Old Diary

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日記のようなモノ
──西暦2000年5月その3──
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2000年5月21日(日) クチビルサケタ
2000年5月22日(月) クチビルハレタ
2000年5月23日(火) 小説っぽい夜
2000年5月24日(水) 時には、ささやかなる矜持を
2000年5月25日(木) 黒ビール、ゲットふう
2000年5月26日(金) 調整する日、ぐぅすか
2000年5月27日(土) 我々ハ武装中ナリ
2000年5月28日(日) 白川前由真とオクタビアの冒険
2000年5月29日(月) 山海堂に2回行く
2000年5月30日(火) 謎の腹痛と発熱でグッタリ
2000年5月31日(水) 空腹は完調の兆しと、読みあさり

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2000年5月31日(水) 空腹は完調の兆しと、読みあさり

 今日は会社に行きました。
 腹具合は微妙だったけど、業務には支障なし。
 昼食はカップおかゆで済ませ、水分補給が重要というコトで、仕事中はお茶をガブガブ飲みまくりデス。
 夕方からは空腹感も出てきたので、回復傾向なり。
 仕事としては、伝票処理や請求書の発行などなど、事務的なことをしてました。
 んで、業務も終了し、そそくさと退社。
 月末なので、定期購読しているパソコン雑誌を買う。

 パワーユーザーのためのPC総合情報誌「日経WinPC」
 パソコン自作派ユーザーのための専門誌「PC−DIY」

 ……の二冊を買う。
 惹句[じゃっく]では区別がつきにくいですが、濃いめのパソコン情報を、WinPCは正攻法で、PC−DIYはちょっとアングラ気味に紹介している雑誌……かな?
 どちらも面白い雑誌なのじゃが、PC−DIYは表紙に特徴がないので、書店で探す時にいつも苦労します。
 WinPCは表紙にサイバーなオブジェが載ってるので目立つし、どこの書店でも見かけるから安心なのですが、PC−DIYは大きな書店でしか扱ってない上に、平積みされてても目立たない「薄い」表紙なのは、どうにかして欲しい。
 いっそ、PC−DIY誌上で「パソコントラブルまんが電脳漫遊記」を連載してる、瑠沢るか(るかぽん)さんに表紙を書いてもらったら、目立ってイイのではなかろーか?
 WinPCの表紙を、「ウスクラ電脳爆弾」の臼倉若菜さんに描けとは言いませんが。(苦笑)
 意味を知りたい人は、2誌を読み比べてみそ。

 今日はさらに、少年サンデー、マガジン、さらに月火と買い損なったビッグコミックスピリッツも買ったので、荷物が重かったデス。

 今日の「Neia_7」は、作画もストーリーも息切れ気味であった。
 つーか、間違えて3倍速で録画してもーたっ(汗)……標準録画が基本のわし。
 「ラブひな」は、あいかわらず作画安定。
 オリジナルの新キャラは、恋のライバルというより、反ラブコメ主義の尖兵だったのねん。メチャクチャ、浮いてたケド。(笑)
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2000年5月30日(火) 謎の腹痛と発熱でグッタリ

 HDC集会も無事終了し、今日から会社!……と思いつつ布団に入ると、朝の3時ごろ強烈な腹痛で目覚める。
 あまりの痛さに、脂汗が出るほど。
 感覚的に腸が動いてないふうなので、腹をゆすって腸内運動を促進。
 しばらく唸ってたら、ちょっと収まったのでまた寝る。

 んで朝、起きたら割と楽になってた。
 かーちゃんに腹痛の旨を伝えると、熱があるかもしれぬから、体温計で計れと言われる。
 計測の結果、37度を越える発熱が……
 どうしよう……と思う。
 たしかに腹具合は良くないが、かといって今日も休むのは……でも、急ぎの仕事もないし……と思い、とりあえず休むことにする。
 急ぎの用事があれば、午後から出社すればよかろ。
 病欠の旨をウチの部長に電話して、部屋でグッタリ。
 熱はどんどん上がるし、食欲もない。
 用心しすぎかと思ったが、休んで正解かも。

