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ハンドルコントローラ『T300 RS GT Edition』を自分好みにカスタマイズ

なにげにハンコンにはカー用品がつかえますな。

プレイステーション5用に、ハンドルコントローラの『T300 RS GT Edition』を愛用してる。
PS5本体より高いけど、ハンコンとしては中級、シミュレータとしては入門機という認識。ハンドル部分が固定ではなくつけ替え可能なので、何種類か購入。

まずはレーシングカー用のステアリングホイール『TM Open Wheel Add On』。円形の上下を切った、コンパクトなサイズ。グランツーリスモ7にて、ハイスペックなクルマを操作する際に使用。カッコイイのですが、舵角が90度以上になる操作をするには不向きなうえ、フォースフィードバックでハンドルがグルグル廻る状態になると角に手をぶつけそうでコワイ。個人的にこのタイプは、ナイトライダーに登場するドリームカー、KITのハンドルが初見だった気がしますが、実際につかってみて乗用車には不向きだなと実感。

標準のハンドルはプレステ用にボタンが配置されてますが、アナログスティックやタッチパッドが未実装なため、ゲームによっては標準コントローラの併用が必須。僕はスマホスタンドをT300の上部に設置して、コントローラやスマホ置きとして使用してる。接地面には滑り止めのシートを貼ってあるので、かんたんには落ちませんが、荒い操作をするとフッ飛んでく場合も。
ペダルのカカトがつく部分も、靴を履くとすべるので、クルマ用のフロアマットを装着。なにげにハンコンにはカー用品がつかえますな。


台座はハンコン用のものを使用してますが、椅子は普通の座椅子。フックとカラビナで軽く固定できるようにしてあるので、普段は固定せず座椅子として使用し、ゲーム時はフックにカラビナを引っかけて固定し、簡易的なレーシングコックピットとしてます。

また、標準のハンドルは少々小ぶりで、安っぽい。お高いですが、別売の大径ハンドル『TM RALLY WHEEL Add On Sparco R383 Mod』も購入。直径32センチと、これでも実車のSサイズハンドルより小ぶりですが、だいぶ実車的。欠点は十字キーに相当する左上の黒スイッチがシビアで、左右の操作で上下に入力してしまうなど誤動作が多発。繊細な操作がしたい場合は、標準コントローラを併用するのが現実的ですな。あと、素手で操作すると握り手部分の素材が落ちて、手の平が黒くなってしまう。

手袋をすれば回避できるけど、面倒なので伸縮性のあるシュシュタイプのハンドルカバーを装着。後付け感はありますが、問題なく素手で操作可能に。ただ、かぶせるだけだと内側に段差ができてしまうので、思いきってカバーをハンドルに縫いつけてみた。裁縫なんて、学生時代以来だよ。支柱のある部分の端を三重縫いで留めて、間の部分をジグザグに縫い留める。10時と2時の親指があたる部分は出っぱっているので、部分的にオリジナルのハンドル面が露出するように。ココを親指でグリグリするのが好きなんだよね。だいぶ苦戦しましたが、素人加工にしてはそれなりに縫いつけられたと思う。

ちなみに、実車用のSサイズハンドルカバーは最低36センチ必要なので、直径32センチのハンコン用ハンドルには装着できませんでした。購入してしまった装着不能なハンドルカバーは、しかたなく愛車の日産ジュークで使用中。

レース用ハンドルと大径丸ハンドルが使えるようになったので、標準ハンドルは必須ではなくなった。ということで、標準ハンドルもひとまわり大きな社外品『SIMPUSH T300 レーシングゲームステアリングホイール 改造ハンドル』に交換。中央の機械部分とワッパ部分を分離し、32センチ径の社外品を装着して完了。

問題なくつかえるし、プレステに特化したボタン配置なのですが、握ったときのズッシリ感が不足してる感じ。10時2時の親指グリグリできる出っぱりもなし。前述のとおり、市販のハンドルカバーも装着できなかったので、結局は伸縮タイプのハンドルカバーを縫いつけたSparco R383をメインで使ってます。

最近はハンコンを使うゲームとして、グランツーリスモ7ではなく、スノーランナーというゲームでがっつり遊んでるのですが、それはまた別記事で。

PS5のGT7でT300RSを導入してハンコンの沼に片足を突っ込んでみた

実車での経験にゲーム内の経験をプラスして、より豊かなカーライフを送る所存。

ようやっと、『プレイステーション5(PS5)』をゲットしました。2020年11月の発売以降、店頭はおろかネット通販でも買えない状況がつづき、もともと「買えたら買う」ていどのモチベーションであったため、ズルズルと2022年まで購入できず。さいきんは、どれほど抽選販売に申し込んでも当選しないため、PS5がほしいというより、抽選販売の落選でイライラしたくないという気持ちがつよくなってた。そんな折り、家電量販店で店頭販売しているのを発見。追加コントローラと『グランツーリスモ7(GT7)』のセット販売でしたが、追加コントローラはいずれ買うだろうし、グランツーリスモシリーズはちゃんと遊んだことがなかったので、よい機会なのでエイヤと購入。かつて、ドラクエIIIのころはクソゲーと抱合せで販売、なんんてアコギな商売もありましたが、それにくらべれば良心的。まぁ、ダウンロード版ばかり買ってたのでパッケージ版のソフトを購入したのは、すごいひさしぶりですけどね。

