ネットワーク対応ハードディスク『Synology DiskStation DS218j』を導入していろいろ設定してみた

ネットワーク対応ハードディスクとして以上に、いろいろ楽しめるガジェットです。

自宅のLANに1.5テラのネットワーク対応ハードディスクをつなげてファイルサーバとして運用している。はじめは写真や音楽データの保存、パソコンのバックアップ用などにつかってたのですが、定期バップアップをさせるとすぐ満杯になるので、古い​データの死蔵場所みたいな半放置状態に。そして2011年から8年経過した現在も使用中ですが、経年的にいつ壊れてもおかしくないというか、壊れても文句がいえない感じになってきた。

いっぽう、出先から家のLANに接続するために契約していた@ニフティのVPNサービスである『Smart Serve』が今年の3月末でサービスを停止。VPN接続で自宅のパソコンをメンテナンスしたり、上記のネットワーク対応ハードディスクへアクセスする手段がなくなってしまいました。

ネットワーク対応ハードディスクの更新とVPN接続の代替手段として、『Synology DiskStation DS218j』というネットワーク対応ハードディスクを購入してみた。内蔵ハードディスクは自分で用意するタイプですが、あらかじめ4テラのハードディスク2台がセットになった製品を購入。LAID 1という冗長構成にしたので、2台ディスクがあっても容量は4テラながら、どちらか1台のディスクが壊れても片側が生きのこればデータは無事という安心重視の構成にしてみた。

既存のネットワーク対応ハードディスクに保存したデータをうつすのはもちろん、デスクトップパソコンとノートパソコンのバックアップ先にも指定。さらにDS218jに追加できる機能として、VPN Serverを追加。Open VPNという規格でVPNを設定し、書き出した設定ファイルを読み込ませることで、スマホやタブレットからVPN接続して、家のデスクトップPCにリモートアクセスできることを確認。ただ、Magic Pingによるスリープ状態から復帰させるツールが、VPN接続したデバイスからでは使用できず、仕方なく自宅のLANに接続したLinuxの古いノートPCにリモートアクセスし、「wakeonlan」コマンドでMagic Pingを送信するという力業で、デスクトップPCを起動させることに。専用マシンを用意するのではなく、DS218jにMagic Ping送信アプリを追加できるとか、もうちょっとスマートな解決法はないものだろうか。

DS218jに追加できる機能で重宝しているのが、Note Stationというメモアプリ。メモやリマインダー機能はめずらしくありませんが、自宅のDS218jを母艦として動作するから、外部のサービスを利用するよりは安心して使用できる。パソコン、Android、iOSでおなじデータを参照可能なので、メモやリマインドをどこからでも追加、編集可能になりました。スマホ用アプリのDS noteは、うまく同期がとれないことがあるので、不安なときは手動で同期を実行、確認するといいみたい。

あとは、Webサーバ機能をつかって自宅サーバでブログ運営なんてこともできそう。このブログを自宅のDS218jに移行しての運営も技術的には可能ですが、外部にサーバを公開するのはセキュリティ的にもトラフィック的にも不安があるので、ひとまずは自分用のWikiをローカルに立てて、VPN経由で自分専用につかってみようかと。ネットワーク対応ハードディスクとして以上に、いろいろ楽しめるガジェットです。


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