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傭兵だって幸せになりたい『ラストストーリー』クリア

朝チュン!

Nintendo WiiのアクションRPG『ラストストーリー』をクリア。ネタバレ注意。荒廃する中世的世界を舞台に、敵をおびき寄せる「異邦の力」を手にした傭兵の青年エルザが、アルガナン王国のカナン姫と恋仲になり、出世と恋愛と義理と人情にさいなまれつつ、己の立ち位置を見つけていく。もちろん、世界だって救っちゃうし、ギャルゲットもしちゃう。選ばれしイケメンよのぅ。

クリアまでの時間は26時間ほど。RPGにしては短いようですが、戦闘の密度が濃いので、正直、これより長引くとツライ感じ。ラスボスを倒すだけでもヘロヘロになったのに、さらにエピローグでも追加シナリオがあって、かなりおなかいっぱい。さらにレベルやアイテムを引き継いだ2週目もあるとなると、ボリューム的には大満足。

シナリオは、荒廃する世界を救う主人公パーティーという、和製RPGではよくある設定。ただ、定番だけに破綻もなくキャラの見せ場も十分あり、飽きさせない造り。ボイスも多く、雑談を聞いてるだけでも楽しいです。

戦闘は、それなりにアクションを要求される。力押しでは勝てないので、アクションに自信がなければレベルを上げまくるしかない。終盤は、ボス戦の手前にはザコ戦闘できる場所が用意されているので、そこで鍛えることも可能。救済策があるぶん、敵も容赦がないです。

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あと、地味に楽しいのがキャラの色替え。標準の色はかなり地味なので、自分で納得できる色味に何度も調整してみた。イベントシーンも反映されるので、僕的には上記のオリジナル配色が標準設定でしたよ。

ベタな英雄譚、恋愛譚を現代の技術でこれでもかと盛り上げる。奇をてらわず、密度の濃いアクションを楽しめる良作。ぜひ、商業的にも成功してもらいたいものです。

正社員も楽じゃない『ラストストーリー』

身につまされる!

Nintendo WiiのアクションRPG『ラストストーリー』をプレイ中。しがない傭兵から騎士になることをあこがれる主人公の物語だけど、なんだか契約社員から正社員になりたい社会人のようにも見える。社長令嬢と仲良くなったのはいいけど、やり手の専務にコキ使われた挙げ句、正社員になったものの不本意な仕事をさせられ、肝心の令嬢とは疎遠になっちゃった……という感じ。不正規雇用も明日が見えず大変だけど、宮仕えも楽じゃないってコトっすね。

最後だか最終だか知らないが『ラストストーリー』を開始

おまえら、とっととくっついちゃえよ!

Nintendo WiiのRPG『ラストストーリー』を開始。アクション要素のある完全新作RPGですが、手がけるのはファイナルファンタジーシリーズを手がけた坂口博信さん。FFはVIIで止まってる人間にとっては、真の最新作といえるでしょう。今様の洗練されたグラフィックとアクションでありながら、筋書きはスーパーファミコン時代のひらべったいグラフィックの頃と基本は変わらず。でも、ヒロインの魅力に代表されるビジュアルと演技のクオリティの高さはかなりのもの。王道と新しさのバランスがいい。ただ、歩いてる途中の雑談が、強制イベントで途切れてしまうのには参った。先を急がず、会話に耳を傾けるのが吉。

戦闘は、まだ力押しが通用する序盤ですが、けっこう難しい。いや、勝つのは難しくないのですが、スマートな勝ち方をしようとすると、システムの理解とテクニックが必要。ここらへんは、まだまだ修行が必要です。壁を駈けのぼって斬り下ろすとか、使えればカッコいいんだろうけど、なかなか難しいっす。

あと、何気に楽しいのがコスチュームの色替え。地味な初期装備でも、ボタンを金色にするとか、生地の色味を変えるとかで印象が変わる。イベントシーンなどにも反映されるから、俺キャラ感が増していい感じです。

昔ながらのキャラが立ちまくった王道RPGから、広大なマップ移動の要素を抜いて、切り貼りしたシーンの中でアクション要素のある戦闘を楽しむ。どのレベルを目標にするかにもよるけど、やり応えのある作品です。