「ポメラ」カテゴリーアーカイブ

『pomeraCopy』ポメラで編集中のファイルをクリップボードにコピーするソフト

超便利だけど、説明が超むずかしいソフトですな。

テキストファイルを作成し、パソコンに転送するしか能のない電子メモ帳『ポメラ DM10』。そのシンプルな仕様をさらにシンプル活用するフリーソフトが公開されておりました。その名も『pomeraCopy Version 0.01』。PCとのUSB接続時に、ポメラで編集途中だったファイルの内容をクリップボードにコピーする、ただそれだけのソフト。

ダウンロードファイル「pomeraCopy001.zip」を解凍して生成される「Autorun.inf」と「pomeraCopy.exe」の2つのファイルを、ポメラ本体のドライブ直下(たとえば、EドライブとFドライブがポメラのドライブとして認識されたら、Eドライブがポメラ本体のドライブ)に保存します。ケーブル接続→ドライブのアイコンを右クリック→ポメラで編集中のテキストをコピーを選択すれば、たちまち最後に編集中だったファイル内容がクリップボードにコピーされます。あとは、ブログなりメールなりにペーストすればいいという便利仕様。接続時に立ちあがる「Windowsが実行する動作を選んでください」画面から、ポメラで編集中のテキストをコピーを選んでもいいみたい。

■追記:2008/11/15

デスクトップに「pomeraCopy.exe」 のショートカットをつくっておけば、自動起動がOFFでもかんたんにコピーできました。

注意点は、コピーしたいファイルを書きかけの状態で電源OFFしたのちに、PCリンクさせること。

ちょっとむずかしいですが、『pomeraCopy』がコピーするのは、最後に編集していたファイルではなく、最後に保存されたバックアップファイル。未保存状態で電源OFFした場合など、ポメラが編集途中と判断し、自動的にバックアップしたファイル「text~.tmp」の中身をクリップボードにコピーするソフトなのです。だから、バックアップの必要がない状態……つまり、電源OFF寸前に保存が実行された状態では、バックアップ不要とポメラが判断してしまい、「text~.tmp」への書き出しが行われず、結果として『pomeraCopy』を実行しても、いちばん最後に編集していたファイルの内容がコピーされません。

要は、いちばん最後の編集結果を保存せずに電源OFFしてから、PCリンクを実行すればいい。改行でも、スペース追加でも、「★付箋文★」の追加でもいいので、とにかくファイル内容をさいごに保存したときとことなる状態にしてから電源OFFすると、ポメラがバックアップファイルへの書き出しをおこなってくれる。そうすると、PCリンク時に『pomeraCopy』がさいごにバックアップしたファイルの内容(≒さいごに保存したファイルの内容)を、クリップボードにコピーしてくれます。

これで通じるかな?

ともかく、Windows側でファイルを移動したり、テキストエディタを開かなくてもクリップボードへコピーできるので、ひじょうに便利なソフトです。ありがたくつかわせてもらいますよ。

ポメラによるポメリング膝打ちテスト

電子メモ帳『ポメラ DM10』をゲットしました。

テキスト打ちしかできない漢気あふれる仕様に、用途がかぶるウルトラモバイルPC『Willcom D4』を持ってるにもかかわらずゲット。現在、東京湾アクアラインバスでの移動中にこの文章を打ちこんでおります。

ポメラを膝上にのせて打つのはとくに問題ないようです。ただ、ひじを両がわにつきだす格好になるので、両脇にひとがすわっている状況では打ちにくいかも。

D4のばあい携帯性に問題はないものの、スリープからの復帰に時間がかかったり、Webやメールで時間をつぶしてしまう危険がありますが、ポメラはカレンダーぐらいしかよそみをする要素がないので、意志薄弱な僕にはありがたいです。

外光にさらされながら打ちこみをしてても、視認性は良好。光線のぐあいで、一時的にみづらくなる瞬間があるけど、打ち込みに支障がでるほどではない。これなら直射日光にさらされる場所でも、テキスト打ちができますな。

これからアクアラインのトンネル部へ入ります。あかるい場所では問題なかったけど、薄暗い場所ではどうか?

……フム。

室内灯がついていれば問題なし。ただ、バスの中は揺れるので、モノクロ液晶を凝視してると気分が悪くなりそう。「F6キー」で文字の大きさを「中」か「大」にすると良いかも。

それと、ポメラはいったん電源を落とすと、カーソルの位置が文頭にもどってしまうので、付箋機能を活用すると良いみたい。「F1キー」でテキスト中に「★付箋文★」という文字列を挿入し、「F5キー」でジャンプする機能。たんなる文字列なので手入力してもOK。文書を新規作成するときに、「★付箋文★」を末尾に挿入するクセをつければ、起動→「F5キー」で即、文末にとべます。

いま、東京湾の海底を横断しおえました。文字サイズを「大」から「中」へ。うん、これは快適だな。

バスが到着するまでに、ブログにアップできるかな?

