Turkey 05
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2002年5月18日(土) カッパドキア ─ コンヤ
■ホテルロビー
■ガーリップ工房
■帽子の友
■隊商宿
■コンヤ カラタイ博物館
■コンヤ メヴラーナ博物館
■海外ローミング接続成功
■メヴラーナの旋舞
■この文章は
郁雄/吉武
[
いくお/よしたけ
]
の、トルコ・イスタンブール旅行記です■
Astronaut by Ikuo/Yoshitake 2002
ホテルロビー 8:10
出発時間は8:30。
ちょっと余裕があるので、何か書く。
ここ数日、出発時間ちょうどに来てたら、バスの最後尾席が指定席になってしまった。
別にかまわないと思ってたのだが、添乗員さんの方が気にして下さり、本日は前の席に座るようにと言われる。いろいろ考えるコトが多くて、大変だなぁ。
旅行記の方だけど、ネット接続がうまく行かないのと、ネット接続しようとする苦労でヘトヘトになってしまうので、あんまし進んでいない。
本日はバス移動が長いみたいので、テキストだけでも書きためておきたいと思う。
◆
下は、途中で寄ったフォトストップ。
すっかり、奇怪な景色も見慣れてしまいました。
ガーリップ工房 10:10
陶器工房を見学。
お皿が並んでおり、もちろん販売してる。
世界的に有名(らしい)ガーリップ先生が自らろくろを廻して、陶器づくりを実演してくれた。
アインシュタイン似で、なかなかラヴリーなキャラ。
ガイドブックにも写真が出てるので、けっこう有名人らしい。
お弟子さんが日本語で解説してくれるのだが、「イイ仕事してますねぇ〜」だの、「バザールでござーる」だの、どっから情報を仕入れてくるのか知りませんが、ばっちりツボを押さえてる。3部屋を次々に案内してくれました。
それから当然、商談開始。
普通のお皿なら別に欲しくありませんが、説明を受けてたときに1枚だけ、ちょっと気になるお皿が。
さっそくチェック!……と思ったら、そのお皿のある1番目の部屋は閉鎖されてた。
もちろん、頼んで開けてもらいましたよ。
オウ、これこれっ!
ホコリだらけの飾り皿で、値札もついてませんが、ガーリップ先生の作品。
ちょっと怖いけど値段を聞いてみたら、98ドル。買えなくもない、お値段。
値切って、90ドルにしてゲット。タマーム!(OK!)
……んで、このお皿のデザインは何かと申しますと、オスマン・トルコ帝国最盛期のスルタン、
スレイマン1世の花押
(サイン)なのであります。
序文で、
神聖ローマ皇帝にエラソーな手紙を送りつけてた人です。
ガーリップ先生にも確かめたし、資料本でも確認したので間違いなし。
値段もわりと安く、売る気もなかったあたり、モノとしては良くないのかもしれませんが、このデザイン最高!
他に類似の柄もなかったし、1点モノとして、なかなかよさげなのではないかと。
うひょひょひょひょ。笑いが止まりませんヨ。
帽子の友
昼メシはドネルケバブであった。
棒に刺した肉を火であぶって、焼けた所をこそげ落としたモノ。
ウェイターさんが、あっしの帽子をかぶって遊んでたので、写真に撮ったら、送ってくれと住所の書かれたパンフレットを渡された。
陽気なウェイターさん。
パンフレットには、ウェブサイトのURL(ホームページアドレス)も書いてあったので、メールで送る手もあるが、どうしようかな?
