Nintendo Wii『街へいこうよ どうぶつの森』。
さりげなく村へやってきたヴェーデさんにあうために、『紅炎のソレンティア』短編外伝『竜をはかりしもの』のキャラクター、エメット・マイがやってきました。
以下、本人の日記です。
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エメットだ。
ヴェーデ・ユーに招聘されて、獣人たちが棲む村へとあしをふみいれた。本人が仮借している住居をたずねると……。
彼女は、淑女にあるまじきすがたで熟睡していた。
役場にある掲示板の書きこみをみるに、かなり精神的にまいっているのかもしれぬ。
彼女を債務地獄へたたきおとしたという、たぬきちなる商店主とはなしをしようとしたが、うっかりクリスマス・ツリーを売りつけられそうになった。所持金がすくなくてたすかった。
村民にさとされ、おとなしく村を見物することに。私がとやかくいういうことでもあるまい。のらねこ?
村立の博物館を見物する。人間界の恐竜化石や浮世絵はじつにおもむきがある。
だが、いちばん興味をひいたのは、この村で土中よりおおく発見されるというハニワだ。硬質の素材でありながら、柔軟性に富んだうごきをみせる構造体は、おおいに知的好奇心を刺激される。
けっきょく、ヴェーデ・ユーはめざめぬままだったが、意外と興味ぶかい訪問であった。