 で、夕方まで寝てて、夜になったら起き出す元気が出てきたので、おかゆを食ったり、テレビを見たりする。
 んでようやく、この日記を更新する気力がわいて来たというワケ。
 明日は、会社に行けるといいのだが……
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2000年5月29日(月) 山海堂に2回行く

 今日で長かったHDC集会も最終日。
 昼過ぎに起きたわしらは、銀河皇帝の要望で再び山海堂へ。
 なにやら、細剣[レイピア]か青龍刀が欲しいらしい。
 土曜日に来店したばかりなので、さすがに品揃えは変化なし。
 お店の人も、わしらの顔を覚えていたらしく、「家が近いの?」と聞かれる。
 はっはっは。
 この店に行くと、何かしら買わねばならぬという意識が働くのか、青龍刀を買った銀河皇帝のほかに、わしは黒くて短い木刀、和光氏とけるを氏がナイフを購入。
 ……と、ここでトミーが一足先に、バスで帰って行った。
 おつかれさん。

 んで、ウチにもどったわしらは、これからどうすべぇと相談。
 まだ日が出てたので、ウチの庭で購入したウエポンの撮影会をしようというコトに。
 わしがコーカサスサーベル、和光氏が戦闘用ピック、けるを氏が赤と黒の短い木刀、銀河皇帝が青龍刀、谷yanがわしの模造居合刀。
 それぞれの武器を持って、ポージングしつつデジカメ撮影。
 なかなかに愉快な写真が撮れました。

 それから皆で、銭湯に行こうという話になる。
 銭湯に行く途中で、銀河皇帝と別れる。
 ホームページのチェキ、よろしくね。

 んで銭湯行って帰って、ちょいと時間が余ったので今回、3度目のTRPG。
 真女神転生TRPGをする。
 つっても、今回のはヒマ潰し用の変形ルールで、進行役のマスターを定めず、一定時間ごとにサイコロを振ってマスターを決めるという持ち回り式。
 さっきまでプレイヤーだった奴が、急に物語を考えねばならないという、デンジャラスなシナリオ。
 悪魔退治をする小学生達が主人公で、わしは匠愛[たくみあい]というプロレス小娘を演じる。
主力武器がロケットハンマーとドロップキックという、ハイリスクハイリターンなキャラ。
 最初にマスターを担当したのは谷yan。
 わしも、2回ほどマスターを担当しました。
 ただ、今回は谷yanが、「悪魔のいるデパートの中でスタンプ集め」という大まかな方針を決めてくれたおかげで、物語は作りやすかったです。
 ありがとう、谷yan。

 時間もあまりなかったので、サクっと話を切り上げて解散となる。
 長いような、短いような、HDC集会でありました。
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2000年5月28日(日) 白川前由真とオクタビアの冒険

 今日もHDC集会。
 昼過ぎに起きた、わしら。
 キクさんが帰宅して、入れ替わりに夕方から銀河皇帝とトミーがやって来る。
 んで定例のTRPG。

 まずは谷yanがマスターで、真女神転生TRPGをする。
 わしが担当するのは、フェンシングとコンピューター使いの白川前由真[しらかわまえゆま]嬢。
 結構、長く使ってるキャラじゃが、戦闘技能とコンピューター技能と、どちらも中途半端っぽいので、あんまし活躍できませなんだ。
 つーか、前回の続きで話が短かったため、物足りませんでしたよ。

 ちうこって、続けて別のゲームをプレイする。
 銀河皇帝がマスターで、「ルーンクエスト」というTRPGをする。
 こっちも前回のプレイ中に中断していた話の続きなので、ラストの戦闘シーンだけをプレイ。
 さかなさんも参加していた話なのじゃが、今回は不参加なので、本人共々、諸般の事情(?)で別の場所で戦闘してる……ちうコトにして、わしらだけで解決。
 こっちでわしが使ってるキャラは、オクタビアという娘。
 なんかこの娘は、素直で善人という、まったく特徴のない娘なのじゃが、その誠実さが逆に目立つという、行くところまで行って基本に戻ったキャラ。(笑)
 戦闘面での活躍とあいまって、最近ではかなりイケてる部類。
 今回も戦闘で、バッチリ活躍しましたよ。
 つーか最近、オクタビア以外のキャラは、てんでダメね。(苦笑)

