郁雄/吉武 のすべての投稿

公衆無線LANツールはコレでいい『Japan Wi-Fi auto-connect』

ここらへんは利便性とトレードオフですな。

モバイル回線をau(月7ギガ)+Y!mobile(月2ギガ)から、UQ-Mobile(月9ギガ)+Y!mobile(月9ギガ)プランに変更。以前のプランだと、月末に通信容量不足──いわゆるギガ死──状態にたびたびなってた。そういうときは、有償で1ギガぶんを購入したり、サブ回線のmineoでテザリングしたりでやりくりしてたのですが、回線とプランを見直したら、いまのところ通信容量には余裕がある。アプリのアップデートや、無線LAN接続したいパソコンやゲーム機のために、わざわざ公衆無線LANスポットをさがさなくてもよくなりました。

いちおう、UQ mobileには「ギガぞうWi-Fi」、Y!mobileには「ソフトバンクWi-Fiスポット」という公衆無線LANスポットに接続するためのアプリが用意されているのですが、どちらにも難アリ。UQ mobileeの「ギガぞうWi-Fi」は有料オプションで月額料がかかる。細かくアップデートしてくれるのはいいのですが、そのたびにプロファイルの設定が必要だったり、セキュリティ強化のためのVPNが有効化されていると通信できない場合があったりと、使い勝手がわるい。いっぽう、Y!mobileが用意している「ソフトバンクWi-Fiスポット」は無料なのですが、Y!mobileが指定する端末以外は利用不可。僕はSIMフリー端末をつかってるので、そもそも利用対象外なのです。

というコトで、有料かつ5台までつかえるUQ mobileeの「ギガぞうWi-Fi」一択になるのですが、そもそもモバイル通信だけでことたりる現状なので、お金を払ってまで公衆無線LANをつかう必要性を感じない。

そのかわりに無料でかつ、それなりに安全な公衆無線LANスポットにアクセスするため、『Japan Wi-Fi auto-connect』というアプリを利用中。訪日外国人むけのアプリですが、邦人でも利用可能。アプリをインストール後にGoogleやSNSアカウントでログインするだけ。主要な公共施設やコンビニ、交通機関などの公衆無線LANスポットに自動で接続してくれる。公衆無線LANは、個別にログインしようとするとけっこう手続きが面倒なので、コレは便利。利用してる範囲では、それなりに速度がでてますし、速度がでなかったり、認証に失敗する場合は接続を切ってくれる。個人的にはコンビニと、私鉄の公衆無線LANスポットに接続してくれるのがたすかる。僕はすべて有効にしてますが、スポットごとに利用する/しないを設定することもできます。

難点としては、アプリにログインしたアカウントで接続できる端末は、どうやら1台らしいこと。端末Aで公衆無線LANスポットに接続すると、おなじアカウントでログインした端末Bはおなじスポットに接続できない。以前は同時接続できてたので、仕様がかわったのかな? 現状、複数端末で利用する場合は、異なるアカウントでログインする必要があります。あと、アプリの位置情報を許可しておかないと接続してくれない。セキュリティやらバッテリー消費やらの問題はありますが、ここらへんは利便性とトレードオフですな。また、公衆無線LANスポットによっては1日の接続回数制限があり、制限を超えたスポットはアプリ側でその日じゅう、自動接続がOFFになります。

訪日外国人むけだけに、信頼できる無線LANスポットのみに接続されるとはいえ、セキュリティツールは用意されているわけではないので、不安があるなら別途、VPN回線などで接続すべきでしょう。現状、無料期間の有料プランで使用していた「ギガぞうWi-Fi」は無料プランに変更してツールを削除。ギガ死でこまっているわけではないですが、保険的に公衆無線LANスポットへ無料で接続できるツールとして、『Japan Wi-Fi auto-connect』はなかなかに優秀だとおもいます。

スマートすぎてウォッチとはいいがたい『DIESEL ON G5 DT2015』

よくもわるくもスマホと同等の、多機能な腕時計型子機

以前から、スマートウォッチなるものに興味があった。時刻を表示するだけでなく、スマートフォンと連動し、通話やメール、LINEの通知。地図でのナビなど多様な機能が腕時計型端末でつかえるというモノ。いちばん有名なのはApple Watchですが、四角い腕時計は好きではないので、丸型となるとAndroid系のみとなる。