※余裕でまにあいました。

キングジム『ポメラ DM10』到着感想届いたゲットでポメラニアン

SEO対策で、検索にひっかかりそうな単語をタイトルに羅列するのは、かっこわるいよね!

ポメラ DM10 P1060883

というコトで、ぶじに通販で購入したマイポメラが届きました。開封の儀は省略。さっそくテキストエディットしております。まだなれないので、ちょっとミスタイプが発生するけど、しばらくすれば大丈夫でしょう。Windowsでは、ATOKをVJEふうのキー設定でつかっているので、素のMS IME設定だとちょっとやりにくいかな。「前項補変換」でIME ON/OFFと変換、「スペース」で省略変換、「無変換」で確定と確定取り消しに設定してるので、やはり、キーカスタマイズできたほうがうれしいです。まぁ、MS IME設定でもがまんできますけど。ATOK固有のキー設定は好かんです。

ポメラ DM10 ポメラ DM10

パソコンとの連携は、USBケーブルをつなげるだけ。ポメラがわでPCリンクモードにすれば、外付けドライブとして認識します。Windows VistaマシンであるウルトラモバイルPC『Willcom D4』からも、問題なく認識。Macや携帯電話との接続に難があるようですが、Windowsマシンと接続するかぎり、下書きマシンとしてもうしぶんありません。

『モバイルギアII』や『ペルソナ』といったWinodws CEマシンを常用していたころは、これらを使用してテキストエディットし、Windowsパソコンと同期させて清書という運用だった。『W-ZERO3』でもにたような運用をしてたか。『Willcom D4』なら1台で下書きから清書までできるけど、レスポンスとバッテリーの持ちが悪いので、どうしても制限を受けいてました。でも『ポメラ』がテキストの下書き作業をうけもってくれれば、『Willcom D4』は清書やアップロードのみをおこなえば良いので、この制限を軽くすることができます。文章を打ちたいと思った瞬間に起動できるのは、万能機にはえがたいメリットなのです。

膝に乗せて打つのもなれれば問題なさそう。バッテリー切れの心配が少ないマシンは、やっぱり良いです。

ポメラ DM10

『モバイルギアII』との比較。

しかし、いまみるとモバギって大きいな。『Willcom D4』も、よくこの大きさで実用的なスペックのWindowsマシンにまとめたもんだ。そして『Willcom D4』より大きく『モバイルギアII』と同等以上のキーボードをもつ『ポメラ』もテキストエディターとして良い感じ。まえにも書いたけど、ポメラをパソコンにつないで外付けキーボードにできたら最強なのに。

ここまで打って、約千字。ブログの下書きレベルなら、8000字の制限は問題なさそう。現行のポメラを運用する以上は、字数制限にあわせてテキストエディットするのが実際的だな。

ポメラ DM10 ポメラ DM10

最後は新旧テキストエディターの外装。

むかしから僕は、モバイルマシンにサイト名である「Astronaut」のロゴシールを貼るのがおやくそくなのです。いいもん買った!

ポメラの実機をみてきたよ

いさぎよすぎる仕様にメロメロの電子メモ帳『ポメラ DM10』がついに発売しました。

ネット界隈では、「ゲットしたぜ~」という報告もちらほらみうけられますが、僕のところにはまだ届いてません。本日発送とのことなので、明日以降の到着になるのではないかと。ともかく実機にさわってみたかったので、仕事帰りにヨドバシカメラ横浜駅前店へ。もちろん、ヨドバシ・ドット・コムで実機展示がされてることは確認済み。そういやヨドバシ・ドット・コムは、リニューアルに失敗したなんてはなしもあったけど、いまはふつうにアクセスできてますね。

どこの売り場でポメラをあつかってるのかと思ったら、電子辞書コーナーにひっそりと実機が展示されてた。初見のポメラは、思ったよりズッシリと重量感がある。いったん折りたたんでからオープンの儀をやろうとしたら、横のスイッチをカチッと押すのがわからず、しばし迷う。キーボードをスライドさせる一連のうごきはバッチリ把握しているつもりだったのだが。

