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そうだ、トルコに行こう

どんどんコストが跳ね上がるぅ……。

ゴールデンウィークに、ひさびさの海外旅行を計画中。行くのはトルコのイスタンブール。すでに行ったことのある国ですが、今回はイスタンブールオンリーで自由時間が多いツアーにしたので、好きな場所を好きなだけ見学できる。金閣湾をブラブラしたり、ツアーではあまり行かないスレイマニエ・モスクを見学したり、軍事博物館を心ゆくまで見学できちゃう。いまから、旅行が楽しみです。

ただ、問題は気ままなひとり旅でツアーを申し込んだこと。なんか、基本は2人のツアーらしく、ひとりだと追加料金が発生。さらに、ホテルが取れないとかでランクの高いホテルになりそうだったりと、コストは増すいっぽう。それでも、ギリギリで申し込みを受け付けてくれたのだから、行くつもりだけど、いったいいくらかかるやら。

ともかく、ひさびさのトゥルキエを堪能してくる所存。

年末に海外旅行へ行こうかと思ったけど

もう遅かったみたい。

年末は1週間以上休める予定。ひさびさにトルコ旅行でもと思ってツアーを探したけど、年末出発分は締め切った後でした。もうちょっと早ければ間に合ったみたいなのだが。今度は、ひと月前に予約するようにしよう。出発日のタイミングによって、値段が万単位で変わるんですな。

本州最南端、和歌山県串本町へドライビン

念願の場所へ立つ。

ゴールデンウィークに、愛車で泊まりがけのドライブに出発。目的地は和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町。本州最南端のこの地には、トルコの軍艦エルトゥールル号遭難事件の慰霊碑が建っている。トルコと関わりの深い土地だけに、トルコ好きとしては、1度は行かねばならない土地です。

30日の深夜に神奈川県鎌倉市を出発し、新東名を使って西進。明け方には紀伊半島に到達。新東名は、できたてホヤホヤだけに、のっぺりとした道の造りが、まるでテレビゲームのコースみたいでした。有料道路の区間は順調でしたが、紀伊半島には有料道路網が完備されておらず、串本までは下道をひたすら走る。峠道、街、海岸道路のコンボを繰り返して、ようやく串本町に到達。エルトゥールル号の慰霊碑が建つ大島へ上陸。さっそく、遭難現場と慰霊碑を見学。

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1890年(明治23年)9月、オスマントルコ帝国時代の軍艦エルトゥールル号が、この地で遭難し、500名以上の死者を出している。串本の人々は生存者を手厚く保護し、最終的にトルコへ無事に送り届けた。トルコの親日感情が高い理由のひとつとなった事件。艦が座礁した、船甲羅と呼ばれる岩礁もバッチリ見ることができました。

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そして、もうひとつの目的は、このトルコ共和国建国者、ケマル=アタテュルクの像を見ること。実はこの像、以前は新潟県にある柏崎トルコ文化村にトルコより寄贈、設置されていたのですが、同園が閉園したことで野ざらしのまま放置されてしまうという、大変失礼な事態になっていた。紆余曲折の末、トルコと縁の深い串本町に移設されたとのこと。たしかに、トルコ文化村にあったのと同じ像ですな。

これは、2002年7月にトルコ文化村で撮影したもの。移設された経緯については記載がなく、トルコ大使館から串本へ寄贈されたとだけ書いてありました。

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当地には、遭難事件の展示を行うトルコ記念館や、遭難したトルコの軍人がたどりついた樫野崎灯台も見学できる。生憎の天気だったけど、日土交流の端緒に触れることができて大変満足です。

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ほかにも、ペリー来航以前にやってきたアメリカ船、レディ・ワシントン号を記念した日米修交記念館や、その先から見ることができる三角形の岩礁、海金剛なども見学。この付近の岩のゴツゴツっぷりは半端ない。

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時間に余裕があったので、近くにある端杭岩も見学。弘法大師が、天の邪鬼を使役して、大島に橋をかけようとした名残という伝説があるそうです。

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こちらは本州最南端、潮岬にある望楼の芝生。潮岬観光タワーから、最南端の地を一望してきました。

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夕食は地元のレストラン、サンドリアで猪豚を使ったプレミアムハンバーグを食す。柔らかくて、口の中でとろけるようなハンバーグ。店構えは洋食風ですが、和食もござれのファミレス的なお店。串本に行ったら、また立ち寄りたいお店です。

天候はイマイチでしたが、駆け足ながら串本を堪能いたしました。

ÆONの「イオンワールドフェスタ トルコフェア」へ行ってみた

食品は、コレだけなのか?

