「旅行記」カテゴリーアーカイブ

風雨にまけず、和歌山から静岡へドライビン

道がだんだん失せて行く。

夜通し愛車を走らせて、神奈川県鎌倉市から和歌山県串本町までやってきました。目的は果たしたので、あとは帰るだけですが、また一気に戻るのは辛い。行きは眠くなったら車の後部でゴロ寝するという車中泊まがいのことまでしたけど、帰りはもうちょっと余裕のあるドライブを楽しみたい。

ということで、2日目は一気に鎌倉まで戻らず、静岡県の浜名湖に宿を取った。ここでのんびり1泊してから帰ろうと思い、串本を出発したのですが、なんだか雨がすごい勢いで降っている。ただでさえ、有料道路が完備されておらず走りにくい、紀伊半島東部、和歌山から三重へ続く道を、這いずるように東進。記録的な豪雨だと報道された、尾鷲を通過したのですが、カーナビからは続々と道が閉鎖されたという情報が入ってきて、結局通れたのは海沿いの細い道のみ。車のワイパーを最速にしてもまだ、視界が妨げられるほどの豪雨をかいくぐり、神経を使う細道を縫って、ようやく紀伊半島を脱出。

どうにかこうにか、夕方には静岡県の浜名湖に到着。観光する余力もなく、ホテルでメシ喰って寝ました。浜名湖観光は翌日に持ち越し。

本州最南端、和歌山県串本町へドライビン

念願の場所へ立つ。

ゴールデンウィークに、愛車で泊まりがけのドライブに出発。目的地は和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町。本州最南端のこの地には、トルコの軍艦エルトゥールル号遭難事件の慰霊碑が建っている。トルコと関わりの深い土地だけに、トルコ好きとしては、1度は行かねばならない土地です。

30日の深夜に神奈川県鎌倉市を出発し、新東名を使って西進。明け方には紀伊半島に到達。新東名は、できたてホヤホヤだけに、のっぺりとした道の造りが、まるでテレビゲームのコースみたいでした。有料道路の区間は順調でしたが、紀伊半島には有料道路網が完備されておらず、串本までは下道をひたすら走る。峠道、街、海岸道路のコンボを繰り返して、ようやく串本町に到達。エルトゥールル号の慰霊碑が建つ大島へ上陸。さっそく、遭難現場と慰霊碑を見学。

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1890年(明治23年)9月、オスマントルコ帝国時代の軍艦エルトゥールル号が、この地で遭難し、500名以上の死者を出している。串本の人々は生存者を手厚く保護し、最終的にトルコへ無事に送り届けた。トルコの親日感情が高い理由のひとつとなった事件。艦が座礁した、船甲羅と呼ばれる岩礁もバッチリ見ることができました。

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そして、もうひとつの目的は、このトルコ共和国建国者、ケマル=アタテュルクの像を見ること。実はこの像、以前は新潟県にある柏崎トルコ文化村にトルコより寄贈、設置されていたのですが、同園が閉園したことで野ざらしのまま放置されてしまうという、大変失礼な事態になっていた。紆余曲折の末、トルコと縁の深い串本町に移設されたとのこと。たしかに、トルコ文化村にあったのと同じ像ですな。

これは、2002年7月にトルコ文化村で撮影したもの。移設された経緯については記載がなく、トルコ大使館から串本へ寄贈されたとだけ書いてありました。

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当地には、遭難事件の展示を行うトルコ記念館や、遭難したトルコの軍人がたどりついた樫野崎灯台も見学できる。生憎の天気だったけど、日土交流の端緒に触れることができて大変満足です。

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ほかにも、ペリー来航以前にやってきたアメリカ船、レディ・ワシントン号を記念した日米修交記念館や、その先から見ることができる三角形の岩礁、海金剛なども見学。この付近の岩のゴツゴツっぷりは半端ない。

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時間に余裕があったので、近くにある端杭岩も見学。弘法大師が、天の邪鬼を使役して、大島に橋をかけようとした名残という伝説があるそうです。

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こちらは本州最南端、潮岬にある望楼の芝生。潮岬観光タワーから、最南端の地を一望してきました。