とはいえ、いきなり数万もする端末を買うのはこわいので、ためしにAmazonでセールしてた4000円弱のスマートウォッチを購入。中華系の製品で最低限の機能はあるものの、アプリの日本語が怪しかったり、レビューがサクラだらけだったり、そもそも記録した情報はどこのサーバに保存されてるんだよと怪しさ満点。ただ、ボタンを押したときだけ画面を表示させる設定にすると1週間以上、バッテリーが持つのは便利。週に1回、1時間ほど充電するクセをつければ、あとはずっとつけっぱなしでも大丈夫。安物だけど、値段なりにはつかえました。

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ただまぁ、最新のPixcel 4スマホとセットでつかうには、あまりにも貧相な気がするので、相応に高機能なスマートウォッチを購入してみる。いろいろなやんで、ディーゼルの『DIESEL ON G5 DT2015』を購入。Google謹製のWear OSを搭載したモデル。値段的には中の上といった感じでしょうか。

一見すると、丸型のゴツい腕時計ですが、文字盤がディスプレイになってる。時計としてのデザインは好きに変えられるので、デジタルでもアナログでも自由自在。スリープモード中は白黒表示になるけど、画面を注視するとフルカラー表示に切替わる。バンドのデザインはジーンズ調ですが、裏側はレザーなのでゴワゴワしたり色落ちしたりはしません。サイドにあるボタンふたつに機能が割りふれるけど、まちがって押してしまうことがけっこうあったので、天気表示とタイマーという、押しても害のない機能に落ちつく。

それでも手首を返すと竜頭が押され、勝手にGoogleアシスタントが起動することは防げませんが。ひと月ほど使用して、スマートウォッチとのつきあいにもなれてきました。

まずいえるのは、スマートウォッチを時計としてとらえたら、お話にならないレベルということ。朝フル充電して24時間、持ったりもたなかったりという感じ。電力が低下すると自動的に時計のみ表示になるのですが、睡眠モニターなどの機能は当然オフになってしまう。テスト購入した中華スマートウォッチなら、つけっぱなしでも大丈夫だったけど、十倍以上の値段がするWear OSスマートウォッチのほうが、使い勝手は低下してる。多機能かつ高機能なのはまちがいないですが、その代償はあまりにもおおきい。

機能を制限することでバッテリーを長持ちさせられるので、GPSとスマートウォッチ側での通話機能をOFFにしたら、こころもち長持ちするように。機能フルでも、朝出社して夕方帰宅するまでの利用ぐらいなら大丈夫。でも、終電まぎわ以降など、帰宅が極端におそくなると省電力時計のみモードに移行することが何度かあったので、仕方なく機能を制限することに。機能制限は、利用頻度がたかくないものを切ったけど、必要ならONにできるので、通常はOFFでも問題なし。

よくもわるくもスマホと同等の、多機能な腕時計型子機の域はでませんな。Wear OSじたいは、5年前ぐらいのAndroidスマホっぽい使用感。動作が不安定で強制再起動とか、GPSの精度向上のために8の字に旋回させるとか、ずいぶんひさしぶりにやりましたよ。たっぷり充電したはずなのに、バッテリー残量が70~80パーセントになってる場合は、なんらかのプロセスがバッテリーを消費している可能性があるので、とりあえず再起動したほうがいいみたい。

機能をフルにつかえて、軽く、薄く、最短でも1週間ぐらいはバッテリーが持つ。そうなってはじめて本当の「スマート」な「ウォッチ」になるとおもいます。腕時計としては論外ですが、多機能な腕時計型子機として、しばらく活用していきますよ。

■2020/03/18追記

しばらく本機を使用していましたが朝、充電器から外したらいっしょに裏ブタがパカッと外れてしまいました!

あわててフタをおしつけ、機能に問題がないことを確認。同様の事象がないかネットで調べたんだけど、ありました。「DIESEL ON スマートウォッチ GENERATION 4」という製品のいちぶに不具合があり、返金対応か新世代品に交換対応だったらしい。ちなみに僕のは同社のGENERATION 5……って、このトラブルの交換対象品ではないですか。裏蓋がとれないよう、改良されてるはずなのですが。