メインであそびたいと思ってたのは、FF7リメイクの追加シナリオだったのですが、じっさに遊んでるのはGT7ばかり。好きなゲームの追加シナリオって、買っても意外とあそばないことが多いです。カーレースのゲームは長年、ゲーム性のつよいリッジレーサーシリーズをメインで遊んできたリッジ者なので、リアルよりのグランツーリスモはド素人。リアル挙動に対応できるか不安だったのですが、標準設定だと挙動に補正がかかるし、ライン取りやブレーキポイントもしめしてくれるので、ゲーム的に遊べるようになってた。補正をすべて切れば、シミュレーター寄りの挙動になりますが、レースで失敗しても好きなだけやりなおせるし、クラッシュしても走行不能になるようなダメージは負わないし、もちろん怪我をする心配もない。自分のクルマでサーキットへでかけて走行会に参加する手間とコストとリスクをかんがえれば、十二分にゲーム的、とはおもいます。

しばらくは標準のコントローラでプレイしてたのですが、ギアチェンジをマニュアルにして補正をすくなくすると、だんだん操作がツラくなってきた。L2、R2ボタンで微妙なアクセルとブレーキ操作をしつつ、L1、R1でギヤチェンジ操作をするのは厳しかったので、ボタン配置をカスタマイズしたりもしたけど、手が痛くなってしまうので、安いハンドルコントローラ(ハンコン)を買ってみた。『レーシングホイールエイペックス for PlayStation®5, PlayStation®4, PC(RWA)』という商品で、安いとはいえGT7のソフトよりはお高い製品。高さを調節できる折りたたみテーブルも購入して、それなりのコクピット環境を整備。それだけGT7が気に入ったというコトです。

RWAはゲームの操作をするぶんには問題ないのですが、なぜ安いかといえばフォースフィードバックという状況に応じた振動やハンドルの手ごたえを返す機能がカットされている。PS5のコントローラは路面の凹凸といった微妙な振動や、アクセルやブレーキの硬さも表現されていたのにくらべると、インフォメーションがすくない。プレステ時代からリッジレーサーをやってた身としてはそんなモンだろうという気持ちだったのですが、ハンコンガチ勢の方からみるとRWAは、入門機としても微妙なようです。コレをつかっているからといって、バカにされるわけではないようですが。

ハンコンをつかいはじめて、ガチ勢のかたのYoutube動画を観るようになったのですが、ゲームコントローラとしてのハンコンのさらに上位として、PCシミュレータ用のものがあり、こちらはプロのドライバーが練習用につかえるレベルの機材となる。ここまでくると、ハンコンだけでなくモニタや椅子もふくめたコックピット一式をととのえるので数十万コースになる。そこまでやれば、GT7も実車さながらの運転がたのしめそうですが、僕のレベルでは過剰スペックかな。

結局、ハンコンとしては中級、シミュレータとしては初級の『Thrustmaster T300RS』を購入。同社のハンコンには、より新しく廉価版のT248というモデルもありますが、こちらはT300とちがってハンドルを交換できないタイプなので、旧式だけど上位モデルであるT300をチョイス。マニュアル操作もしたかったので、同社のシフターと固定用のフレームも同時購入。妥協の産物とはいえ十万弱かかってるので、PS5とGT7のセットよりお高いワケで、このていどではまだまだと思ってしまうあたり、感覚がバグッてますな。もちろん実物のクルマを買うことにくらべれば、上位モデルでも格安ではありますが。

T300RSはクルマの状態に応じてハンドルが振動したり、勝手にグルグル廻ったりするので、単純に操作するだけならRWAのほうが気楽ですが、インフォメーションがおおいほうが挙動を制御しやすくもある。なんとかGT7のエンディングまで到達することができました。あとはより上級のレースに挑戦したり、マニュアル操作の練習をしたりと、やるべきこと、やれることは果てしなくある。とりあえず、レーシングカーの操作用に『TM OPEN WHEEL ADD-ON』というレーシングハンドルも追加購入。上級のレースだと、普通車とちがい操作ごとの「間」がなく、せわしないアクションが要求されるので必要性を感じました。単純に、交換用のハンドルが欲しかったというのもありますが。

スピードを追求するなら、パドルシフトによるマニュアル操作のほうが圧倒的に速いのですが、クルマの操作を楽しむという意味ではシフターとクラッチをつかったマニュアル操作も習熟したい。リアルではMT免許を取得したものの、免許取得後はほぼAT車しか操作したことがないというMTペーパードライバーなので、ゲーム上でとはいえMTの練習ができるのはありがたい。半クラッチとか、すっかりわすれていたよ。あるていどマニュアル操作に慣れてから、スポーツドライブに必須なテクニックである「ヒール・アンド・トゥー」というワザに挑戦してるのだけど、これがむずかしい。減速時にエンジンの回転数低下をふせいで適切に調整するため、左足でクラッチを切りながら右足先でブレーキを踏み、右足のかかとでアクセルをふかしながらギアダウンをする、というもの。理屈はわかるし、操作もやれないことはないけど、適切な減速と適切なシフトダウンを同時に実践するのは、なかなかにむずかしい。フルブレーキング中にアクセルをふかすと、どうしてもブレーキの踏力がみだれて制動距離が長くなってしまうんだよな。ここらへんは練習あるのみですな。シミュレータとしてのGT7は、市販車の挙動はかなりリアルだけど、レーシングカーは実車とは異なる、という感じらしい。マニュアル車の練習としては、市販のスポーツカーををノーマルセッティングで走らせるかぎりは、比較的実車にちかい練習ができるのはないかと思ってます。

ゲーム内でクルマを操作してると、実車の運転に影響があるかというと、影響はあるが支障はないという感じ。ゲーム内のレース走行ではフルアクセルとブレーキを多用しますが、実車の市街地走行ではふんわりアクセルとブレーキが基本なので、似て非なるモノ。ただ、ゲームの影響でアクセルをふかしすぎたり、存在しないパドルシフトを操作したくなったりはしますけどね。実車での経験にゲーム内の経験をプラスして、より豊かなカーライフを送る所存。