 ルーンクエストのプレイ中、トミーもやって来て、プレイ終了後にデニーズへ行って夕食。
 んで、11時半ぐらいに店を出て、家にもどる途中でさかなさんから電話。
 なんか、このホームページのアドレスを教えよ……と言われる。
 普段はけるを氏の家で見てるらしいのじゃが、今は自宅にいるのでアドレスがわからぬという話。
 今日のTRPG報告がてら、話をしながら帰り、アドレスを教える。
 つーか、予定が空いたなら、この日記で状況を確認してないで、ウチに来なさい!(笑)
 皆、月曜日までいる予定なんだからさ。
 わしと和光氏は、有給休暇じゃよ。

 来ルベシ!
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2000年5月27日(土) 我々ハ武装中ナリ

 今日はHDC集会。
 午前中、早めに起きたわしは、睡眠中の皆を放っておいて日記を更新する。
 んで更に、病院に行って、縫った唇の抜糸。
 抜糸は何度か経験してるので、特に問題もなく終了。
 邪魔クサかった糸がなくなると、傷も結構くっついてる。
 やっぱ、縫って正解だったかな?

 んで、自宅に戻ったのじゃが、やっぱり皆は寝ておる。
 ちうこって、ちょっとヒマ潰しに、リッジレーサーVを進めてみる。
 ハードモードの途中で放ってあったのじゃが、止まっていたのはトルネードグランプリという、すべて1位にならないとダメなグランプリ。
 他のグランプリに比べ格段に難易度が高く、ノーマルでも苦戦したというのに、ハードモード。
 ワンミス=挽回不能という難易度で、とてもダメッスという感じだったのじゃが、なんかクリアしてしまった。(笑)
 んでは、次のグランプリもクリアして……と思ったら皆が起きてきたので、そこで終了。

 遅めの昼食を食べにマクドナルドへ行ってから、さらに鎌倉大仏のそばにある武器屋、「山海堂」へ行く。
 一見すると、ただのおみやげ物屋なのじゃが、刀剣類を中心に、銃刀法に反しない範囲で模造、実物を問わず幅広い武器を取りそろえている。
 一部では有名な店らしく、プロの漫画家も来店してるらしい。
 最近、鎌倉でHDC集会があると、セットで来店するのが習慣。
 まぁ、鎌倉在住のわしなら、いつ行ってもよいのじゃが、そこはそれ、皆と一緒にいくのが楽しいのである。(笑)
 過去2回行っているのじゃが、1回目は日本刀(模造の居合刀)、2回目はグラディウス(古代ローマの短剣の模造品)を購入した。
 さて、今回は?

 勝手知ったる山海堂、わし、和光氏、キクさん、けるを氏、谷yanで店内に突入。
 皆で商品を物色する。
 日本刀、西洋剣、短剣、槍、楯、ヌンチャク、トンファー、短銃、ボウガン、etc……
 新製品もあり、値下げしている製品もあり……と、数ヶ月に一度来店すると、結構たのしめるのだ。
 実をいえば、前回の来店で気になってた武器がある。
 ロシアの騎兵が使用していたという、コーカサスサーベルという剣……の模造品。
 黒革の刀装に、金色の金具がついていて、ちょいとイカス。
 装飾過多じゃナイのが、わし好み。
 ……と、前回も思ってはいたのだが、日本刀、西洋短剣と来たら、次は普通の西洋長剣かな?……と思ってた。
 ただ、コーカサスサーベルは普通の西洋長剣というより、変形日本刀って形状なので、イカスけど次回送りって感じだった。

 で、今回もさほど買う気はなかったのじゃが、目を惹いたのは別の場所にポツンと置かれたコーカサスサーベル。
 処分品と書かれ、ちょっと値引きされている。
 聞いてみると、吊り金具の位置が上下逆なので……という話。
 つまり、金具の位置が間違ってはいるが、その他は正常な製品なワケで、わし的には安くなるなら我慢できるエラー。
 ちうこって、スルドク購入。