使用可能とはいえ、防水性や信頼性が不安なので、サポートに問い合わせ。さいしょ、発売元のディーゼルに連絡したら、GENERATION 5で裏ブタがはずれる事象は報告されていない、スマートウォッチは機械部分を製造しているフォッシルに問い合わせてくれといわれる。フォッシルの時計用サポートに電話したら、スマートウォッチは別な電話番号にかけてくれといわれる。で、フォッシルのスマートウォッチ用サポートに電話して事情を説明したら、スマートウォッチ本体と充電器を送ってほしいとのこと。外装品は捨ててしまうので、箱は不要。Amazonで購入した場合は保証書がないので、購入履歴のページを印刷して添付が必要。配送先情報でゴタゴタしましたが、なんとか着払いでサポートセンターに配送しました。

■2020/03/30追記

フォッシルのサポートセンターから手紙が……て、手紙? なんでもフタのとれたスマートウォッチは修理不可なので、良品交換でいいか、電話かFAXで返事しろとのこと。よくない場合が書いてないけど………。ともかく電話してみたら、交換がいやなら返金対応とのこと。左様っスか。

交換品は大丈夫なの? ときいてみたら、より新しいGENERATION 5に交換だから大丈夫だそうです。僕のはその、GENERATION 5なんだけど……。どうやら対応された方、前述のGENERATION 4からの交換対応と勘違いしていたようで。いっそ返金してもらい、他社のスマートウォッチに買い替えようかとの想いがよぎりましたが、グッとこらえて交換を依頼。スマートウォッチはまだまだ改良の余地がありすぎるとの認識をあらたに、良品到着をまちます。

■2020/04/09追記

サポートに交換希望と連絡してから、4日ほどで代替品が到着。裏ブタのとれたモデルと同一品なので、またはずれるんじゃないかという不安はぬぐえません。いっぽうでスマートウォッチなしの生活をしばらくしてたら、けっこう不便をかんじることが多かった。時間表示とスマホ通知が手元でみられる利便性はたかかったんだなと。

二代目スマートウォッチとなったので、再セットアップ時に有料のウォッチフェイスを購入。みやすいアナログ時計風です。この代替品がまた、短期間で裏ブタがはずれるようなら返金対応してもらい、バッテリーの持ちがよい別製品に買い替えますよ。

置き配バッグ『OKIPPA』の利点と問題点

もうちょっとコストをかけてセキュリティと利便性を高めてほしいところです。

宅配便の受取時に、うっかり外出していて再配達をたのむ。などという受取るほうにも、配達するほうにも不幸な事態をふせぐため、不在でも荷物を入れて置ける置き配用バッグ『OKIPPA』というモノがあります。無料モニターキャンペーンに申し込んだら当選したので、さっそく家の玄関に設置してみた。ワイヤーつきの器具を家のドアノブなどに固定し、専用の折り畳みバッグと固定。ウチはドアノブがないので、雨樋の金具に固定してみた。バッグを展開すると中ぐらいの段ボールぐらいは入れられる大きさ。配達員がバッグに納品したらジッパーを閉じ、3桁のダイヤル式錠前をかければ完了。撥水加工だけど防水仕様ではないため、雨の日はビニールをかぶせろと書いてあるから、あらかじめビニール袋をセットしてるけど、バッグ自身に簡易な防水性がほしいところ。

実際に設置してから何度か、『OKIPPA』での配達がありました。いてもいなくても配達してもらえるのはやはり便利……なのですが、最後にダイヤル式の錠前をかけるところで、ちゃんとロックがかかってなかった。錠を閉じてからダイヤルを廻さないとロックがかからないのだけど、コレが廻されてないんだな。付属の説明書にもダイヤルを廻せと書いてはあるけど、たしかにわかりにくい。治安のいい日本で、そうそう盗まれるとは思ってないけど、適切に対応されてないのは不安があります。さらにいえば、ロックをかける前の錠前は正しいロック番号にあわせる必要があるので、施錠する人にも番号がまるわかり。とりあえず、バッグの錠前を付属のダイヤル式から、カギ式に交換。これなら錠をはめれば施錠されるし、カギがなければ開かないので、最低限のセキュリティは確保できるはず。

そもそもの問題として、固定するワイヤにしろ、バッグにしろ、3桁のダイヤル式錠前にしろ、悪意ある相手が器具やスキルを駆使すれば、容易に持ち去られてしまうとも思う。それどころか、使用前のバッグをひらいて錠前のロック番号を確認してしまえば、正しく施錠されたバッグでさえも容易に開錠できるのではないか。

現行の『OKIPPA』は、セキュリティのゆるさに目をつぶるとしても、使い勝手の悪いダイヤル式の錠前と、雨の日にビニールをかける必要があるバッグは改善すべき。最低限のコストで、最低限のセキュリティを確保する品ではありますが、もうちょっとコストをかけてセキュリティと利便性を高めてほしいところです。

