年相応な趣味のはずなのに、なんたるアウェイ感。
「ゴルフ経験は?」と問われると、ファミコンのゴルフ、ディスクシステムのJAPANコース、USコース、プレステ系のみんなのGOLFなどをプレイしてます。マンガやアニメのゴルフ作品はけっこう好きです……という感じで、フィクションやバーチャルな世界のスポーツ。あるいは、日曜の夕方にやってる興味のないスポーツ番組、ぐらいの印象。ルールや用語、クラブの選び方は知ってるけど、リアルにプレイしたことはないスポーツ、それがゴルフでした。
そんな僕が、リアルゴルフですよ。週末にゴルフ練習場でレッスンを受けたのですよ。年相応な趣味のはずなのに、なんたるアウェイ感。コーチの指示で専用器具によるストレッチを行い、打ちっぱなしで打ちまくる。ドライバーは貸してもらいましたが、最初はなかなかボールに当たらず。あとは、50球500円でボールを借りて、ひたすら打ちまくりで200球。腰と腕の使い方にコツが要り、腰の回転でクラブを横にふり廻し、腕はクラブの動きに逆らわず、ムチのように柔軟に動かす感じでそれなりに飛ぶように。理想的なショットだと、何の抵抗もなくスッと打球が蒼穹に消えていく……みたいなのを想像してたけど、うまく打てたときもガキッと衝撃を感じるのは、まだまだ修練が足りないのか、そんなものなのか。
やりすぎると後が大変そうだったので、もうちょっとやりたいなというトコロで終了にしました。思ったよりは当たるようになった気はしますが、狙った場所に飛ばすなんてのは夢のまたユメ。前に気持ち良く飛ばすことに集中しておりました。ただ、リアルゴルフをやって困ったのは、自分の打った球を見失いがちなこと。当日は曇天で空が白いものだから、白い飛打がどこにあるのかわからず。ボテボテの球なら地面を転がるからみえるけど、気持ちよく打てた球ほど空に溶けてよくわからない。コーチに相談したら、まずは足元の球に集中し、頭を動かさず打つことが第一で、慣れれば自分の打った球の方向は見当がつくようになるから、気にするなとのアドバイス。ゴルフゲームで自打を見失うなんてことはないので、新鮮なリアルゴルフ体験ではありました。
慣れない運動をしたので、手にマメができたり、軽く筋肉痛になったりしましたが、おもしろかったです。とはいえ、ティーショットの練習をしただけなので、フェアウェからのショット、バンカーからのショット、アプローチ、パッティングなど、覚えなければならないことは山積み状態。どこまでやるかわかりませんが、行こうと思えばコースを廻れるぐらいにはなりたいかな。