キーボードはしっかりしたつくり。いまモバイル用途で使ってる『RUDO RBK-2000BTII』よりも、かっちりした印象で、個人的には問題なし。折りたたみとしては十分でしょう。キーピッチは十分広いけど、配列に慣れるのにちょっと時間がかかりそう。BackSpaceキーが電源ボタンの真下にあり、すこし小さめなのが気になるぐらいか。膝打ちはためしてないけど、やれないことはなさそう。

日本語入力はATOKだけに変換効率は良好。ただ、Windows版ATOKでおなじみの省略変換ができないのはツライ。バックライトなしの液晶画面は、光線のぐあいで見やすくなるポジションをみつける必要がある。チョコチョコっと、みじかい文章を打つにはじゅうぶんだけど、長文はきびしいかも。

なんというか、電子メモ帳というコンセプトにものすごく忠実です。アレがほしい、コレがほしいと欲が出るところを、グッとこらえて初志貫徹しているのは偉いと思った。ポメラは僕が欲しい携帯テキストエディターではないけど、コレはコレでアリですね。

ぜひ、この路線をブラッシュアップして、パソコンや携帯電話と簡単に連携できる、テキストエディター専用機として発展して欲しいです。期待&応援してますよ!

……うっ、しまった。自分のポメラがとどくまえに、まとめを書いちゃった。

それと、Amazonさんで、ようやくポメラのあつかいが開始されてます。値段は19,980円と底値ではないけど、送料無料なら買ってもいい値段ではないかと。テキストエディター専用機というコンセプトを支持する1票のつもりで、ぜひ!

追記:

Amazonさん、ソッコーで売り切れてますね。

『ポメラ DM10』を通販予約

とても気になるテキスト入力専用機『ポメラ DM10』を通販予約しました。

気になりすぎるあまり、本体発売前に次世代機を妄想してしまうほどの入れこみようだったのですが、いざ購入するかとなると躊躇していました。やっぱり定価27,300円は高すぎるし、通販価格はまちまちで、買うにしてもどこにするか迷ってしまう。

一時期、送料込みで17.700円で売ってるところがあったのだけど、現在は20,000円前後が底値のようです。僕が申しこんだところは、送料こみでギリギリ20,000円をきり、発売日である11月10日に「発送できないと明言していない」ところ。実際は10日以降になるかもしれませんが、発売日にゲットできる可能性がすこしでもあるほうが良いと思って。おくれても仕方ないと覚悟はしてますけどね。

どうしても発売日にゲットしたければ、割高だけど発売日に発送しますというところで予約するか、発売日当日に店頭で購入するのがよろしいかと。

それにしてもAmazonさんは、いつになったら予約を開始するのやら。

2008年11月4日追記:

注文したところからメールがきて、発送は11月10日とのこと。11日か、おそくても12日にはゲットできそうです。

2008年11月10日追記:

Amazonさんの予約が開始されてました。

次世代『ポメラDM XI』にほしい機能

泥笑無天

気の早いハナシですが、話題の電子メモ帳『ポメラDM10』が、携帯テキストエディター『ポメラ DM XI(仮称)』として進化したらどうなるか妄想してみました。

異論、反論もあるだろうけど、自分的にはこれだけあればじゅうぶんです。

こういう機能がほしい、あるいはいらないという意見があったらコメントしてください。

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カラダにいい『ポメラ』?

 軒昂職貧

 『ポメラ』ネタなんか、もうないよ~。

 とか思いつつ、ネットを彷徨っていたら、こんな『ポメラ』を発見。こいつはカラダによさそうなポメラだ。すでに購入可能なようですよ。

 ……って、健康食品かよ!

 ここでいうポメラとは、ザクロ(ポメグラネイド)に含まれるポリフェノールのこと。強い抗酸化作用があり、老化防止に効果が期待できるそうだ。使ったことないので、効果のほどはわかりませんけど。

 閑話休題。

 健康食品の『ポメラ』はどうでもよくて、電子メモ帳の『ポメラ』のほうですが、何カ所かで通販予約が開始されているようです。しかしながら2万円を切るところは、先日紹介した17,700円が底値で、現在は絶賛売り切れ中。そのほかの通販サイトは2万円弱~2万5千円ぐらいが相場みたいです。不気味な沈黙をつづける(訳:まだ予約受付を開始していない)Amazonさんの動向が注目されるところですが、あそこはなんでも手軽に買えるけど、値段は底値というほど安くはならない気がするので、あまり期待はできないかも。手軽に買えるところで、2万を切る値段がついていれば買っちゃうと思います。

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『ポメラ』でなぜかワイヤレスキーボード『RUDO RBK-2000BTII』