脱auして、『UQモバイル』へMNP

キャリアにちかい回線品質を低額で維持できて満足してる。

通話用のPHSとはべつに、ゲームなどお遊び用にauスマホを契約してた。メインのウィルコム(現ワイモバイル)回線よりも高額な通信料金を払うのは釈然としないものの、回線品質をかんがえると格安SIMに乗換えるのはためらわれた。実際、サブ回線として格安SIMのmineoを契約してますが、使えはするけどメイン回線にするにはイマイチな印象。au契約に付加された三太郎の日だの、スマートパスだの、過剰スペックなサービスに辟易しつつも利用をつづけてたら、いつの間にか8年が経過しておりました。そんな感じで、auにちかい回線品質でかつ、過剰なサービスがない格安SIMとなれば、au系の『UQモバイル』しかありません。『UQモバイル』に不満があるなら、そもそも格安SIMは使うな、ということらしいので。

通話用のワイモバイル回線はウィルコム系のPHS回線からソフトバンク系の4G回線に切替ずみで、SIMフリー端末の『Pixel 4』を使用中。au回線もおなじくSIMフリー版の『iPhone 11 Pro MAX』に機種変更ずみなので、『UQモバイル』の回線契約をしてSIMを挿しかえるだけ。電話番号は維持したかったので、はじめてMNP(モバイルナンバーポータビリティ)に挑戦。auの指定番号に電話して、MNPを申し出る。8年契約してるからと端末割引を条件に引き留められましたが、『iPhone 11 Pro MAX』があることを理由に断固固辞したら、あっさりMNP番号を発行してくれました。

お次はAmazonで『UQモバイル』のオンライン版契約コードを購入し、UQのサイトでコードとMNP番号、その他もろもろを入力すると手続きが開始される。移行中のau回線はどうなるのか不安だったけど、あたらしいSIM到着後にWebで回線切替手続きをした瞬間からUQ回線になるとのこと。ただ、回線切替手続きができる時間が9:30~20:30のあいだなので、仕事帰りにまったりしてから切替、というわけにはいかなかったのが唯一の誤算でした。

『UQモバイル』に切替わってから、auの「ezweb.ne.jp」アドレスが無効になり、スマートパスや三太郎の日の権利がなくなり、公衆無線LANサービスがau-WiFiからギガぞうに変わりました。au IDは引き継がれているので、『UQモバイル』が対応しているサービスはつかえるみたい。au時代からつかってた「My au」や「au WALLET」といったアプリにはふつうにログインできました。

気になる使用感としては、前述のサービスが無効になったことぐらいで、それ以外はau時代となにが変わったかわからないレベル。電話番号によるショートメッセージもそのままつかえたし、LINEのID検索ができないらしいですが、そもそもつかってない機能なので不便を感じる余地がない。通信速度はじゃっかん落ちてるハズですけど、auでも通信がとどこおるタイミングはあったので誤差の範囲という感じ。無線LANサービスのギガぞうは有料サービスなのに、つながるけど速度があがらない、ガッカリスポットに接続しちゃう確率が高い印象。au-WiFiの使用感にちかいでですが、無料期間内なので改善しなければ有料になるまえに解約するかも。

契約は通話オプションなしの、あたらしいスマホプランMで、ずっと月9ギガ利用できる。通話オプションをつけると期間限定で月12ギガになるそうですが、au時代は月7ギガでやりくりしてたから月9ギガもあればじゅうぶん。基本、電話回線は緊急時以外はつかわないから、つかえる必要はあっても定額通話は不要なのです。10月に改訂された新プランは通話オプションをつけると旧プランと大差ないそうなので、期間限定の月12ギガにつられないよう注意したほうがいいみたい。

過大なサービスがなくなったうえに、キャリアにちかい回線品質を低額で維持できて満足してる。iPhone用の回線が安くなったので、Android用のワイモバイル回線もみなおし、月2ギガから月9ギガの、こちらもあたらしいスマホベーシックプランMに変更。ハイスペックな『Pixel 4』にみあった回線にアップグレード。トータルではコストダウンして、つかえる容量が7ギガ+2ギガの計9ギガから、9ギガ+9ギガの18ギガに増量。僕のつかいかたなら、iPhoneもAndroidも毎月快適に使用できそうです。

