『TerraTech レギオン 』で最弱から成り上がれ!

序盤の苦行を越えて2人目以降のキャラを解放できれば楽になるかと。

Steamで『TerraTech レギオン 』をプレイした。TerraTech(テラテック) というゲームの派生版で、オリジナル版もそれなりに遊んでいました。オープンフィールド内でテックと呼ばれる小型メカを操作し、敵を倒してパーツを奪い、最弱から最強を目指すというのがオリジナルの内容。このゲーム、序盤のサバイバルバトルは大変楽しいのですが、中盤以降でパーツが充実してくると、こちらの火力が圧倒的に勝ってしまうので、敵に倒される危険がほぼなくなってしまい、以降は自己満足の世界になる。最終的には、ラボ環境で任意の最強テック同士を戦わせるぐらいしかやることがなくなってしまう。

今回のレギオンは、敵がエイリアン的な敵性生物となり、成長システムにヴァンパイアサバイバー的なレベルアップ時の複数アイテムからの選択制を採用。最弱からスタートして最強に成り上がるという、オリジナル版で一番面白い部分をコンパクトに楽しめる。毎回最弱スタートとなるため、制作するテックは毎回異なり、一期一会の相棒と戦場を駆け巡ることになります。オリジナル版にあった、メーカーごとに異なる性能のパーツは健在で、テラテックをやってると、なつかしさを感じる。メーカーを代表するような4人のキャラクターが設定されており、それぞれ初期テックと成長要素が異なります。てか、テックって有人操作されてたのか。操縦ユニットに人工知能が搭載されているのかと思ってた。

4つの惑星に3つの難易度があり、4人のキャラクターが操るテックでこれらを攻略していく。キャラごとに性能が異なり、攻略法やテックの成長方針が異なる。記事執筆時点で全キャラレベルカンストで、全パーツを集め、トロフィーコンプするまでプレイしましたが、最初のキャラであるミケラが一番ツラかった。2番目のジャンがブーストによる体当たり専門キャラで使いやすく、3番目のサムもブースト時に敵をすり抜けられるので、ボスの猛攻をしのぎやすい。4番目のケフェイドはホバー移動にクセがありますが、後退時にもブーストが使用できるので、操作に慣れれば逃げやすい。ミケラは打たれ弱いのに敵から逃げづらいので、テックの右側方に火力を集中させて、敵の周囲を時計廻りに逃げ回って火力を集中させると安定しました。生存性ならジャン、火力ならサム、機動性ならケフェイドって感じです。ミケラは、う~んと、リロールがたくさんでいるので、好みのパーツをつけやすいのがメリット……かな?

通常モードでは制限時間があり、中ボスとラスボスが出現し、倒す必要がある。時間が区切られているので、テックの強さもそれなりで終わる。サバイバルモードにすると、1時間でも2時間でもプレイできて、最強のテックを目指せます。隠し要素として、マップ内に汚染パーツなるものが落ちていまして、これは強力なメリットと引き替えにデメリットが発生するというピーキーなパーツ。たとえば、火力は高くなるけど静止していないと攻撃できないとか、ブースト能力がアップするけど、一定時間ブーストを使用しないと勝手に加速をはじめるとか、メリデリが極端。なので、自身のビルドに合致する汚染パーツならパワーアップできますが、使いこなせないと弱体化したり自滅したりするという、両刃のつるぎ。キャラクターによっては、この汚染パーツをマップ内で2つ装着してボスを倒すなんてお題もありまして。制限時間内にマップ上で汚染パーツを2つ見つけるのが運任せ、さらに装着した汚染パーツが自身のテックとマッチするかも運任せなので、かなり苦労させられました。もう、二度とやりたくない。

個人的には、テラテック 好きとして楽しめるゲームではありましたが、万人向けかというとそうでもない。テラテック のことを知っていて、最弱スタートを毎回やるのが苦痛でなければ楽しめると思う。あとは、序盤の苦行を越えて2人目以降のキャラを解放できれば楽になるかと。まだ登場していないパーツメーカーもあるし、拡張の余地もあるので、今後のバランス調整とアップデートに期待します。

