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【PS4】エンタメ第一次世界大戦『バトルフィールド1』でキコキコ作戦です!

「キコキコ作戦です!」は僕の好みではなかった。

第一次世界大戦を舞台にしたPS4のFPS『バトルフィールド1』をプレイ中。シングルプレイのキャンペーンモードをノーマル難易度でクリアしました。さまざまな主人公を操作して、ヨーロッパや中東を転戦。戦車や戦闘機を操作できるゲームは多いけど、第一次世界大戦当時の発明まもない兵器を操作できるのは新鮮……と期待していたのだが。なんか、思ってたのと違う。

初期ストーリー「血と泥濘の先に」ではイギリス軍のMark V戦車を操縦します。銃撃をものともせず、砲撃にもかなり耐える頼れる兵器なのですが、耐久度がゼロになるまでは火ダルマになろうと元気に動ける。初期の戦車は故障ととなりあわせで、マトモに動かすほうが大変というイメージだったのですが、超元気。しかも、大破寸前でも安全な場所で修理ボタンを押しているとキコキコ音がしてゲージがたまると修理完了し、また無傷な状態で戦える。乗員が外部にでて戦車のそばで修理ボタンを押すと、さらに高速でキコキコ修理。予備部品も修理部隊もなく、スパナを動かしているだけのアクションで完全修復とは、カスミかなにかで修理部品を生成しているのだろうか? 履帯やエンジン、兵装の故障、破損、乗員の死傷など、戦車が戦闘不能になる要素は山盛りのはずなのに、すべてキコキコ修理で解決。あ、点火プラグだけは生成できず、敵陣から集める必要がありましたが。

「高き場所の友」というストーリーではブリストル F.2戦闘機を操縦して、敵戦闘機や飛行船と戦える。地面に激突すると大破するのはいい。でも、かなり耐久度が高いので敵機と激突したぐらいではまだ飛んでいられる。例によってキコキコ修理が可能なので、攻撃を回避しつつ敵機のバックをとって銃撃で撃墜するより、体当たりで大ダメージをあたえるほうが効率よく感じてしまう。羽布張りの複葉機で体当たりしつつ、ゾンビのごとくキコキコ修理。そのいっぽう、敵飛行船も耐久度が高く、ロケット弾をガスガス打ちこんでもなかなか爆発炎上しない。水素風船のクセに頑丈だな、オイ。

「ランナー」というストーリーではオスマントルコ帝国の首都、イスタンブールに進撃するためのガリポリ半島上陸作戦が舞台。トルコに2回洋行するぐらいはトルコ好きな僕としては、のちのトルコ共和国初代大統領、ケマル・アタテュルクことムスタファ・ケマル大佐とともに、祖国防衛のために連合軍を撃退してくれるわ、トゥルキエ! と奮戦を期待したら、連合国側の伝令として負け戦に強制参加。トルコ兵は敵でした。キャンペーンモードは連合国側しかないのか。ドイツやトルコなど同盟国側のシナリオもプレイしたかった。日本など東アジアはそもそも舞台にすらなってない。

回復が簡単なぶん、攻撃も激しいわけで、よりエンターテイメント的に誇張しているという理屈はわかるのですが、「キコキコ作戦です!」は僕の好みではなかった。洋ゲーFPSなんてそんなモノと割り切るべきなんでしょうけど、最後までなじめませんでしたね。とりあえずエンディングには到達したので、オンラインモードはそれなりに。

なんとなく大戦してみる?『黙示録:カラーで見る第一次世界大戦』

野蛮が理性を駆逐する。

ドキュメンタリー、『黙示録:カラーで見る第一次世界大戦』をAmazonプライムビデオで観る。第二次世界大戦については、いろいろと資料があるけど、第一次のそれは格段にすくない。同時代を舞台にしたFPS『バトルフィールド1』をやってみたいので、予習にもなるしね。もっとも、フィクションを楽しむのにリアルな知識を増やしすぎるのは諸刃の剣、だったりしますが。

独裁者が野望を達成するため、隣国に攻め込んだ!──というような、好ましくないが明確な理由で戦争が起こるのはわかる。第二次世界大戦はこのタイプですが、第一次世界大戦がどうして起こったのか、いまいち理解できなかった。このドキュメンタリーを観ても、経緯はわかるけど、やっぱり世界規模の大戦争になった理由がわからない。1914年にサラエボでオーストリア皇太子が暗殺されたことがきっかけだと習いましたが、当時の人々はこれが大戦の引き金になるとは思っていなかった。戦争がはじまっても、すぐに終わると思っていた。それが4年間にわたる血みどろの世界大戦になるのだから、困ったもの。

理性的に考えれば戦争する必要がなくても、大戦は起こりうる。誰かの利益になれば、野蛮が理性を駆逐する──なにやら、いまの時代にただよう不穏な空気とカブるようで、空恐ろしいものを感じます。理性的に考えれば、今の時代に大戦なんて起こるはずはないと、僕も思う……思いたいですけどね。

 

第一次世界大戦を描いたFPS『バトルフィールド1』で飛行船に大注目

火ダルマになって墜落するんだろうけどな!

第一次世界大戦を舞台にした一人称シューティング『バトルフィールド1』に注目してる。第二次世界大戦から現代戦はよくゲーム化されてるけど、第一次世界大戦はあまり見たことがない。動画を観るに、中世と近代が入り混じったバイオレンスな世界観が魅力的。自分的に大注目なのは、兵器に硬式大型飛行船が登場すること。ドイツのツェッペリン飛行船ですな。

ゲームに登場する飛行船というと、ファイナルファンタジー的な不思議動力で浮かぶ飛空艇がメジャーで、リアルな飛行船が登場するのって、あまりないのでは。

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1929年、霞ヶ浦に飛来したツェッペリン伯号飛来の地を記念する碑を見に行くぐらいには飛行船大好きなので、本作には大変期待しております。

まぁ、大型硬式飛行船の常として、火ダルマになって墜落するんだろうけどな!