 和光氏は、戦闘用ピック(小さなツルハシの模造品)、キクさんが、投擲釘つきの革手甲、けるを氏が短い木刀、谷yanがフクロウの置物。
 なんだか知らぬが、谷yanだけ武器ではないモノをゲットしておる。(笑)
 気に入ったから買ったって、ナニも山海堂で買わんでも……
 当然のコトですが、フクロウの置物もふくめ(笑)、銃刀法違反になるようなブツは買ってませんよ。

 んで帰って、晩飯にウチのカレーを食って、夜はプレイステーション2の「鉄拳TAG」を遊び倒しました。
 鉄拳ボウル……結構、面白いかも。
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2000年5月26日(金) 調整する日、ぐぅすか

 大型物件もおわり、今日は急ぐ仕事もない。
 ……ふんなこって、ウチの印刷機の大掃除をする。
 でかい看板とかを出力すると、絵が粗くなってしまうので後日、小さな出力があると、ちょっと見るに耐えないモノになってしまうため。
 手順通り、あれこれと掃除して、試しに出力。

 ……うっ。

 あんまし綺麗になってない。
 大面積なら気にしない微細なノイズでも、小面積では大問題。
 コレのせいで、何度かクレームが来たことがある。
 ちうこって、せっせと調節&試し出し。
 みるみる出来る、試し出しの山。
 普段はケチくさくやってるけど、今日はトコトンやっちゃうよ!

 と、あれこれやってみるのじゃが、イマイチな状態。
 仕方ないので、メンテナンス会社に連絡してみる。
 なんどかウチに来た人が対応してくれたので、話はすぐに通じた。
 クリーニングのポイントや、機械の設定方法とかを聞く。
 でも……なんか、前に聞いたのと違うのじゃが?(苦笑)

 どうやら、メーカーから供給される紙やインクの質が変化しているらしく、最近のモノはノイズが出やすいらしい。
 そーゆー最新情報は、ホームページとかメールマガジンで配信してくれないかなぁ。
 ま、この業界はいまだに電話でやりとりしているトコロがほとんどなので、ネットをアテにするのも考えものだけどね。
 結局、ウチの機械と同じモノを入れているトコロ全体の傾向として、ノイズが多くなっているらしい。
 さらに聞けば、あるていどの対処法を試して、それでも治らない場合、もうそれが限界かも……とまで言われてしまった。(苦笑)
 つまり、主要部品を交換したとしても、ウチの機械そのものの限界かも……というコト。

 まぁ、出来る範囲でノイズは減らしたし、そもそも小面積の出力は不得手な機械じゃから……と、ちょっと不満気味に仕事終了。

 んで帰る。
 明日からHDC集会なので、ウチに友人たちが大集合の予定……なのじゃが、なんか今日から和光氏、倭丸けるを氏、さかなさんが来るって聞いていた。
 ただ最新の情報だと、さかなさんは事情があって来られないので、和光氏とけるを氏の二人だけが来るってハナシ。
 んだから布団を用意して、その布団でウトウト(笑)してたら和光氏ご一行が到着。

 アレ?……一人多いのですが?

 なぜか和光氏の友人であるキクさんもやって来た。
 それは構わぬのじゃが、布団は二人分しか……
 ま、いいか。
 和光氏が、飲み会をやるが参加するか?と聞く。
 わしは明日、裂けた唇の抜糸をするので、酒盛りはパス。
 一人分の寝場所を確保するため、わしは両親が住んでいる母家に移動して、寝た。
 なにやら、朝方まで酒盛りをしてたらしいナリ。

 キクさんが雑魚寝してる横で、この日記を打ってます。(笑)
 ……つーか寝姿を、デジカメ激写?(USO画像52MB)←笑
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2000年5月25日(木) 黒ビール、ゲットふう

 今日は運動の日。
 ……なのじゃが、日曜日に唇が裂けてしまったため、激しい運動は控えよ!……と、サワディが気を遣ってくれたので、ボーリングに変更。
 嫌味っぽく、天気はよかったがね。(苦笑)

 んで、わしとサワディとで、関内のボーリング場へ。
 いつも通り、12ポンドの球を……ってなんか、むやみとテカってるんですが、球。
 ワックスがけをした直後らしく、12ポンドの球だけが異様な光沢を放っておる。
 少し、いつもと違う雰囲気を感じながらも、ゲーム開始。