Androidだって更新しまくりたい『Google Pixel 4』に機種変更

奥義を封印して野に放たれるとか。

お遊び用のスマホをiPhone 11 Pro Maxに機種変更。大画面でバッテリーの持ちもよく快適。

いっぽうで通話用のAndroid端末はSIMフリーの小型スマホ『AQUOS R Compact』を昨年から使用中。

iPhoneとAndroidを併用してかんじるのは、システムアップデートの頻度と期間のちがい。iPhoneは最新のアップデートが即配信されるのが当然ですが、Androidスマホ、とくにGoogleが推してるスマホ以外は放置されるか、わすれたころに配信されることがおおい。AQUOS R Compactの場合も、基本ソフトがAndroid 9にアップデートされたのは2019年6月と、Android 9が公開された2018年8月から約10ヶ月おくれで、しかもAndroidスマホとしては遅くてもアップデートしてくれるだけマシという状況。セキュリティ更新も、よほどの緊急事態でもなければ、数ヶ月に1回というペース。いっぽうのiPhoneはといえば、先日公開されたiOS13の更新対象から、iPhone 5Sが外れました。ぎゃくにいえば、2013年9月に発売された5Sは、約6年間もサポート対象だったわけです。それどころか、アップデートが終了したはずのiOS12のセキュリティ更新が、地味に継続中。そりゃ、iPhoneのリセールバリューも高くなるわけだ。

ことシステムアップデートについては冷遇ぎみのAndroidスマホですが、可能な限りアップデート対象期間がながいモノとなると、選択肢は限られる。Sonyなど、比較的アップデートに積極的なメーカーをえらぶか、ワイモバイルのAndroid OneシリーズのようにGoogle監修でマメにアップデートする決まりの機種をえらぶか。そしてもうひとつ、Google謹製のPixelスマホに機種変更するか。Android Oneスマホは母親がつかってるのですが、更新間隔はみじかいものの最新版からひと月おくれぐらいでアップデートされる印象なので、より最新版をもとめるならGoogle Pixel一択。ということで、発売されたばかりの『Google Pixel 4』のSIMフリー版を購入。アップデート保証は3年間と、iPhone 5Sには遠くおよびませんが、2年で機種変更する想定ならまったく問題なし。さっそく、11月のセキュリティ更新も受信済み。

色は白系の「Clearly White」。角がまるく、電源ボタンがオレンジ色でポップな印象。さっそくAQUOS R Compactと付属のUSB Type-Cケーブルを接続してデータの移行。といってもインストールアプリの一覧と画像データなどがコピーされるだけで、アプリの設定データなどは移行されない模様。iPhoneのバックアップなら、完全ではないもののゲームアプリのセーブデータまで移行してくれるのにくらべるとイマイチな印象。AQUOS R Compactからの移行だからか? iPhoneでも移行できない電子マネー系アプリや認証系アプリは手動でせっせと移行手続きをすすめる。こまかなアプリ設定は旧スマホを確認し、手動で新スマホに設定していく。バックアップ機能のないアプリも、パソコン経由で設定ファイルを直接コピーしたら移行できました。

あるていど設定がかたまったところで、液晶保護フィルムを貼りに家電量販店へ。しかしながら、発売直後だったため新しすぎてPixel 4用の保護フィルムがないとのことで、かわりにハルトコーティングという、ガラス硬化処理をしてもらう。専用の溶剤を塗布するとあら不思議、48時間でカチカチに硬化するという。これで液晶保護フィルムは不要かともおもったけど、ハルトコーティングの評価には諸説あって、すぐ割れちゃったという方もいるようで後日、ガラスフィルムを追加。保護ケースもつけてストラップを追加するという「いつもどおり」の仕様でおちつきました。

最新のPixel 4だけに、動作はサクサク。ゲームアプリも余裕で動いてしまうので、コロプラやポケモンGoなどの位置ゲームはPixel 4に分担させようとしたけど、おもいのほかバッテリー消費がはげしく、本来の目的である電話機として不安があるので、やっぱりゲーム類はiPhone 11 Pro Max先生の担当に。通話機能を最優先にしたいところですが、なまじハイエンド機なだけに、ついつい使い倒したくなっちゃうのは痛しかゆしです。iPhone 11 Pro Maxの感動的なまでに長持ちするバッテリーにくらべると、Pixel 4はイマイチというか「並」レベルですな。

しばらくPixel 4をつかった印象としては、顔認証から自動でロック解除してホーム画面が表示される動作がきもちいいい。iPhoneもX以降は顔認証でロックがはずれますが、ホーム画面表示は手動で画面を上にスワイプする必要がある。そのひと手間が省略されるのは想像以上に快適で、ついついネット検索などにつかってしまい、バッテリーを無駄に消費することに。目を閉じたままでもロックがはずれちゃうザル仕様は今後の改善を待つとして、動作としてはなかなかよい感じです。

いっぽうでボタン操作を排したジェスチャーナビゲーションについては、iPhone X系の操作と微妙に異なるのに違和感。ホーム画面が複数枚ある場合、iPhone X系だと下から上にスワイプすると左端のホーム画面に遷移するので、よく使うアプリを集約させていて、Pixel 4でもおなじようにしてる。でもPixel 4で下から上にスワイプさせてもアプリ一覧が表示され、再度下から上にスワイプさせても元のページにもどるだけで、左端のホーム画面に遷移してくれない。iPhone X系とあわせる必要はないけど、なにかしら左端のホーム画面を呼び出す操作を用意してほしい。ちなみに旧来の画面下端にボタンを表示させるモードにすれば、中央の丸ボタンをタッチすることで左端のホーム画面に遷移してくれる。いままでできた操作ができなくなるのは釈然としません。

この端末のウリとして、かざした手のうごきを検知して操作できるという「モーションセンス」という機能があるのですが、法整備の問題で日本では来年春にならないとつかえない。奥義を封印して野に放たれるとか、中二ゴコロをくすぐられる設定ですな……と、ポジティブに受け止めておこう。

iPhoneとAndroidスマホとも、2019年を代表するハイエンド機に機種変更したので、最低2年はこのまま使うつもり。どちらも粗削りなところはありますが、それもふくめて最新のガジェットたちを楽しみたいとおもいます。

最低野郎な『iPhone 11 Pro Max』に機種変更

いや、いまのおまえのほうがずっといい。

お遊び用スマホをiPhone Xに機種変更して約2年。OSアップデート対象からはずれるのも当分先なので、このまま使い続けても大丈夫そう。

iPhoneといいながら、電話(フォン)機能はほとんどつかってませんケド。ゲーム、LINE、ウェブ閲覧、カーナビ用として性能不足を感じることはないのですが、いっぽうでバッテリーが劣化をはじめていたり、そもそもフル充電でも昼過ぎには充電しないと不安だったり、ときたま強制リセットが必要になるなど、不満もある。バッテリーについては、iPhone XR用の増設バッテリーケースをムリヤリ使用してますが、本体は重くなるわ、カッコ悪いわ、ストラップがケースをちぎりはじめるわと、1日充電なしでつかえる利便性の代償はなかなかにおおきい。

時期的にも、新型に機種変更してかまわないタイミングだったので、『iPhone 11 Pro Max』を注文してみた。色はもちろん、最低野郎[ボトムズ]なミッドナイトグリーン。むせるぜ!

……と、期待したほど実物にミリタリー感はなく。装甲騎兵ボトムズの主役級メカ、スコープドックに似ていると評判の三眼カメラも、見なれてしまえば普通。てゆーか、あたらしい広角カメラが便利。

このように、おなじ場所から普通のレンズと広角レンズで撮りくらべてみると、画角のひろさが段違い。通常のレンズだと、肉眼でみた風景から中央を切り抜いた感じになるのですが、広角レンズだと肉眼での印象にちかい感じ。不要なものまで写ってしまうことに注意すればかなりつかえそうです。

現状、お遊び用スマホはau回線で契約しているのですが、iPhone 11 Pro Maxではauでの機種変更手続きをせず、Appleストアから直接SIMフリー版を購入しました。キャリア契約のほうが割安ですが、いっぽうで他社への乗換がしづらくなるデメリットもある。すでに通話用のワイモバイルスマホも、電子書籍閲覧用のiPad ProもSIMフリー版にしてあるので、今後はキャリアにしばられず通信手段をチョイスできます。

