たしかにキマイラの森で豚王の最後でした
ゲームボーイアドバンスの〈MOTHER3〉をクリア。
12年間、
まちに待ったソフトもエンディング。内容的には、前作〈MOTHER2〉の続編という感じでした。前作のサブタイトル"ギーグの逆襲"に対して、今回は"
ポーキーの逆襲"って感じ? 原始共産主義的な理想郷が、豚マスクの一団の陰謀で徐々に文明に毒されて行く感じが面白い。章ごとに操るキャラが違うので最初は戸惑いますが、中盤以降は固定メンバーになります。今回の最終メンバーは、弟、姫、盗賊、犬という感じ。他に名付けられたり操作できるキャラは、兄、父、母、猿。好きなメニューと"カッコイイと思う言葉"も入力するのはいつも通り。好きなメニューは、ほとんど食べる機会がありませんが。
最後までプレイした感想というか印象は、本来、Nintendo 64版でやりたかった10割のうち7割を再構成して、ゲームボーイアドバンス版としてダウンサイジングしました、という感じ。最後はかなり強引にまとめたっぽいです。終盤で長々と設定を説明した上に、ラストの説明不足な部分は想像してネと投げちゃってる所がなんとも。商品として成立はさせてるけど、作品としては未完成な印象はぬぐえない。ラストに表示されるロゴデザインから想像するに、"
終末を迎えていたはずの地球が再生した"というオチなんだろうけど、主人公の活躍の前後に何が起こっているのかは想像するしかない……どころか、想像する手がかりが少なすぎるのは問題アリアリ。メッセージ性が高く、中盤までの展開は面白いけど、トータルとして見ると、残念ながら〈MOTHER2〉の完成度には遠く及ばないです。いっそNintendo DSで3部作ぐらいにして……ってやってたらいつまでも完成しないから、ゲームボーイアドバンスで完結させたのか。お疲れ様というほかございません。
とりあえず、クリア直前の状態でクマトラ(姫)が最強PSIである"PKグラウンド"という飛行モンスター無効の地震攻撃を覚えたのですが、ラストダンジョン(脱出不可)のザコ敵がみんな飛行タイプで使う相手がいないんですけど? ……やりなおしですか、そうですか。