 はぁ"〜うぅ"〜っ!(Neia_7ふう)

 何やら弾道が右にズレてしまっているらしく、右ガーターを連発。
 4ゲームやって結局、60〜90ぐらいのスコアしか出ませんでした。
 サワディにしても、100〜130ぐらいと低くはないにしろ、好調とはいえないスコアであった。

 ちょっぴりサイバーブルーな気分(?)で会計を済ませると、何やらサワディがゲーム機に注目しておる。
 見ると、丸いテーブルの上を景品がグルグル廻っており、コインを投入してボタンを押すとアームが動き、それで景品を穴に落としてゲット……というゲーム機。
 サワディが注目してるのは、景品の中にある、小ぶりなビール缶っぽいモノ。
 どうやら、ビール缶型ライターのよう。
 うち、一つはわしが愛飲しておる、キリン黒生ビールのデザインではないか!
 ちうこって、わしとサワディはコインを投入したのである。

 最初、どれがアームなのかわからなくて困ったけど、何回か挑戦するとタイミングがわかってくる。
 欲しい景品を直接ねらうより、他の景品に巻き込んで落としたほうが良さげ。
 黒生缶が流れてくる、かなり前のタイミングでボタンを押す。
 ノロノロとアームが動き、景品の流れに干渉しはじめる。
 やがて、目的の黒生缶が、他の景品におされ、排出口へ……って、なんと、目的のキリン黒生ビールの他に、アサヒ黒生のラベルがプリントされたライターも同時にゲット!
 気前よく、アサヒ黒生のほうをサワディに譲渡すると、かわりにサワディも、誤ゲットしたドナルドダックの人形をくれる。

 はっはっは……よきにはからえ!→ゲット缶ライター×2(JPG画像46KB)

 んで、わしらは近くのお好み焼き屋で晩飯を食い、満腹っぽい腹をゆらしながら、関内から横浜駅まで歩いて、そっから電車で帰ったのである。
 つーか、わしもサワディも煙草を吸わないので、まったく必要ないモノなのじゃがね。(苦笑)
 サワディいわく、会社の同僚に使ってもらう……とのコト。
 間違って、掃除のおばちゃんに捨てられぬようにな!(笑)
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2000年5月24日(水) 時には、ささやかなる矜持を

 今日は、仕事でちょっとばかしトラブル発生。
 一つはイマイチ、納得できないトラブル。
 もう一つは、自分の至らなさによるトラブル。
 まぁ、前者のトラブルのせいで精神的な安定を欠き、後者のトラブルが発生したとも言えるが。
 かといって、後者のトラブルが仕方のないモノだとは思えない。
 自分のせいでミスをすると、金銭的な損失よりもまず、自分自身が許せなくなる。
 責任転嫁したり、目を逸らしたりできない小心者なので。

 とまぁ、落ち込んでいても実害が出たコトに変わりはないので、帰宅してから和光氏に借りた小説を読む。
 第一回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作「クリス・クロス…混沌の魔王…」高畑京一郎著。
 電撃ゲーム小説大賞は、「ブラックロッド」「NANIWA捜神記」「ブギーポップわ笑わない」と、スマッシュヒットな作家を続々と排出する、なかなかイカス小説大賞。
 「ゲーム小説」って呼称が、ちょいとアレなのは気になるが、受賞作に見るべき作品が多いので、僕も応募対象として意識してる。

 だいたいは押さえてるつもりだったが、「クリス・クロス」は未読であった。
 なぜ急に読んだかというと、先日、和光氏に「クイックハルト」の詳細を語ったら、なんか近い設定の作品があるので読めと、渡されたのだ。
 仕事でトラブった事もあり、気分転換に読破してみる。
 さほど読むのが早くないわしでも、数時間で読破できたのだから、まぁ、読みやすいのであろう。
 もろ「ウィザードリィ」っぽい、ダンジョン探索型の体感ゲームの世界に閉じこめられたプレイヤー達が主人公。
 ゲーム世界から脱出するため、ゲームを通して創造主にして管理者である男と戦う……てなストーリ−。

