クセになるくだらなさ『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』を鑑賞

だが、それが良い。

映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』を劇場で鑑賞。旧作リメイクではない、オリジナル系の劇場版ドラえもんはノーチェックだったけど、評判が良いようなので観てみる。すべてのひみつ道具が集められているという未来の施設、ひみつ道具博物館を舞台に、盗まれたドラえもんの鈴と取り戻すため、いつものメンツが大冒険……というほどでもない冒険を繰り広げる。物語のスケールは大きくない……というか、ぶっちゃけTVスペシャル級なんだけど、オリジナルキャラのキャラ立ちがすばらしく、演出も面白いので飽きさせない。よくもまぁ、これだけスケールの小さな話を、大長編に仕立てたものです。レギュラーメンバー抜きの、オリジナルキャラだけで物語が創れそう。

怪盗の犯人捜しが大筋とはいえ、終始ドタバタの良い意味で「くだらない」活劇に笑わされっぱなし。オーソドックスな、巨悪に立ちむかう大長編ドラえもんを期待すると肩すかしを喰らいますが、これはこれで大変楽しませてもらいました。

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