イオンでトルコの物産品を扱う、「イオンワールドフェスタ トルコフェア」をやっているという。職場の近くにもあるので行ってみた。4月5日~8日までの4日間ということだったけど、9日でも食品売り場にはトルコ産のグレープフルーツやドライフルーツが並んでた。とりあえず、干しいちじくを購入。

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上品な甘みで、なかなか美味。フェアの期間中に行っておけば良かったな。

『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』に不撓不屈の情熱を見た

本音と建前は万国共通なのかな。

小島 剛一著『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』を読む。前著が面白かったので、その続編とあらば読まないわけには行かない。単一民族、単一言語である建前のトルコで、少数民族の言語を研究するという政治的に危険な立場の著者が、いったんは国外追放となりながら、再度トルコの地を訪れ、調査研究、発表を続ける。前著と比較すると、文章が攻撃的になってるけど、これは前著の方があててマイルドな表現に抑えていたことがわかる。

どこの国にも、良い人もいれば悪い人もいる。そのあたりまえのことを、あたりまえに受け容れ、情熱と覚悟を持って、不偏不党を貫きながら研究を続ける姿勢には感服します。自分のような半可通には到底およびもつかない世界を垣間見られて、非常に勉強になりました。

トルコのチーズと『EFE RAKI(エフェ・ラク)』で楽々

コレもアリ。

またまたトルコの酒、ラクを注文。今回は『EFE RAKI(エフェ・ラク)』というブランドのラク。わりと新しいブランドだそうですが、味はオーソドックスな感じ。ライトな感覚で飲めるラクです。

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それと、トルコのチーズ『ベヤズペイニール』も注文。一見すると豆腐っぽいですが、塩味の利いた風味のある

フェタチーズ。ラクとよく合うのです。

『イスタンブール―世界の都市の物語』を読んだ

イスラムだけの街じゃない。

陳 舜臣著『イスタンブール―世界の都市の物語』を読了。ヨーロッパとアジアにまたがる、トルコの大都市、イスタンブール。かつてはオスマン帝国の首都だったこと都市は、さらにさかのぼれば、ギリシャ人が造り、東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルでもあった。名を変え、主を変えた都市の変遷を、現イスタンブール市内にある、さまざまな史跡から紐解くのが本書の趣旨。

ツアーでイスタンブールの市内観光をすると、定番スポットと言える場所がいくつかある。トプカプ宮殿アヤソフィア博物館ブルーモスク、などです。本書はこれらの場所も網羅しつつ、それ以外の場所の故事来歴についても紹介してくれる。そこで強調されるのが、東ローマ帝国領からオスマン帝国領となって以降も、すべてがイスラム化されたわけではなく、キリスト教、ユダヤ教と言った経典の民も信仰を認められ、共存していたこと。モスクの尖塔が立ち並ぶ、イスラム教徒だけでの街ではないということです。

近代になって、汎イスラム主義、汎トルコ主義に傾倒する以前のオスマン帝国は、ヨーロッパ人が驚くほど、異教徒に寛容であったのです。このやり方が破綻し、実情は多民族でありながら、トルコ民族という仮想的な単一民族を定義した弊害は、「トルコ人と言えることは、なんとすばらしいことか!」という皮肉をこめたスローガンで活写されています。

多面体を立方体の箱に押しこめるような無茶をするのではなく、異質さを尊重した先人の寛容さに学ぶべきなのだろうけど、言うは易くおこなうは難し、なのでしょうね。

お歳暮にトルコのお菓子をいただきました

強烈に甘いぜ!

お歳暮に、トルコのお菓子、ロクムとバクラヴァをいただきました。ありがとうございます! 超ひさびさにトルコのお菓子が食べられて狂喜乱舞。トゥルキエ、トゥルキエ言ってた甲斐があるというものです。

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左がバクラヴァで、右がロクム。バクラヴァは、シロップがかけられた小さなパイみたいなお菓子。ロクムは、粉砂糖と澱粉がまぶされた、ナッツ入りのモチモチしたお菓子。どちらも、トルコではメジャーな逸品。さっそく紅茶といっしょに食べてみた。紅茶と一緒というか、紅茶が一緒でないと中和できないほど、強烈な甘さ。甘さを控え目なんて、軟弱なお日本の菓子とはワケがちがいます。

今度トルコへ行く機会があったら、ぜひ作りたてを食べてみたいものですな。トゥルキエ!

昨日読んだ本は、昔読んだ本だったかもしれない

昨日という日も、すでに過去じゃよ。

昨日読了した『イスタンブールを愛した人々―エピソードで綴る激動のトルコ』ですが、6年前に上梓した『トルコ・イスタンブール旅行記』の参考文献に記載されてました。ありゃりゃりゃ?

……ということは、すでに読んでいたのか。たしかに、知っているエピソードもあるなあと思ったけど、一読した本をスッカリ忘れていたとは。既読感がなかったのは、6年前とくらべ、現在はある程度、近代トルコの知識を仕入れているので、読み取れる情報が増えたせいだろうか?

復習にはなったので、よしとします。