どこでも発想『アイデアを盗む技術』

パクリ上等!

山名宏和著『アイデアを盗む技術』を読む。刺激的なタイトル通り、既存の製品をコピーして製造コストを削減したり、気に入ったイラストをトレースして格好いい絵作りをしたり、曲のフレーズを自曲に織り込んだりするノウハウを公開する……わけではありません、もちろん。そういった知的所有権や著作権、社会通念に反しない方法で、さまざまアイデアを拾うコツをレクチャーしてくれる。

著者はバラエティ番組の構成など、テレビ方面で活躍されているそうで、常に視聴者の興味を惹くアイデアを要求される。自分の引きだしだけでは、すぐにアイデアが枯渇するので、うまく周囲や他人の情報に「おもしろさ」のアンテナを張って、自分の血肉とする。同業のアイデアを「盗む」のはアウトでも、様々な経験を自身が使えるアイデアとして「盗む」のは、まったく合法。そもそも、この世にまったくのオリジナルというものは存在しないのだから、間接的にアイデアを「盗む」ことを、積極的に行うべきなのです。

枯渇するより速く、大量にアイデアをストックできるようにしておけ、ということですね。

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