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夕食は地元のレストラン、サンドリアで猪豚を使ったプレミアムハンバーグを食す。柔らかくて、口の中でとろけるようなハンバーグ。店構えは洋食風ですが、和食もござれのファミレス的なお店。串本に行ったら、また立ち寄りたいお店です。

天候はイマイチでしたが、駆け足ながら串本を堪能いたしました。

三浦半島の『城ヶ島』へドライビン

念願達成。

三浦半島の南端にある、『城ヶ島』へ自家用車で出かける。ここへは10年以上前にも行こうとしているのだけれど、橋を渡って島へ行ったことがなかった。ついに、念願の城ヶ島上陸ですよ。

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城ヶ島大橋を渡るのと、駐車場代がかかるのが馬鹿になりませんが、整備された城ヶ島公園はなかなか良い感じ。アベックとキャットが徘徊しておりました。

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右上の灯台は、島の西端にある安房埼灯台。岩場を歩く必要があるけど、がんばって行ってみた。

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近くで見ると、灯台はタイル張りでありました。

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島には猫もたくさんいましたが、生傷のあるキャットもおり、島暮らしも厳しそうです。

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リアルダンジョン『田谷の洞窟』から生還した

ロウソクの意義が問われる。

昼間に時間があったので、横浜市栄区田谷町の田谷山定泉寺境内にある『田谷の洞窟』へ行ってみた。

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洞窟内は写真撮影禁止。洞内には、各所に梵字や絵が彫られている。入口でロウソクに火を点けて入るのだが、内部は各所に照明があるため、 ぶっちゃけ不要。それどころか、ちょっと歩いただけですぐ消えてしまうので、入ってから出るまでロウソクを消さずに歩くにはテクニックが要る。消えても、再着火できる火種は事欠かないので問題はないけどね。

この手の洞窟に潜ってつくづく思うのは、ダンジョン探索RPGのように、洞窟内で戦闘するのは現実的じゃないなぁってこと。ひとりが通るのがやっとなのに、会敵して剣を振り廻すなんて無理。バトル前提で洞窟を掘っているのかもしれないけど、細い通路の途中に闘技場的なスペースを設けてバトル、ぐらいが現実的な気がします。洞窟探検後は、近くにある温泉『湯快爽快たや』で入浴リフレッシュしました。

風雨の中『東京ゲートブリッジ』を渡ってみた

ドン詰まりに先はない。

先日開通した『東京ゲートブリッジ』に、車で行ってみた。道は空いていましたが、けっこう風雨が強かった。新木場側の若洲公園にある昇降施設から登り、橋を渡って対岸の中央防波堤側まで行ける。車だとたいした風じゃないと思ってたのですが、それは新車の性能が良いかわかりづらいだけで、実はけっこうな風圧。傘が4回オチョコになって、5回目でバキバキに壊れました。雨は強くなかったので、観念して傘ナシで渡橋。

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天気が良くても、風が強いとけっこう厳しい感じ。中央防波堤側の昇降施設は現在、降りることはできない。ただ、端まで歩いて帰ってくるだけの歩道。雨の日はオススメしませんが、ちょっとした散歩になるのではないかと。本日開通した新東名も、そのうち走りに行きたいな。

清水の『ちびまる子ちゃんランド』へ行ってみた

スタンプラリー完遂。

静岡へ墓参りへ行ったついでに、清水のエスパルスドリームプラザ内にある『ちびまる子ちゃんランド』へ行ってきた。ご存知『ちびまる子ちゃん』のテーマパーク的な施設。作品にちなんだ展示物で楽しませてくれる。施設内には問題とスタンプが隠されており、全問正解でスタンプラリーを制覇すると景品がもらえます。これが絶妙な難易度で、大人でもそれなりに頭を使う内容。

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ズバリ、完全制覇でしょう! 景品は、キャラクターシール。全種類コンプはそれなりに大変そうです。基本はキッズ向けとはいえ、ちびまる子ちゃん好きなら大人も楽しめます。

エスパルスドリームプラザは、ほかにも『清水すしミュージアム』という施設もある。こちらは寿司の歴史を学べる施設なのですが……僕ら以外の客はなし。知識は得られても、食べられないしな。

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ということで、ミュージアムのとなりにある店で、地魚を使った寿司を食べました。

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エスパルスドリームプラザ、じっくり廻れば半日ぐらいは潰せる施設ですな。

星型の夢『龍岡城五稜郭』へ行ってみた

日本の星型稜堡を制覇!

