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huluで『ハリー・ポッターと死の秘宝』を観た

主人公補正がある相手に、油断も手加減もしたらいかんですよ。

huluで『ハリー・ポッターと死の秘宝』のPart1とPart2を鑑賞。8月30日までの視聴可能で、期間終了ギリギリになってしまったけど、ともかく全話観た。ネタバレ注意。

掉尾を飾る死の秘宝ですが、Part1では、ひたすら敵からにげながら、敵の弱点となるアイテムをさがす話で、もう魔法学校関係ないじゃんと思ってたけど、Part2になったら決戦の地が魔法学校に。ものすごいアクションで、死者もバンバン出る。主人公側の戦力が圧倒的に弱いのに、「あの人」側が妨害されまくり、手加減と誤認しまくりで敗北。あれだけ魔法界で勢力を拡大したら、短期決戦にこだわらず完璧に外堀を埋めてから主人公を滅ぼせばよかったのに。シリーズの中盤までは、得体のしれない悪のカリスマとして存在感があったけど、いざ本人が矢面に立ったら、空廻りする独裁者になっちゃったのはガッカリです。主人公補正がある相手に、油断も手加減もしたらいかんですよ。

huluでハリー・ポッターの映画を鑑賞中

「あの人」が復活したところでは、おもわずガッツポーズしてしまいましたよ。

映像定額サービスhuluで、ハリー・ポッターシリーズを公開中。視聴は8月30日までなので1日1本、鑑賞してる。ようやく第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』まで終了。残るは第7、8作である『ハリー・ポッターと死の秘宝』のみ。なんとか30日までに観終わりそうです。最終作の手前まで観た感想を。ネタバレを気にされる方は注意。

冴えない少年ハリーが、魔法使いの学校に招聘され、ヒーローに。いっぽうで悪の魔法使いがあの手この手で復活しようと画策。どうやら、ハリーと悪の魔法使いには因縁があるようで、ことあるごとに標的にされる。──というハナシではあるのですが、ハリー視点で観ると、初動の失敗を友情と才能と幸運でムリヤリ逆転させる展開の連続で、イライラ。あさっての方角に推理してるのに、なんで最後は勝っちゃうの? 主人公補正が強すぎやしませんかね。

でも、途中からけっこう面白くなってきたのは、応援する相手を主人公ハリーではなく、悪の魔法使いである「あの人」に切り替えたから。綿密に計画し、たとえ一度は肉体を滅ぼされても組織を再編し、主人公補正にも負けず復活を果たす。目的が間違っていることをのぞけば、なんと努力家でリーダーシップがあることか。「あの人」が復活したところでは、おもわずガッツポーズしてしまいましたよ。敬愛するバビル二世の敵役、ヨミ様なみのカリスマ性と行動力はすばらしい。

最終作で、どれだけ「あの人」がハリーの主人公補正にあらがってくれるか、これから楽しみです。死んだ校長はきっと……アレだよね。