●はじまりのボタン●
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わたしは街を歩いている。

それが見慣れた街並みであることに変わりはなかったが、異なる自分の記憶が、その街並みに驚愕しているのが面白かった。そして考えるだろう。どうして『はじまりのボタン』が、途中で元の世界に戻るためのスイッチだと思いつかなかったのだろうかと。あらゆる可能性を検討したというのに。