長させる。
「わざわざ夜に走るなんて、酔狂なことするのね」
「恐れ入ります」
「今夜は何人乗せたの?」
「まだひとりも……」
俥夫が語り終える前に、三菜は手にした皮財布を投げつけた。
顔面をねらった一撃を、俥夫は片手でぱしゃりと受ける。
「行き先、予算のご希望は、ありますでしょうか?」
「任せるわ。どこへでも連れてって」
艶のある、乱れた女の放言。俥夫は平然と高額紙幣を引き抜き、戻す。乱暴に皮財布をもぎ取る三菜に、続けて語る。
「ようこそ、暗き鎌倉へ――」
「いいから出してよ、即刻!」
闇夜にぎらつく視線を真っ向から受けながら、俥夫は準備をはじめる。梶棒の先端を地につけ、前かがみに停車する人力車。その車軸に掛けられた、木製の踏み台を手前に置き、座席に置かれた毛布を腕に掛ける。俥の傍らに立ち、うやうやしく一礼。
「どうぞ、お乗りください」
現代の鎌倉では見慣れた光景となった観光人力車だが、乗るのは初めてだった。
三菜は、乱暴な足取りで乗り込むが、ふわりとしたばねの沈み込みが、衝撃を吸収してしまう。至極上等な肘掛け椅子に誘われた気分。その心地よさが不快だ。
手早く走行中の注意をしながら、俥夫は毛布を彼女の膝に掛け、四隅に詰めた。白い指の動きに、よどみはない。
「俥を上げますので、体重を後方に掛けてください」
言われるまでもなく、大仰に反り返って座す三菜を確認し、俥夫は梶棒を持ち上げる。
「いざ、鎌倉を参ります」
俥が、ぞろりと闇夜に流れ出した。

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『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』に不撓不屈の情熱を見た

本音と建前は万国共通なのかな。

小島 剛一著『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』を読む。前著が面白かったので、その続編とあらば読まないわけには行かない。単一民族、単一言語である建前のトルコで、少数民族の言語を研究するという政治的に危険な立場の著者が、いったんは国外追放となりながら、再度トルコの地を訪れ、調査研究、発表を続ける。前著と比較すると、文章が攻撃的になってるけど、これは前著の方があててマイルドな表現に抑えていたことがわかる。

どこの国にも、良い人もいれば悪い人もいる。そのあたりまえのことを、あたりまえに受け容れ、情熱と覚悟を持って、不偏不党を貫きながら研究を続ける姿勢には感服します。自分のような半可通には到底およびもつかない世界を垣間見られて、非常に勉強になりました。

まだまだ行ける、花見鎌倉2011年

お花見するのに良い感じ!

統一地方選挙の投票をすませてから、地元鎌倉のお花見。あちこち歩いて写真を撮影してきました。

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桜ばかり撮っても面白くないので、それ以外の花も撮影。夜は車で温泉に出かけたので、ついでに夜桜見物もしました。九分咲きといった感じで、まだまだ見頃ですよ!

ツアコンも楽じゃない『意外体験!イスタンブール』

くぅ、ぬかったわ!

岡崎大五著『意外体験!イスタンブール』を、電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)』で読む。実体験を元にしたトルコツアーエンターテイメント。トルコ旅行ツアーを、添乗員側の視点で描いている。客として参加したことのある自分には、実に興味ぶかい作品。いつも、トゥルキエ、トゥルキエ言ってるクセに、この本を読み逃していたとは、自分の情報収集能力のなさにガッカリです。イスタンブールのガラタ塔は、バスが入りにくいからツアーから外されることが多いのか。

物語は、典型的なトルコの観光ツアーを舞台に、ツアー客たちのさまざまな人間模様が交錯する。トルコの観光案内としても、大人向けのエンターテイメントとしても良作。こんな客たちが相手じゃ、添乗員も大変だ。

本書を読んで何がいちばん驚いたかって、主人公の年齢設定。そうか、この歳でもヤングなんだね。