初期型『GALAPAGOS』タブレットが販売終了

という記事を、『GALAPAGOS』で読んだ。

電子書籍リーダー『GALAPAGOS』の5.5インチと10.8インチモデルが販売終了。先日、5.5インチモデルを修理というか交換してもらったばかりなので、感慨深いです。ほどよい大きさで、電子書籍端末としても、Android 2.3の端末としても愛用してるんですけどね。ただ注意すべきは、『GALAPAGOS』の初期モデルが販売終了したというだけで、電子書籍サービスはAndoroidの汎用アプリとして健在ですし、Android 3.2搭載の7インチモデルも発売したばかりということ。一部の報道に誤解があるようです。

P1120954

実質的に終了したのは、『GALAPAGOS』専用端末を直販するビジネスモデルということになります。欲しくてもなかなか買えず、使える機能も限られているという、普及するなといわんばかりの仕様だったので、この方向性を破棄するのは仕方ないことだと思います。

前にも書きましたが、電子書籍は、統一されたプラットフォームでかつ、紙の書籍と同等の内容で、紙の書籍よりも安く、紙の書籍と同時にリリースされ、必要十分な性能の端末を安価に出せたところが勝つと思います。答えは明快ですが、出版業界のしがらみを克服する政治力を発揮できるかが問題。例によって、海外資本のプラットフォームが入ってきて、なし崩し的に普及するのでしょうね。

まず第一に解決すべきは、新作の最新刊を紙の書籍と同時にリリースすることだと思います。これの電子版があれば、間違いなく買うだろうという新刊書籍が、かなりありますよ。