最新型のiPhone 11 Pro Maxとはいえ、iPhone Xの設定を引継いでいるので、あまり機種変更した印象はない。それでも、あきらかに向上したのはバッテリーの持ち。朝に満タンの状態で出発し、移動時間と休憩時間にスマホをバリバリつかって帰宅しても約3割はバッテリー残量がある。iPhone X+増設バッテリーケースと同等に稼働するのだから、実用的にはじゅうぶん。ぎゃくにいえば、これぐらいが最低ラインで、欲をいえば1週間ぐらいは無充電でも全力で稼働するのが普通になってくれれば、電話(フォン)としてiPhoneがつかえるのですが。ここらへんは、次世代の全個体電池なんかが普及するのを待つしかないでしょうけど。いや、いまのおまえのほうがずっといい。

半月ほどiPhone 11 Pro Maxをつかった印象としては、ハードウェアとしてはじゅうぶん満足ですが、基本ソフトであるiOS13がとにかく不安定。記事執筆時点でiOS13.1.3ですが、まだ安定版とはいえない。いつになったら安定版になるのやら。

ついいに新型日産ジュークが発表された

今回こそは僕の乗りたいクルマを売ってほしいです。

愛車、日産ジュークに乗り替えたのが2012年。もう7年もたったのか。街乗りのコンパクトSUVという、ありそうでないクルマだったはずが、いまやさまざまなジュークっぽい他社製品が目白押し。日本市場ではすっかり旬がすぎたクルマになってしまいましたが、欧州ではそれなりに売れているらしい。新型ジュークが出るというウワサは数年前からあったけど、ゴーンショックなどを経て、ついに新型が発表になりました。

現行ジューク乗りからみた新型ジュークの印象ですが、いろいろと先進的な技術を盛りこみつつも、ちゃんとジュークにみえるデザインに仕上げてきたな、と。ボディがじゃっかんおおきくなったぶん、後席とトランクの容積が増えたのは好印象。現行ジュークは、微妙に日本の立体駐車場におさまらない高さだったのが、新型ジュークはさらに3センチアップしたとのことですが……まぁ、そのほうがあきらめがついていいのかも。

そもそもジュークの新型が出ることすら怪しい時期もありましたが、無事に発表されてなにより。欧州むけのクルマだけに、日本市場に投入されるのか? 同格のヴェゼルやCH-Rと張りあえるかも未知数。でも、もし出るなら次回は高性能なジュークニスモ、さらに選択肢があるならマニュアルモデルに乗換を検討したい。かつて出るかもといわれながら、けっきょく市販化されなかったIDxというコンセプトカーがありました。市販化したら買うつもりだったのに! あのガッカリ感は忘れないよ。

が、今回の日産ジュークは実車があるのだから、欧州よりおくれても日本市場にもぜひ投入していただきたい。小さな声を大にしていうのですが、僕は日産車が好きなのではなく、日産ジュークが好きで乗換たクチなので、今回こそは僕の乗りたいクルマを売ってほしいです。

ネットワーク対応ハードディスク『Synology DiskStation DS218j』を導入していろいろ設定してみた

ネットワーク対応ハードディスクとして以上に、いろいろ楽しめるガジェットです。

自宅のLANに1.5テラのネットワーク対応ハードディスクをつなげてファイルサーバとして運用している。はじめは写真や音楽データの保存、パソコンのバックアップ用などにつかってたのですが、定期バップアップをさせるとすぐ満杯になるので、古い​データの死蔵場所みたいな半放置状態に。そして2011年から8年経過した現在も使用中ですが、経年的にいつ壊れてもおかしくないというか、壊れても文句がいえない感じになってきた。

いっぽう、出先から家のLANに接続するために契約していた@ニフティのVPNサービスである『Smart Serve』が今年の3月末でサービスを停止。VPN接続で自宅のパソコンをメンテナンスしたり、上記のネットワーク対応ハードディスクへアクセスする手段がなくなってしまいました。

ネットワーク対応ハードディスクの更新とVPN接続の代替手段として、『Synology DiskStation DS218j』というネットワーク対応ハードディスクを購入してみた。内蔵ハードディスクは自分で用意するタイプですが、あらかじめ4テラのハードディスク2台がセットになった製品を購入。LAID 1という冗長構成にしたので、2台ディスクがあっても容量は4テラながら、どちらか1台のディスクが壊れても片側が生きのこればデータは無事という安心重視の構成にしてみた。

