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『ポメラ DM10』を実際につかって感じた不満点

ポメラ DM10』を実際につかってみて、感じた不満点をあげてみる。
8,000字しか保存できないとか、値段が高いとか、語りつくされた不満、電子メモ帳としてのコンセプトを否定する不満は除外。なるべく、ほかでは見かけないもの、建設的なものを列記したつもりです。上位機種「ポメラ」PRO(妄想)のご参考になれば。

  1. PCリンク用のUSBポートが本体左側面にあるが、キーボードを展開した状態だと、ケーブルの挿抜がしづらい→前面か背面にほしい
  2. 膝上で展開したポメラをとじようとすると、左底面にあるもの(ズボン左ももの生地、ストラップなど)を噛みやすい
  3. キーボードを展開中に、ちょっとしたはずみでキーボード右半面のロックがはずれやすい
  4. メニュー画面で上端や左端を選択したときに、下端、右端へループしてほしい
  5. PCリンクモードへ移行するショートカットキーがほしい
  6. 公式サイトでマニュアルのpdfファイルを公開してほしい→購入前に予習したかった

■訂正:2008/11/13

マニュアルは、以下のサイトにて公開されております(コメントにて情報提供していただきました)

そんな感じで。

当サイトでは、『ポメラ DM10』について無駄に暑苦しくかたったエントリーを多数掲載しております。ポメラ関連の記事は、「★Astronaut Blog ≫ ポメラ DM10」をご参照ください。


キングジム デジタルメモ ポメラ

『pomeraCopy』ポメラで編集中のファイルをクリップボードにコピーするソフト

超便利だけど、説明が超むずかしいソフトですな。

テキストファイルを作成し、パソコンに転送するしか能のない電子メモ帳『ポメラ DM10』。そのシンプルな仕様をさらにシンプル活用するフリーソフトが公開されておりました。その名も『pomeraCopy Version 0.01』。PCとのUSB接続時に、ポメラで編集途中だったファイルの内容をクリップボードにコピーする、ただそれだけのソフト。

ダウンロードファイル「pomeraCopy001.zip」を解凍して生成される「Autorun.inf」と「pomeraCopy.exe」の2つのファイルを、ポメラ本体のドライブ直下(たとえば、EドライブとFドライブがポメラのドライブとして認識されたら、Eドライブがポメラ本体のドライブ)に保存します。ケーブル接続→ドライブのアイコンを右クリック→ポメラで編集中のテキストをコピーを選択すれば、たちまち最後に編集中だったファイル内容がクリップボードにコピーされます。あとは、ブログなりメールなりにペーストすればいいという便利仕様。接続時に立ちあがる「Windowsが実行する動作を選んでください」画面から、ポメラで編集中のテキストをコピーを選んでもいいみたい。

■追記:2008/11/15

デスクトップに「pomeraCopy.exe」 のショートカットをつくっておけば、自動起動がOFFでもかんたんにコピーできました。

注意点は、コピーしたいファイルを書きかけの状態で電源OFFしたのちに、PCリンクさせること。

ちょっとむずかしいですが、『pomeraCopy』がコピーするのは、最後に編集していたファイルではなく、最後に保存されたバックアップファイル。未保存状態で電源OFFした場合など、ポメラが編集途中と判断し、自動的にバックアップしたファイル「text~.tmp」の中身をクリップボードにコピーするソフトなのです。だから、バックアップの必要がない状態……つまり、電源OFF寸前に保存が実行された状態では、バックアップ不要とポメラが判断してしまい、「text~.tmp」への書き出しが行われず、結果として『pomeraCopy』を実行しても、いちばん最後に編集していたファイルの内容がコピーされません。

要は、いちばん最後の編集結果を保存せずに電源OFFしてから、PCリンクを実行すればいい。改行でも、スペース追加でも、「★付箋文★」の追加でもいいので、とにかくファイル内容をさいごに保存したときとことなる状態にしてから電源OFFすると、ポメラがバックアップファイルへの書き出しをおこなってくれる。そうすると、PCリンク時に『pomeraCopy』がさいごにバックアップしたファイルの内容(≒さいごに保存したファイルの内容)を、クリップボードにコピーしてくれます。

これで通じるかな?

