2009年の映画『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』を映画館で鑑賞。
ふとしたきっかけで、のび太の部屋と、遠宇宙(10光年よりも遠距離)にある宇宙船の扉とがつながってしまい、その先にある開拓中の惑星で、のび太たちが大活躍する話。1981年公開作品のリメイクです。僕は1981年版も劇場で鑑賞してますが、この作品がリメイクされることを長年、待ち望んでいました。
西部劇を基本とした大長編で、1981年版も名作の誉れ高い作品ですが、旧映画版には致命的な欠落があった。それは、敵役であるガルタイト鉱業の悪漢、ギラーミンとのび太との拳銃による決闘シーン。漫画原作では最大の山場なのに、旧映画版ではこのシーンがカットされていた。ダメ人間オブザワールド最有力候補である野比のび太の歴史上、最大級といってもよい見せ場が映像化されることは、まさに──僕の脳内で──時代が待ち望んだリメイクなのであります!
作品は、じゃっかん詰め込みすぎなきらいはあるものの、うまく原作をふくらませ、まとめていると思う。原作や前作を観ているとアレレと思うシーン(裏切り者がちがう、トカイトカイ星が未登場、等)はあるけれど、大きな破綻はなし。観にいって良かったです。あえて不満をいわせてもらえば、肝心カナメの決闘シーンを、テレビ朝日の宣伝CMで先に観ちゃったコト。こんな重要すぎるシーンをCMで流す神経が信じられません。あと、もうちょっと全体的に西部劇チックな演出をしても良かったかな。ドラえもんやガンダムは、新作としてだれがなにを創っても文句が出る部類の作品ではあるけれど、今回は水準以上だったと思います。
来年は海が舞台になるとのコトで、あの作品のリメイクになることが予想されます。魔の三角海域ネタはちょっと古いので、ここは今風に、Google先生が誤報したと称するアトランティスネタで攻めてみてはどうだろう?
鑑賞者全員プレゼントは、『ビュンビュン!ヒーロー★ドラ』。うしろにひっぱるとゼンマイが巻かれて走り出すのは普通ですが、脱着式の帽子をかぶせないと動かないのがおもしろいですね。
しかし、いちばん印象的だったのは、劇場で購入した『キラキラ★ドラ ポップコーンBOX』。専用ケースとドリンクつきで、なんとおかわり自由。当日のみで、入場券の半券をみせる必要はあるけど、これはうれしい。
味は塩とキャラメルを指定できるので、1回目は塩、2回目はキャラメルにしてみた。写真は2回目のキャラメル味。シェアすれば、かなりお得です。容器は、職場のゴミ箱にでも使おうかな。いい歳した大人が買うにはちょっと恥ずかしいデザインですが、そこらへんは根性で耐えろ!