 感想としては、まぁ、今風な話かなって感じ。
 昔からある設定を、上手にアレンジしてると思う。
 主人公たちの置かれている立場は、「マトリックス」に近いかな。
 あそこまで、悲惨なな状況じゃないケド。
 サイバースペースに閉じこめらるという設定より、むしろ、エピローグの何ともいえない居心地の悪さのほうが、面白かったな。

 「クイックハルト」を執筆するにあたって、僕が「クリス・クロス」から学ぶべきなのは、作品の設定や展開……ではなく、作品の「密度」ですね。
 わしは、放っておくと限りなく作品密度が上昇してしまうので、詰め込みすぎないように……という自戒のためには、「クリス・クロス」の作品密度は非常に参考になる。
 いずれ続編を書くことがあるにしても、今回は規定枚数以内で、さらっと完結する物語を構築しないと。
 密度の濃い作品は、プロになってから書けばいいんだからね。

 小説などという浮世離れしたコトも、仕事という目前にあるコトも、おしなべてスマートに解決して行きたい。
 それができることが、僕の能力だし、その能力にいささかのプライド……矜持[きょうじ]を持ってもいいのではないか?
 矜持があるから、ミスをすれば落ち込みもするし、他人の作品で動揺せずにもすむ。
 そして、その矜持を満たす作品を執筆するために、今現在、努力してるわけだしね。

 誰よりもまず、自分を納得させられるモノを創るため、明日も努力。
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2000年5月23日(火) 小説っぽい夜

 なるべく来いと言われたので、今日も病院に行く。
 夜間診療はなかったのだが、ウチの部長の計らいで、早めに帰れたため。
 午後、部長と備品の買い出しに横浜駅前のヨドバシカメラに行って、そのまま帰らせてもらったのだ。
 助かるなり。
 午後の診療受付は4時30分までで、わしが到着したのは4時15分。
 結構、ギリギリであった。

 んで今日もまた違う先生に診てもらったのじゃが、なんか先生によって言うことが微妙に違う。
 今日の先生は、傷口を簡単に消毒して、おしまい。
 抜糸は木曜日ぐらいに出来るとのコト。
 昨日の先生はできるだけ毎日、通院せよとおっしゃってたのだが……なんか今日は、そっけない。
 まぁ今日も、傷口を清潔にせよとは言われたが。

 ……ただ、どれくらい悪くて、どれくらい用心が必要なのか、いまいちイメージしにくいのも事実。
 今日の先生の感じだと、抜糸の日までは通院せんでもイイって感じだった。
 抜糸は木曜日と言われたが、行けるかどうかわからないので、確実に行ける土曜日に行くと告げる。
 金曜日の夜間診療は、内科の先生なので抜糸はできないとのコト。
 行けたら木曜日、忙しかったら土曜日って感じかな。

 んで、5時前には帰宅して、テレビアニメを生チェックして、自室のパソコンに向かう。
 いー加減、新作小説「クイックハルト」を執筆せねば。
 ……といいつつ、執筆は一行も進まなかったけど、ネットや蔵書を参照して設定を煮詰める。

 前に紹介した時と若干、登場人物氏名を変更。

旧:川西 菜保[かわにし なほ]
新:川西 南帆

旧:堀越 レイア[ほりこし れいあ]
新:堀越 零逢

 んで、正式タイトルと各章のタイトルを決める。


「クイックハルト─Quick Halt"Remote Who"─」

Index

%fg /user/player/quickhalt/rwho/01
  /高校/告白/不死属性.txt

%fg /user/player/quickhalt/rwho/02
  /市街/対決/突撃機関.txt

%fg /user/player/quickhalt/rwho/03
  /生家/襲撃/疑似親子.txt

%fg /user/player/quickhalt/rwho/04
  /逃亡/決着/模造都市.txt

%fg /user/player/quickhalt/rwho/05
  /真実/放浪/少女人格.txt


※ 途中設定のため、実際の作品では変更される場合があります。


 最終的には用紙に縦書き出力するので、一太郎10というワープロソフトで縦に表示させてチェックする。
 うむ、小文字を寝かせて縦表示させるのは、なかなかカッチョいいかも。