17世紀、フランスの建築家ヴォーバンが完成させた、死角の少ない城塞建築、星型稜堡。日本でも幕末に建てられた函館五稜郭が有名です。しかし、日本にはもうひとつ、星型城郭が存在するのです。それが、長野県の龍岡城五稜郭。ぜひ、いちど行ってみたかったので、新車を駆って、いざ長野へ。

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五稜郭を見学する上でネックになるのは、その巨大さ。現地に立つと星型だかなんだか、サッパリわからない。函館五稜郭には、上空から見おろすための五稜郭タワーが建てられていた。しかし、龍岡城五稜郭には、そんな大それたものは不要。

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中は小学校になっており、台所など一部の施設が残るのみ。非常にコンパクトな造りなので、星型のフチを1周するのに三十分もかからない。とりあえず五隅を制覇。

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規模は函館五稜郭の4分の1。堀も一部は未完成。写真を見てもわかるとおり、石垣は低く、そもそも、星型稜堡は平地に造るものなのに、近くに山があったりして、大砲で狙い放題。本気で当時の兵器を防御できるとは思えない。どうやらこれ、当時の領主、松平乗謨(のりかた)が、実験的というか趣味というか、ともかく造ってみたかったから造っちゃった代物のようです。


大きな地図で見る

規模が小さいので星型であることはなんとなく実感できるのメリットですが、実用的な城郭ではなく、星型稜堡のミニチュアのようなもの。愛すべき、無用の箱庭であると感じました。

横浜中華街の『関帝廟』へ行ってきた

意外に狭いぞ。

横浜にしばらく勤めていたことがあって、中華街はランチによく出かけてた。しかし、関羽を祭った『関帝廟(かんていびょう)』へは行ったことがなかった。ということで、出かけてみる。

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かんていびょ~! って、なんか違う。ここは関帝廟の近くにある媽祖廟(まそびょう)でした。間違えたけど、ついでに参拝。お願いをする前に、氏名、住所、生年月日を念じる必要があるそうです。ガチで成就させてくれそう。

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こちらが本当の関帝廟。中華的な派手さはあるけど、思ったより小さな施設でした。

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関羽閣下のご尊顔を拝して目的達成。おみやげに、交通安全の御守りをゲットしました。中華街でランチをして帰宅。

千葉県富津市の『明治百年記念展望塔』へドライビン他

モダンな昭和の記念塔です。

愛車白ジュークで、千葉県へドライビン。地元鎌倉から、アクアラインを経由して房総半島へ。目的地は、富津市にある『明治百年記念展望塔』へ。その名のとおり、明治100年を記念して立てられた展望塔。複数の展望台をピラミッド状に組み合わせて、タワーにしています。昭和の香りがする施設で、エレベーターはありません。

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目的は達しましたが、時間に余裕があったので房総半島を南下。前から気になっていた『東京湾観音』へ。こちらも昭和の香りがただよう施設で、20階フロアにおよぶ螺旋階段を延々と徒歩で登る。

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途中に、七福神などの像が飾られている。頂上付近は非常に狭く、この像を拠点とするボスキャラは、さぞ苦労しそうな造り。頭部の20階で記帳し、降りてきました。

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さらに房総半島を南下し、『鋸山』へ。元は石切場だった岩山で、ロープウェイで登る。奥には大仏像などもあるようですが、時間がなかったのですぐに下山。ここは半日がかりぐらいで行くべきでしょう。

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帰りの時間を短縮するため、金谷から『東京湾フェリー』で横須賀へ。以前、ドライブした時と逆のルートですな。費用はちょいとかかりますが、早めに帰宅できました。