「Windows10」タグアーカイブ

『Fit WIN』で広大なデスクトップを操作

慣れれば作業効率がアップするかも。

自宅のデスクトップパソコンは、HDMIモニタ+DVIモニタ+VGAモニタというトリプルモニタ構成。画面が広く使えるのは大変便利なのですが、左画面から右画面へウインドウをマウス操作で移動させるのは、けっこう大変。広いがゆえの遠大な悩みです。

20160326a

そこで導入したのが、『Fit WIN』というフリーソフト。概念を理解するのに時間がかかりましたが、慣れると便利。

20160326b

特定のウインドウ再配置するためのソフトで、どのモニターのどのあたりに表示させるかを厳密に指定できる。画面中央上部の「マルチモニター」ウインドウで操作したいモニターを選択し、中央にならんだアプリケーションのアイコンを任意の条件でドロップさせることで、再配置が可能。いちばん簡単なのは、画面左下の四角い枠にドロップすると、任意のモニター上で最大化して表示してくれる。条件はさまざまで、画面右半分とか下中央1/6サイズ、画面サイズの60%など細かく指定できるし、さらに任意の条件でのカスタマイズも可能。

ウチの環境で最大サイズに表示したい場合は、画面右上に「0, 0, 4624, 1024, 4624px 1024px」と指定する設定を作れば、画面左上を基点に4624ピクセル×1024ピクセルで瞬時に表示してくれる。ほかにも、複数のウインドウを大量に整列させたい場合など、マウス操作で調整するよりも素早く、正確に移動させることができます。その気になれば、キーボード入力だけでも操作できる設計になっている。慣れれば作業効率がアップするかも。

残念ながら、このソフトでは操作できないウインドウもあるので、そういう場合はフィルター機能でアイコンを非表示にすれば邪魔にならない。

広大なデスクトップであるがゆえに、煩雑となるウインドウ操作を効率化できそうです。

デスクトップパソコンのハードディスクをSSHDに換装して高速化

けっこう大変だけど、おもしろかった。

Windows10にアップグレードした自宅のデスクトップパソコン。2010年に購入した当時はそれなりにハイエンドでしたが、2015年現在では動作が重くなっていた。Windows10化で多少は改善されるかと思ったけど、期待ほどでもなく。実用的に問題はないけど、より動作を軽快にするために、ハードディスクの換装を実施してみた。

システムを再インストールするのではなく、現在使っているシステムが入ったハードディスクのデータを、よりハイスペックなハードに丸ごとコピーして交換するというもの。よくあるのは、ハードディスクをSSDに交換するというものだけど、SSDはまだ割高なので、リーズナブルなSSHDに。

SSHDというのは、高速だけど割高なSSDと、低速だけど割安なハードディスクのいいとこどりな記録メディア。よくデータを読み書きする部分を小容量のSSDに保存し、それ以外はハードディスクに保存するという、ハイブリッドなもの。今回は1テラのハードディスクを同容量のSSHDに換装したのですが、費用は1万ほど。SSDにすれば4~5万はかかるからリーズナブル。

購入したSSHDをデスクトップパソコンに接続し、フリーソフトでWindows10上からコピーしようとしたのだけど、途中でエラーが出てしまい、どうしてもコピーできない。ディスクのクローン作製はネットで情報が出てきますけど、いろいろなトラブルがあるようです。僕の場合はWindows上でのコピーは断念し、CD起動でコピーするタイプのフリーソフトで成功。1テラをコピーするのに4時間ほどかかりました。Windows上でやることにこだわらず、最初からこっちでやればよかったですな。

DSC_0758

あとは、つなぎかえて起動するだけですが、ここでトラブル発生。新しいSSHDではなく、ネットワーク起動が優先されてしまうように。最初はコピーしたSSHDを疑ったのですが、クローン化は成功しており、起動時の設定でネットワーク起動しないように設定することで無事、新しいSSHDからシステムを起動できました。

SSHDの動きはなかなか面白くて、あるソフトを起動すると1回目は通常の速度なんだけど、2回目以降は高速化されます。よく使うデータをSSDから起動するようになるため、使えばつかうほど動作が最適化される。ドーピング的というか、ターボブースト的な加速感が楽しいです。ドッカンターボならぬ、ドッカンSSDですな。

ハードディスクのクローンを作成して換装するのは初挑戦でしたけど、なんとか成功してホッッとしております。古いハードディスクも破損しているわけではないので、バックアップメディア用として再利用するつもり。トラブルを未然に防ぐ意味でも、定期的にディスクをリプレイスするのはアリですな。仮に失敗しても、従来のシステムを使い続ければすむだけだしね。

デスクトップパソコンをWindows10にアップグレード

グラフィックボード以外は想定内。

自宅のWindows7デスクトップパソコンを、新基本ソフトであるところのWindows10にアップグレード。アップグレード予約をしていたけど、いつまでたってもダウンロードしてくれないので、自力で対処。こちらからアップグレードツールを入手して、USBメモリにインストールメディアを作成しました。

Windows10へアップグレードするためには最低限、ウイルス対策ソフトとグラフィックボードが対応していることが必須。確認したら問題さそうなので処理を開始します。

ここまでやったところで寝ちゃった。アップグレード作業には1時間以上かかったけど、特にエラーなどはなさげ。

ツイートにある通り、マルチモニタがシングルモニタになってしまう。グラフィックボードのドライバが認識していないらしく、ダウンロードしたWindows10用ドライバも適用されない。仕方なく、デバイスマネージャからグラフィックボードのドライバを指定し、ダウンロードしたドライバのパスを指定して更新させたら、やっと認識してくれました。

Windows7からWindows10へのアップグレードは、大きなトラブルもなく完了。良くも悪くも、あまり変わらない印象で、もっさりした動きもそのまま。アプリケーションも試した範囲ではエラーもなく、ドラゴンクエストXも問題なくプレイできました。大きな地雷を踏まずにすんで何より。

強いて問題をあげれば、Windows8.1のタブレットPCからデスクトップ版のリモートデスクトップで接続できなくなったこと。ただ、Windowsアプリ版のリモートデスクトップなら接続できるので大きな問題ではないかと。なんかこのトラブル、Window8から8.1にアップグレードした時にもあったような。またしばらく待てば、直りそうな感じです。

アップグレード好きには、いささか面白味に欠けるけど、比較的順調なメジャーアップグレード作業でした。