 そげな感じで、タイトルを考えてたら12時を回ったので、せっかく決めたタイトルを日記のネタにする。
 身内しか見てないだろうし、パクろうなんて物好きもいないだろうからね。
23▲

2000年5月22日(月) クチビルハレタ

 上唇が裂けて、3針縫うというトラブルが発生したものの、とりあえず社会人であるわしは会社に行く。
 看板出力は終了したので、受注などの事務処理をする。
 今日から貼りつけ施工開始なのじゃが、何も連絡がなかったので、順調に進行してると思われる。
 便りのないのは、よい便りなり。

 一晩たった上唇は、ちょっと腫れぼったい感じになっており、サワディに「見るからに痛々しい」などと評される。
 まぁ、さほど痛いワケじゃないのだが。

 んで、仕事は定時に終了したので、速攻で病院に行く。
 月曜日は夜間診療をしてくれるというので、会社を休まずに済んだのはラッキーである。
 当番の先生に、傷の状態を診てもらう。
 ちなみに、きのう傷を縫ってくれた先生とは別の人。

 傷の具合を確認して、簡単に消毒を済ませて終了。
 おわり際に、「出来るだけ病院に来るように」と言われる。
 ?……
 イマイチ真意が計りかねたので聞き直してみると、こまめに傷の消毒をした方がいいので都合がつけば毎日でも来なさい……という意味らしい。
 傷が化膿したりすると、抜糸が遅くなる場合があるとのコト。
 とはいえ、夜間診療をしてくれるのは月曜日と金曜日だけなので、会社を休まない限り、次に来られるのは金曜日ちうコトになる。
 無理に来いとは言われなかったケド……う〜ん。

 で、帰宅してからその旨をかーちゃんに伝えると、消毒薬ぐらいはウチにあるから大丈夫と言われる。
 マキロンとかじゃなくて、ちゃんとした消毒薬があるというので、まぁイイかな?

 そういや、銀河皇帝氏からメールが届いてた。
 この日記を読んだらしく、上唇のお見舞いメールであった。
 わざわざ、どうもありがとうございます。

 抜糸は土曜日の予定。
 傷を化膿させないように注意しないとね。
 とはいえ、傷に触れないように食事するのは、物理的に不可能ですが。(苦笑)
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2000年5月21日(日) クチビルサケタ

 今日の朝は、和光氏のモーニング襲撃でお目覚め。
 鎌倉市の体育館で、バスケットボールをするためにやって来たのだ。
 氏は最近、NBAのプロバスケットリーグ観戦にハマっており、その延長で自身もバスケをやっている。
 じゃが、近所には思い切りプレイできる場所がないらしく、格安で体育館が利用できる鎌倉にやって来たのだ。
 前回、バスケットをやりに来たときは、和光氏が足を捻挫して大騒ぎだったのじゃが、また性懲りもなくやって来た……今回は大丈夫じゃろか?

 んで、寝ぼけ顔のまま運動着に着替えたわしは、和光氏と車でGO!
 途中でマクドナルドにより、朝食をドライブスルーでゲットしてから、市の体育館へ。
 体育館の駐車場で朝食を食べおわるころには、ほどよい時間に。

 鎌倉市の体育館は、わしが通っていた小学校の隣にあり、古めだけど結構、整った施設が揃っている。
 一般的な体育館の造りをしている上に、周囲を観客席が取り囲んでいるという、結構な本格派。
 今日はバスケットボール一般開放の日なので、当然ながらネットの類は片づけられている。
 わしら二人が一番乗りだったので、奥の大きなバスケットゴールを占有。
 これだけの施設を、一人100円で使えるのじゃから確かにお得かも。
 アップを済ませてから、和光氏の持参したボールでシュート練習。
 運動……特に球技の苦手なわしではあるが、唯一、バスケットボールだけは人並みにできる……ような気がする。
 まぁ、上手いというほどじゃないけど、周囲の邪魔にならない程度にプレイできる自身はあるかな。(苦笑)
 高校時代は、昼休みにせっせとバスケしてたので、和光氏の道楽バスケにつき合うぐらいは大丈夫。

