因子伝統
ネタバレ注意。
Nintendo Wiiの〈ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス〉をクリアしました。途中、
資格試験を挟んだので日数がかかりましたが、50時間ほどでエンディングを迎える。清く正しくハイレベルな陸戦ゲームでした。今回のヒロインは間違いなく"黄昏の姫君(トワイライトプリンセス)"。最近のゼルダは、"実はゼルダ姫だったパターン"が多かったのだけど、今回はサブヒロインというか、サードヒロインぐらいの位置でしたな。リアルタイムで動く美麗なグラフィックと、いちいち格好良いキャラの造形と動きにウットリ。
猫目リンクもラヴリーだけど、リンクはこうでなくっちゃ。
満足度の高い作品でしたが、難点を挙げるとすれば操作系。ゲームキューブ版との互換性の関係か、リモコンとヌンチャクでの操作がこなれないと感じる部分があった。特に顕著なのはメニュー画面。アイテム画面、イベントアイテム画面、マップ画面でボタンの役割が異なり、その上相互に切り替えられないのはストレスを感じた。ここは作法通りAボタンで決定、Bボタンでキャンセルに統一して欲しかった。Wii専用のゼルダも開発中とのことなので、ここらへんは改良に期待。
シナリオ的には序盤に展開される黄昏の世界のオドロオドロしい雰囲気が秀逸なだけに、後半の決戦があまり盛り上がらない気はした。お城で悪の大魔王と大決戦をしてるのに、城下町の人々はノンキな日常を送っているというのも一因。黄昏の世界の問題がフィルタリングされた光の世界の危機、というテーマで最後まで行った方が緊迫感があった気がします。
と、気になるところは多少あるものの、完成度の高い秀作でした。次も楽しみにしてます。
●ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス