「カーナビ」タグアーカイブ

『GNS 2000』でAndroidスマホカーナビのGPS精度アップ

スマホカーナビがぐっと実用的になりました。

自家用車のカーナビが古くなってきたけど、リプレイスするかわりに格安SIMを挿したスマホでカーナビソフトを動かしてる。ソフトはCMでもやってる『カーナビタイム』を試用中ですが、なかなか優秀。年5,700円なら払っていいな。

ただ、スマホカーナビの欠点は自車の位置をスマホ内臓のGPSのみで測位しなければならないこと。コロプラなど位置ゲームを遊んでいるとわかるけど、現在位置をつかむのに時間がかかったり、おかしな場所を認識する場合がある。ゲームなら誤差がかえってメリットになるケースもありますが、カーナビでは致命傷になりかねない。たとえば、曲がるべき十字路で位置情報が得られないと、「右折してください」というような指示ができなかったり、遅れたりする。こればっかりは、スマホ測の問題なので、高性能な有料ソフトでもどうしようもありません。

DSC_0233DSC_0246

そこで導入したのがGPSレシーバー『GNS 2000 GPS GLONASS Receiver Bluetooth』。GPSの受信をして、Bluetooth経由でスマホに伝達してくれる。小型軽量で、バッテリー内蔵。電源はON/OFFのみのシンプルさ。

Screenshot_2016-03-20-23-31-28Screenshot_2016-03-20-23-35-23Screenshot_2016-03-19-19-09-35

Androidで外部のGPS機能を有効にするにはまず、開発者向けオプションを有効にして「擬似ロケーションを許可」をONにし、GNS 2000とAndroidをBluetoothでペアリング。そして「Bluetooth GPS」というアプリをGoogleストアからインストールし、「Select paired GPS device and connect」にGNS 2000を指定し、「Enable Mock GPS Provider」をチェックする。これでGNS 2000とAndroidが接続され、GPS情報を参照できる。衛星をつかむまで多少時間がかかりますが、認識する衛星の数は圧倒的。Setupの「Reconnect」をチェックしておくと、接続が切れても自動で再接続してくれる。

これでGPSを内蔵しないAndroidデバイスでも、GPSの位置情報が利用できます。ただし、コロプラなど位置情報ゲームを遊ぶ場合、「擬似ロケーションを許可」をONにすると位置登録できなくなるので注意。僕の場合はカーナビ専用スマホなので問題なし。擬似ロケーション問題はAndroidのみで、iOSは問題なく位置ゲームでも使えるようです。

車への設置用にシガーソケットからUSB給電できるアダプターとUSBケーブル、固定用の吸盤がセットされてる。GNS 2000の感度はじゅうぶん高いので、窓際ではなくシフトレバーの脇に固定。

DSC_0242Screenshot_2016-03-19-19-09-55

ためしに、スマホの位置情報機能をOFFにしてカーナビソフトを起動しましたが、バッチリと現在位置を認識してくれる。実用的には、スマホのGPSが使えても問題ないのでONに戻しましたが。

しばらく使ってみたところ、曲がるべきポイントの手前で確実に指示してくれる。現在位置の更新が、従来は「カックン……カックン」という感じだったのが、「カクッ、カクッ、カクッ」と一瞬遅れて追随する感じに。車載カーナビなら当然の動きですが、スマホのナビソフトで誤差がほとんどないのは感動的。正確に測位できるようになったので、ここから先の案内精度はナビゲーションソフト次第ということに。

問題は、スマホ、SIM、GPSレシーバー、マウントキット、カーナビソフトなどをそろえると、安い車載カーナビが買える金額になっちゃうこと。メリットは常に最新の地図を使えること。スマホやカーナビソフトは好きなものに変更も可能。僕は機種変更後の旧スマホを流用してるので、有効な再利用になってる。

それと当方固有の問題かもしれませんが、付属のシガーソケットUSB給電アダプター経由でGNS 2000を充電すると、車のエンジンを切ってもなお充電中あつかいになること。Bluetooth接続と給電が切れると15分でスリープモードに入るはずが、このせいでいつまでも電源ONになってた。別なUSBポートで給電したら、ちゃんと給電停止あつかいになったので、アダプターの問題と思われる。

設備と操作が煩雑になるきらいはあるものの、スマホカーナビがぐっと実用的になりました。カーナビソフトとして試用中の『カーナビタイム』についてはまた後日。

■2019/01/15追記

現在はGNS 2000の運用をやめて、CarPlayとAndroidAutoが接続できるカーオーディオ『KENWOOD DPV-7000』と『カーナビタイム』を連携させて運用しております。カーナビライクに表示ができるうえに、GPSが受信できないトンネル内でも自車位置が正確につかめて便利です。

スマホ用カーナビ『カーナビタイム』を試してみた

使えそうなら課金してみます。

自家用車のカーナビが古くなってきたので、スマートフォンで代用できないかテスト中。無料系のアプリは一通り試してみたけど、「それなり」のクオリティではあった。現在位置と渋滞情報を知るなら『Googleマップ』や『Yahoo!カーナビ』など無料アプリでも十分ですが、道案内となると精度のうえで信頼しきれない。実用レベルだけど、万全とはいえないかな。

そこで、有料のカーナビアプリである『カーナビタイム』を試してみた。データ通信ができなくてもナビを続けてくれるし、音声入力も可能で、学習機能もある。月額500~600円、もしくは年額5,700円と、決して安くはないですが、ポータブルカーナビよりは高機能で、常に最新の地図が使えるならアリかもしれない。

軽く使ってみた感じ、検索機能がGoogle検索にくらべて弱い感じがするのと、現在位置認識が遅れる場合があるのが気になったけど、渋滞情報にもとづいた道案内は信用できる感じ。好みの道を覚えてくれるかは、もう少し使ってみないとわかりません。1ヶ月はお試し期間なので、使えそうなら課金してみます。

ユピテル YPB741 MOGG...

ユピテル YPB741 MOGG…
価格:19,441円(税込、送料込)

格安スマホでカーナビゲーション

最後はドライバーの判断が重要。

自家用車のカーナビ地図が古くなってきた。まだ地図は更新されているようだけど、新しい道への対応が遅く、しかも有料。あまりコストをかけるメリットがないので、思い切ってカーナビをスマートフォンのアプリで代用することにした。格安Simを挿したスマホをサブで使用中なので、これで定番のカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」やカーナビ機能のある「Googleマップ」にてナビゲーションさせている。

格安スマホは車のシガーソケットに挿したアダプターで固定し、USBポートで電力も供給させている。毎度、スマホをセットする手間はあるけど、事前に行きたい場所を調査、設定できるぶん、車に乗ってからあれこれカーナビを操作しなくて済むメリットも。

カーナビアプリは一長一短で、これが決定版といえるものはまだない。無料でかつ、いちばんカーナビっぽいインターフェイスを備えた「Yahoo!カーナビ」をメインにして、詳細な道案内に強い「Googleマップ」を併用する感じ。「Yahoo!カーナビ」は、メインのルートを外れると、実際には通れない道を案内されることが多いけど、「Googleマップ」は最低限、乗用車が通れる道を案内してくれるので、あるていど知ってる場所の裏道を通りたい時には便利。ただ、いずれのアプリも100パーセントは信用できないので、最後はドライバーの判断が重要となる。

車載カーナビにくらべると、スマホアプリのナビは地図の更新が早いというメリットはあるものの、現在位置の測定精度が低く、現在位置を見失ったり、案内が遅れる場合も。慣れない場所へ行くときは、車載カーナビとスマホのカーナビソフトを併用して、現状把握に努める必要があありそう。

理想をいえば、車載カーナビの位置や車両情報をスマホ側で参照し、最新の地図を持つカーナビアプリで案内してくれると、情報の鮮度と精度が保てると思う。似たようなコンセプトの商品はすでにあるみたいだけど、対応アプリが限られるようなので、汎用的かつ継続的に連携できるシステムが欲しいところです。

Androidアプリ『CobaltBlue3』スマートフォンで、カーナビのデータ通信

スマートフォンでも大丈夫。

カーナビには携帯電話とデータ通信することで、天気や渋滞情報を取得する機能がついている。ただし、これらはフィーチャーフォンのBluetooth通信を想定しており、スマートフォンではハンズフリーの通話しか対応していない。これを、スマートフォンにも対応させるAndroidアプリ『CobaltBlue3』を導入してみた。使用したスマートフォンはauの『ARROWS Z ISW11F』。カーナビは日産純正『MP311D-W』。

使い方は、アプリをインストールしてBluetooth機能を有効化すると同時に起動すること。自動起動を設定しておけば、勝手に立ち上がるようになるので便利。あとは、スマホとカーナビをBluetooth接続すれば、ハンズフリー機能以外のデータ通信も可能になる。

無料アプリの『CobaltBlue2』でも、一部のデータ通信は可能ですが、フルで使いたいなら有料アプリの『CobaltBlue3』を入れるべき。入れる価値は十分あると思います。カーナビが無線LANに対応していれば、テザリング機能でネットに繋げるんですけどね。