 しばらく基本っぽい練習をしてから、1on1(ワンオンワン)をする。
 1対1で一つのゴールを、攻守を入れ替えて攻め合うというルール。
 動きの素早い和光氏に、わしは対応しきれない。
 んで、わしは止められるか、不利な体勢からのシュートでミスばかり。
 十数本やって、和光氏は半分以上決め、わしが決めたのは1本だけじゃった。(苦笑)
 やっぱ素人同士ながらも、実力差はハッキリしておる。
 とはいえ、わしも必死でディフェンスしておると、和光氏もやりにくいらしく、かなりギリギリの挙動。

 ディ〜フェンス!ディ〜フェンス!
 ……と両手を広げて、和光氏の動きを押さえようとしておると、氏が急激に動く!

 ゴチンっ!
 はうっ。

 和光氏の頭が、わしの口にクリティカルヒット!
 思わす、右手で口を押さえると、手の平に赤いシミが……
 どうやら歯は折れてないようじゃが、上唇が切れてしまった。
 まぁ、さほど出血もヒドくないし……と、タオルで血を取りながら、バスケを継続しておった。

 さすがに1対1で続けていると疲労度のアップも早いので、まだ時間は余っていたけど早めに上がる。
 その頃には、上唇の出血も止まり、まぁイイや……とか思って昼過ぎに帰宅する。
 んで、運動後の汗を流すため、沸かしてもらった風呂に入った。
 そして、かーちゃんに、バスケで上唇を切ったことを告げてみる。
 わしのかーちゃんは元看護婦なので、一通りの医学の心得はあるのだ。

 大した怪我じゃなし……と、気軽に傷を見せると、なにやら深刻な顔。
 唇が裂けているので、このまま放っておくのはマズいとの事。

 いや、別にもう痛くないのじゃが……

 と思ったが、どうも裂けたままの唇を放っておくと、裂けたまま治ってしまう危険があるあらしい。
 顔面の傷は、後遺症の有無よりも、外見的な問題が大きい。
 要は、治ってもカッコ悪い唇になっちゃうヨ、ということ。
 病院で診てもらった方がいいと忠告される。

 そう言われると、チョット気になるので、保険証を持って救急病院へキックボードでGO!
 和光氏には、録画しておいた「星界の戦旗」をみせておく。
 で、救急病院に行って傷を見せると、やはり縫った方がいいのでは……でもウチには外科がないので別の病院に行ってください、とのこと。

 こ、これってひょっとして、病院タライ廻し?

 とか思ったのじゃが、紹介されたのは救急病院のすぐそばにある病院。
 前に、ヒザを悪くしたときにかかったことがある病院なので、診察券ももっておる。
 んで、先生に事情を説明し、傷を見せたら「縫いましょう」というコトに。
 さほど大きな裂傷じゃないけど、病院に行けばそういう流れになるのは、ある程度予想はつきましたがね。
 んで早速に麻酔をして、穴の空いた布を顔にかぶせて傷口だけを露出させ、麻酔を打って傷を縫いヌイ。
 傷口を縫われた経験はあるので、特に問題なし。
 3針縫って、裂けた唇は無事、縫合されました。

 大げさな気もするけど、些細なコトで一生、「口裂けよっしい」になるのもアホじゃから、まぁ、大事を取ってもよかろ。
 んでサクッと縫合を終えて帰宅しました。
 そういう事情もあり、あんまし外出するのもアレなので、夕方までビデオ鑑賞会となる。
 「Neia_7」と「ラブひな」をズラリと見せるが、反応はイマイチかな?
 氏が「Neia_7」に食いつかなかったのは、予想外であった。
 結局「星界の戦旗」がベスト……とのコト。

 夜からは地元の友人で、和光氏とも面識のあるこうちゃんが襲来し、わしとこうちゃんでリッジレーサーVを遊び、和光氏はわしのマンガを読んでいた。
 10時ぐらいに二人は帰り、わしは久々にリッジレーサーVのミュージックモードを聴きながら、この日記をタイプしておるのです。

 どーでもイイですが縫合した上唇、縫った糸がピピンと張り出して、下唇に当たるのが気になる……ヒゲ?って感じがイヤなり。
 今夜は、間違って傷を舐めたり咬んだりせぬように、注意しないとね。
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05/20▼
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