隊商宿
キャラバンサライ、隊商宿の跡を見た。
セルジューク・トルコ時代の公営宿泊施設。
高い壁に囲まれており、安全に夜を過ごすことができた。
3日間までは無料で利用できたそうです。
無料ってあたり、なにげに
ファンタジー作品では見られない
施設な気もする。
コンヤ カラタイ博物館
かつての神学校。現在は、陶器の博物館になっている。
コンヤ メヴラーナ博物館 17:15
イスラム圏のわりに、宗教にアバウトなトルコで、もっともイスラムの信仰が深い街、それがコンヤ。
メヴラーナ博物館は、かつてイスラム神秘教壇メヴラーナ教団の本部があった所。
クルクル廻ってハッピー
……じゃなくて、束縛からの解放を意味する旋舞が有名らしい。
おじさんが、白いスカートをはためかせて旋舞する人形は、どこのみやげ物屋さんでも売ってます。
メヴラーナ教団そのものは、アタテュルクの政教分離政策で解散させられてるので、現在は博物館として公開してる。
色モノっぽい感じもするけど、トルコのイスラム教徒にとっては重要な場所。
メッカとメディへ巡礼するトルコ人はまず、ここへ来るのだそうな。
めずらしく、ヴェールを被った女性もたくさんいらっしゃる。
……つーか、メッチャ混み合ってるのデスが。(苦笑)
物取りに要注意だそうです。
まじめなイスラム教徒と、物見遊山な観光客が大量にいるので大混雑。
内部の写真撮影はOKだけど、黒い服を着た女性は撮影厳禁とのコト。
女性を撮るつもりがなくとも、展示物を撮るつもりで、ついウッカリ撮りそうになったコトもありました。(苦笑)
メヴラーナの墓のほかに、世界最大のコーランと、最小のコーランも展示されてる。
トルコにしては宗教色が強い……という考え方もあるけど、厳格なイスラム教国なら、そもそも観光客が入るコトすらできないと思う。
まぁ、メヴラーナ教団そのものが、異教徒でもナンでも来るモノは拒まずの理念だそうなので、トルコ向きの教えなのかもな。
海外ローミング接続成功 17:37
コンヤにある、オズカイク パークホテル到着。
ネット接続は、やっぱり無理かナァ。(苦笑)
夕方から、メヴラーナ教団の旋舞を鑑賞する予定なり。
今回は、ハナから接続できないだろうと思ったケド、ともかく添乗員さんとガイドさんに相談した。フロントに聞いてもらったところ、ネットサービスはないので、近くのインターネットカフェへ行ってくれ……と言われたらしい。
それもイイかな……と思ったら、夜のコンヤは危険だと止められた。
んでも、今までの調子だったら、また繋がらない……けどまぁ、仕方ないか。
と思ってたら、ガイドさんがホテルの人に来てもらおうかと言ってくれる。
日本語ウインドウズパソコンを、トルコの人がわかるか不安だけど、ともかく来ていただくコトに。
部屋に行ってパソコンをセッティングして、電話線を接続。
今までだと、現地のプロバイダーへかけても、ウンともスンとも言わな……かったんだけど、なにやら聞き慣れた
ダイヤルアップ接続音
が。
そこへちょうど、ホテルの人とガイドさんがきて下さった。
結局、この時はうまく繋がらなかったんだけど、ともかくパスワード承認までいったので、あとは自力で何とかできそう。
お礼を言って、帰っていただきました。
しばらくしたら、何とかネット接続成功。
はじめて、海外ローミングサービスが役に立ったヨ!
トルコでも、ちゃんと接続できる場所もあるってコトは、今までの接続不能はナンだったのか?もしかして、回線が込み合ってただけなのかもな。
30分ほどネットサーフィンしてから、メヴラーナの旋舞を見に出発。
メヴラーナの旋舞
メヴラーナの旋舞
コレって観光用とはなってますが、あくまでも
宗教儀式を見学させてもらう
という名目なので、鑑賞料は寄付で、旋舞が終わっても拍手しちゃダメなんだそうです。ほほぅ〜。
最初の予定だと、ホテルからバスで旋舞会場へ行く……とのコトでしたが、出発予定時間になっても待たされたまま。
ど〜なってるのかと思ったら、何と
急に打合せが始まってしまった!
とのコト。
え〜、観光客のわしら、ずっと始まるのを待ってるのじゃが?
なんだかんだと交渉の末、ホテルの食堂で旋舞してくれるコトに。
不手際のお詫びとして、鑑賞料……じゃなかった、寄付金を半額返金してもらいました。
まぁ、安く済んで結構だけど、寄付を返金って……(苦笑)
始まった踊りは、礼拝して旋舞のくり返しを数セット。ちょっと単調かも。
あっしは撮影してたので平気でしたが、他の方は
かなり眠かった
そうデス。
拍手ナシで神妙に鑑賞いたしました。
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