既存のネットワーク対応ハードディスクに保存したデータをうつすのはもちろん、デスクトップパソコンとノートパソコンのバックアップ先にも指定。さらにDS218jに追加できる機能として、VPN Serverを追加。Open VPNという規格でVPNを設定し、書き出した設定ファイルを読み込ませることで、スマホやタブレットからVPN接続して、家のデスクトップPCにリモートアクセスできることを確認。ただ、Magic Pingによるスリープ状態から復帰させるツールが、VPN接続したデバイスからでは使用できず、仕方なく自宅のLANに接続したLinuxの古いノートPCにリモートアクセスし、「wakeonlan」コマンドでMagic Pingを送信するという力業で、デスクトップPCを起動させることに。専用マシンを用意するのではなく、DS218jにMagic Ping送信アプリを追加できるとか、もうちょっとスマートな解決法はないものだろうか。

DS218jに追加できる機能で重宝しているのが、Note Stationというメモアプリ。メモやリマインダー機能はめずらしくありませんが、自宅のDS218jを母艦として動作するから、外部のサービスを利用するよりは安心して使用できる。パソコン、Android、iOSでおなじデータを参照可能なので、メモやリマインドをどこからでも追加、編集可能になりました。スマホ用アプリのDS noteは、うまく同期がとれないことがあるので、不安なときは手動で同期を実行、確認するといいみたい。

あとは、Webサーバ機能をつかって自宅サーバでブログ運営なんてこともできそう。このブログを自宅のDS218jに移行しての運営も技術的には可能ですが、外部にサーバを公開するのはセキュリティ的にもトラフィック的にも不安があるので、ひとまずは自分用のWikiをローカルに立てて、VPN経由で自分専用につかってみようかと。ネットワーク対応ハードディスクとして以上に、いろいろ楽しめるガジェットです。


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無線LANをGoogle Wifiにリプレイス

無線LANまわりがスッキリしました。

自宅の無線LANが不調。5GHz帯は大丈夫なんだけど、2.4GHz帯が動作しなくなっちゃった。Webカメラやスマートホーム機器などが2.4GHz帯をつかっているので、地味に不便。ケーブルテレビインターネットの機器だから、交換してもらえばいいのかもしれないけど、もともと動作が不安定だったので、思い切ってGoogle Wifiにリプレイス。

Google謹製の無線LANルータ。特徴はメッシュネットワークという機能で、複数の機器をひとつの無線LANエリアとして設定できる。ウチは家屋が複数あるのでどちらもおなじ設定で無線LANにつながるなら非常に便利。いままで無線LAN中継器を使ってたけど、中継するぶん速度が低下していたのですが、Google Wifiは専用通信で中継するから速度が低下しにくいそうです。

とはいえ、お安い商品ではないのでとりあえず1台購入して様子をみる。Googleの公式サイトでは、なぜか1台と3台セットしか売ってなかったので。2台セットプリーズ。

設定は既存の2.4GHz帯無線LANのものを引き継いだので、あらたに設定する必要はナシ。Google Wifiはひとつの設定で2.4GHz帯と5GHz帯を自動で切り替えてくれるから、最終的に既存の5GHz帯は止めてGoogle Wifiに統一しました。スマホから機器にログインすると、出先だろうとなんだろうと設定をいじったり、接続状況を確認できるのは面白い。機器ごとに接続できる時間を設定したり、優先して通信帯域を確保する機器を決めたりもできる。ちょっとオーバースペックな気もしますが、動作は問題なし。

ウワサのメッシュネットワークをつかってみたいので、もう1台Google Wifiを購入。ただ、追加購入しようとして気づいたんだけど、Googleの公式サイトで購入するより、Amazonの通販業者から正規品を購入したほうがお安いじゃないですか。公式で2台買うお値段で、Amazon業者なら3台買えちまうんだぜ。最初から、こちらで買えばよかった。

1台構成のときは2.4GHz帯が優先されて、5GHz帯で接続できるはずのスマホが2.4GHz帯でつながることが多かったけど、メッシュネットワークを有効化してからは、気づくと5GHz帯になるようになった。ぶっちゃけ2.4GHz帯でもじゅうぶん速いので、5GHz帯にこだわる必要はないのですが、気分の問題で。Google Wifiに統一したおかげで、無線LANまわりがスッキリしました。

気になるところや、機能を追加してほしいと感じる部分はあるのですが、スマホアプリから簡単にフィードバックを送信できるので、現状に不満があったら気軽に改善提案できるのはいいですね。有線LAN、無線LANともすべてGoogle Wifi配下にしたので、今後はプロバイダーを変更してもLAN環境は現状の設定を維持できるようになりました。公式サイトが割高なことに気をつければ、なかなかに快適な無線LANルータです。