芳名裸

しばらく『ポメラ』にかこつけて携帯テキストエディタについて語っていたら、むしょうに『Willcom D4』用の外付けキーボードが欲しくなりました。ポメが外付けキーボードになったらいいな、とか妄想したのがいけなかったのだろうか? ということでBluetooth接続の折りたたみ式ワイヤレスキーボード『RUDO RBK-2000BTII』を購入。値段は9,800円。

『Willcom D4』と『RUDO RBK-2000BTII』『Willcom D4』と『RUDO RBK-2000BTII』

単四電池2本をセットしてペアリングすると、さっくりD4で認識しました。いちどペアリングが完了すれば、接続が切れてもキーを押すだけですぐに認識してくれる。単独のファンクションキーがなく、括弧「」がEnterキーの上にあるなど、キー配列にクセがあるものの、なれれば非常に打ちやすいです。機器を立てかけるためのスタンドを内蔵するなど小技もきいている。Escキーが小さいのと、キーボードが折れないよう固定するためのロックがヤワく、動かしづらいのが残念ですが、完成度は非常に高い。メカメカしいデザインも好みはわかれるだろうけど、個人的には大変によろしい。いいもん買った!

で、ハナシは『ポメラ』にもどるのだけど、なんだか一部の通販価格がすごいことに。

定価27,300円が17,700円と、発売前に1万円ちかくの値引き。この価格がダンピングなのか、定価がボッタクリなのかわかりませんが、さいしょからこの値段なら、さして文句もいわずに買ってるっつの。やっぱ定価19,800円ぐらいが適正価格だよな、コレ。

27,300円なら、携帯テキストエディタ級の性能を期待するけど、17,700円なら電子メモ帳級でもよいかも。差額に相当する約1万円で、D4用の外付けキーボードも買っちゃったしね。
他の通販サイトが追随するかもしれないので、しばらく様子をみることにします。

『ポメラ』が欲しい人と『ポメラ』との乖離

不意流儀屋

『ポメラ』ネタは食いつきがいいようなので、続けてみます。
ポメはテキスト編集のみを目的とした携帯機器として注目を集めているわけですが、前回も書いたとおり、微妙に興味がある人のニーズを外している気がするのです。

なぜかと考えてみると、『ポメラ』が電子メモ帳として特化しているのに対し、興味がある人の多くが求めているのは電子メモ帳ではなく携帯テキストエディタ、なんですね。テキストしか扱えないけど、テキストデータに限ればいつでもガリガリ編集できる、アルティメット・テキストエディタが欲しいのに、メモ書きなら8000字以内でじゅうぶんでしょ……といわれると、サイズも、駆動時間も、キーボードも、日本語入力も必要十分なのに、なんで8000字しか書けないの? それで27,300円? ということになってしまう。世の中には、チラシの裏に大長編を書きたい人だっているのです。少なくとも、機器の仕様として大長編を書ける余地を禁じる必要はまったくない。たとえ、無理に巨大なテキストデータをひらいて処理速度が激烈におそくなったとしても、ひらけないよりはずっといい。

電子メモ帳としてではなく、携帯テキストエディタとしてこだわって欲しかった。よくぞこういう機器を商品化してくれたと賞賛したいのに、このポイントでものすごく損をしています。

僕が理想とする携帯テキストエディタは、2006年に発表したSF小説『クイックハルト』に登場させた『フィルギア(feelgear)』というマシン。

いまでいうネットブックにちかいですが──というか、いまみるとまんまネットブックですね──、電子辞書にテキストエディタとメーラー、ブラウザがついたものという設定。この作品の舞台は西暦2000年代初頭をモデルにした未来の仮想世界なのだけど、ここではモデルとなった時代の技術水準が許す範囲で、実在しない装置の存在が認められている。フィルギアは、実在したモバイルギアやシグマリオン、ペルソナといったハンドヘルドPCが絶滅せず、電子辞書と融合することで独自の進化をとげたマシン。ポメより大型で多機能だけど、ワンタッチで起動してテキスト編集を快適におこなうことに特化したマシンである点は共通しています。

この手のマシンは、編集者やブロガーといった、ネットで声の大きい人の嗜好にマッチするので、ネット情報だけだと、ものすごく需要があるようだけど、市場全体からみればごく一部の人がよろこぶニッチな商品らしい。そいう意味ではつぎにつなげるためにも、多少の不満には目をつぶってポメを買うべきなのかもしれない。

にもかかわらず、『ポメラ』が欲しい人のニーズと『ポメラ』の方向性とが微妙に乖離しているために、「欲しいけど、でも……」という煮え切らない反応になりがちなのではないかと。

もちろん、それでも買う人は買うだろうし僕にとってもそそられるガジェットなんだけど、ねぇ。