最後に、テックにパーツを装着する際の小技をひとつ。複数マスの台座のうえに、複数マスの武器を装着する場合は通常、台座となるブロックはテック本体のどこかしらに接続されている必要があります。たとえば、台座となる4個のブロックのうち、1ブロックが他のブロックに接していなければ、4マスが成立しないので、4マスの武器は装着できない。ですが、4マスの外側に接続先となる仮のブロックを置いて、一時的に4マスすべてのブロックをテック本体と接続した状態にしたうえで、4マスの武器を装着したのち、仮のブロックを外したとしても、接続部のなかった1ブロックは4マス武器の底面に接続しているので台座として成立する。

つまり、4マス台座のうち、1ブロックのみテック本体と接続させれば、のこり3ブロックは4マス武器の底面に接続させるだけで台座として成立させられる。武器を設置したあとは、本体に接続したブロック以外ののこりの台座がテック本体に接地しなくても、回転させても武器は外れない。このテクを駆使することで、限られたパーツでテックを拡張することが可能になる。コレは覚えておいたほうが良いテクニックですよ。

超絶ブラックな『にほんの田舎ぐらし』を体験した

『どこかの奴隷ぐらし』 じゃないか!

Nitendo Switch版『にほんの田舎ぐらし』 をプレイ。日本風の寒村を舞台に、のんびりスローライフを楽しめそうな、楽しめないようなゲーム。もとは2023年にリリースされた、iPhone専用アプリゲームで、2026年3月にSteam/Switch版がリリースされたというながれ。
都会から移住してきた主人公が、電気もガスも水道もない古民家で自活をはじめるところからスタート。雑草をむしり、家を補修し、水くみをして火をおこしてと、文化的生活とはほど遠いタスクをこなしていく。それは良い……それは良いのだが、このゲームの問題は近隣住民が、地域の問題を主人公に丸投げしてくるところ。


近所の神社の神主は、荒れた神社の復旧を主人公に丸投げ。地主や村長は荒れた村の補修を主人公に丸投げ。仕事を丸投げするのはもちろん、かかる経費も主人公持ち。このゲームの世界が日本国の領土なのかは不明ですが、公共施設の整備を民間人ボランティアに丸投げしていいのか? あれだけ面倒くさいタスクを手伝いもせず押しつけておいて、復興後は感謝の言葉だけですませるのか? と、終始キレながらプレイしてた。

主人公の自腹奉仕で、村は復興していくのですが、主人公の家は永遠に非電化のままだし、コメも味噌も醤油も自作するしかない。イオンもコンビニもないのはもちろん、ちょっと醤油切らしたんで……と、ご近所に融通をたのむことは、有償でも好感度100%でもできません。排他的でも身内には親切、などという人情は皆無。用意された導線以外の自由度がまったくなく、その導線がかなり理不尽なので、攻略サイトで正解を調べ、年間にこなす作業を事前に計画、実行していくという、精緻なタスク管理が要求される。へたな異世界モノよりもファンタジーな日本風の異世界、とでも解釈しないと納得できない……いや、納得したくない理不尽さ。こんなの、『にほんの田舎ぐらし』 と称する、『どこかの奴隷ぐらし』 じゃないか!

いちおう、超絶面倒くさい地域ネコや陶芸のイベントもクリアし、デイリーとコレクション要素をのぞく現時点でプレイ可能なコンテンツは完了させました。ただ、今後もアップデートされそうなので、また新要素が解放されたらキレながらプレイすることになりそう。まぁ、そういう理不尽なゲームだとわかってて、あえて遊んでいるんですけどね。

なんだろう……この、嘘はないけど実情が巧妙に隠蔽されているPVは。


このゲームでいちばんムカつくのは、理不尽な要求をしてくる住民たちではなく、理不尽な要求に応えるしか選択肢がない、奴隷根性全開の主人公自身。テメェが対応するから、連中がつけあがるんだぞ! 夢オチでいいから、住民たちに復讐できるダークなイベントを追加してくれないかな。