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南アフリカ旅行記

──ボツワナ その3──
ボートクルーズ
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2000年8月15日(火) 夕方ちかく

 ネイチャーウォークで、ちょいとばかりツアー外の小冒険を楽しんだわしら。
 お次は、川船に乗ってチョベ川から、おサファリ体験なり。
 ちなみに乗るのは、右の船。
 散策中に、撮影しておきました。

 ホテルの敷地内にあるはしけから、わしらのツアー客ほか、一般のお客さんも乗船。
 それなりに大きな船なので、トイレもあるらしい……いや、使わなかったケド。(笑)
 んで、よい場所をゲットしたいわしは、すばやく2階の最前列左側席をゲット。
 これで、手すりなどに邪魔されず、撮影できるであろ。

 メンツがそろうと、船はゆっくりとホテルを後にする。
 日によって、ホテルから見て右側に行くか、左側に行くか違うらしいケド、今日は左側。
 徐々に小さくなるホテルを見ながら、川を征くのであった。

 進行方向から見て、右岸は湿地帯っぽい草むら。
 んで、左岸はホテルや別荘ふうな建物がつづく。
 別のホテルから出てるらしいボートクルーズ船も、ちらほら。
 しばらく進むと、右岸に流木というか枯木っぽいモノが突き出ており、何隻かの船が群がっている。
 動物発見?……かと思ったら、鳥であった。
 いや、鳥が悪いワケじゃないのじゃが、ホラ……わしらってば、デカい動物が見たいワケじゃん?

 で、群がる船はおいといて、わしらの船は先に進む。
 今度も、右岸の小さなくぼみっぽくなってる場所に、灰色の小山……てゆーか、あれカバ?
 間違いナシに、カバさんの群です。
 小振りの観光船が、わしらより先に来てて大接近しとる。
 ちょうど大口をあけてアクビ……もとい、威嚇している写真をゲット!




 ……てなコトで、わしらが興奮してたかというと、さにあらず。
 なぜなら進行方向先に、ちびっこく何やら影が見えてるから。
 かなりの距離でも、それなりに見える生き物……双眼鏡で確認すれば間違いなく、2頭のアフリカゾウであります!

 んな、カバとかどーでもイイから、ゾウ見ようぜ、ゾウ!……ハァハァ。(爆)

 という程ではないにしろ、遠方のゾウに早く近づいて欲しい気持ちは強かったな。
 モーニングサファリの時もそうだったけど、一度、見てしまった動物には、あんまし感心がなくなる。
 次からつぎと、より刺激のある動物を求めてサバンナをさまようコトになるのです。
 なんかの中毒症状みたいなモンですよ。(笑)

 ようやくカバから離れた船は、ノンビリした速度でゾウのいる方角に進んでいく。
 横を、小さな観光船が、猛スピードで追い抜いて行っても、マイペースに進行。
 ひょっとして、速度制限とかがあって、小さな船のほうが規則違反してるのかもしれぬが、まどろっこしいったらありゃしない!
 それでもノロノロと、わしらの船はゾウに近づいていく。

 ついに、ゾウがかなり間近に接近する。
 やっとこさ、念願のナマアフリカゾウなりよ!
 ……まぁ、サファリで見る動物って、大概は動物園で見てたりするから、野生のモノを直に見た!……という以上の感動はないのじゃがね。(苦笑)
 それだって、ライオンが首輪してたりしますし。




 んで、2頭のゾウから離れたわしらの船は、入り組んだ湿地帯を進む。
 お次はと、バッファローの群に近づく。
 朝の時は、砂塵をまきあげて、何がナニやらようわからんかったのじゃが、今回は大群で悠々と日向ぼっこしておる。
 さらに見れば、さっきとは別なゾウと、バッファローが同時にいる!
 その上、さっきいた2頭のゾウも奥にいる!
 すかさず、写真ゲット!




 ……と、なかなか好調にナマ動物を見物する先に見えるモノはなんと……ゾウの大群!
 さっきの2頭ばかし、フラフラいるのとは違い、大人と子供が交じった、アフリカゾウの群がいる!
 急げ、マイシップ!……ハリアップ!……と、気は焦るのじゃが、船はマイペース。
 ゆっくりと、ゾウの群に近づいて行きます。
 進行方向左岸で水を飲んでいるゾウの群。
 わしらが間近に到着する頃には、大半が水分補給を終了しており、あとは戻るだけっぽい雰囲気。
 ちょいと、山場をすぎたかな……?

 と、思いきや、さらなるスペクタクルが!
 ……ナンと、リーダー格っぽい1頭のゾウが、水に入り始めた!
 どうやら、川を横断して右岸に移動しようとしてる模様!
 ただし、渡河行軍するのはその1頭だけらしく、他のゾウは水に入ろうとしない。
 いや正確にいうと、入れないみたい。
 渡河中のゾウよりも小振りな1頭のゾウが、なんとか続こうと水辺に立っているのじゃが、どうにも入る決断ができない。

 ついには、そのゾウも諦め、リーダー格っぽい大きなゾウだけが対岸にわたり、残りのゾウの群は茂みの奥に去っていったのである。
 1頭だけ川を渡ったゾウが、一体ナニをしたかったのか不明じゃが、無数の観光船が群がる中を、悠然と渡河する姿は迫力がありました。






 それからしばらく進むと、遠くにワニが見える。
 船が限界ギリギリまで近づくと、急に動き出して水に入ってしまいました。
 その模様を、連続写真でどうぞ!











 う〜む、写真が多くなってしまった。
 ちうこって、ボートクルーズのシメは、次のページで!


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