ともかく、Windows側でファイルを移動したり、テキストエディタを開かなくてもクリップボードへコピーできるので、ひじょうに便利なソフトです。ありがたくつかわせてもらいますよ。

ポメラによるポメリング膝打ちテスト

電子メモ帳『ポメラ DM10』をゲットしました。

テキスト打ちしかできない漢気あふれる仕様に、用途がかぶるウルトラモバイルPC『Willcom D4』を持ってるにもかかわらずゲット。現在、東京湾アクアラインバスでの移動中にこの文章を打ちこんでおります。

ポメラを膝上にのせて打つのはとくに問題ないようです。ただ、ひじを両がわにつきだす格好になるので、両脇にひとがすわっている状況では打ちにくいかも。

D4のばあい携帯性に問題はないものの、スリープからの復帰に時間がかかったり、Webやメールで時間をつぶしてしまう危険がありますが、ポメラはカレンダーぐらいしかよそみをする要素がないので、意志薄弱な僕にはありがたいです。

外光にさらされながら打ちこみをしてても、視認性は良好。光線のぐあいで、一時的にみづらくなる瞬間があるけど、打ち込みに支障がでるほどではない。これなら直射日光にさらされる場所でも、テキスト打ちができますな。

これからアクアラインのトンネル部へ入ります。あかるい場所では問題なかったけど、薄暗い場所ではどうか?

……フム。

室内灯がついていれば問題なし。ただ、バスの中は揺れるので、モノクロ液晶を凝視してると気分が悪くなりそう。「F6キー」で文字の大きさを「中」か「大」にすると良いかも。

それと、ポメラはいったん電源を落とすと、カーソルの位置が文頭にもどってしまうので、付箋機能を活用すると良いみたい。「F1キー」でテキスト中に「★付箋文★」という文字列を挿入し、「F5キー」でジャンプする機能。たんなる文字列なので手入力してもOK。文書を新規作成するときに、「★付箋文★」を末尾に挿入するクセをつければ、起動→「F5キー」で即、文末にとべます。

いま、東京湾の海底を横断しおえました。文字サイズを「大」から「中」へ。うん、これは快適だな。

バスが到着するまでに、ブログにアップできるかな?

※余裕でまにあいました。

キングジム『ポメラ DM10』到着感想届いたゲットでポメラニアン

SEO対策で、検索にひっかかりそうな単語をタイトルに羅列するのは、かっこわるいよね!

ポメラ DM10 P1060883

というコトで、ぶじに通販で購入したマイポメラが届きました。開封の儀は省略。さっそくテキストエディットしております。まだなれないので、ちょっとミスタイプが発生するけど、しばらくすれば大丈夫でしょう。Windowsでは、ATOKをVJEふうのキー設定でつかっているので、素のMS IME設定だとちょっとやりにくいかな。「前項補変換」でIME ON/OFFと変換、「スペース」で省略変換、「無変換」で確定と確定取り消しに設定してるので、やはり、キーカスタマイズできたほうがうれしいです。まぁ、MS IME設定でもがまんできますけど。ATOK固有のキー設定は好かんです。

ポメラ DM10 ポメラ DM10

パソコンとの連携は、USBケーブルをつなげるだけ。ポメラがわでPCリンクモードにすれば、外付けドライブとして認識します。Windows VistaマシンであるウルトラモバイルPC『Willcom D4』からも、問題なく認識。Macや携帯電話との接続に難があるようですが、Windowsマシンと接続するかぎり、下書きマシンとしてもうしぶんありません。

『モバイルギアII』や『ペルソナ』といったWinodws CEマシンを常用していたころは、これらを使用してテキストエディットし、Windowsパソコンと同期させて清書という運用だった。『W-ZERO3』でもにたような運用をしてたか。『Willcom D4』なら1台で下書きから清書までできるけど、レスポンスとバッテリーの持ちが悪いので、どうしても制限を受けいてました。でも『ポメラ』がテキストの下書き作業をうけもってくれれば、『Willcom D4』は清書やアップロードのみをおこなえば良いので、この制限を軽くすることができます。文章を打ちたいと思った瞬間に起動できるのは、万能機にはえがたいメリットなのです。

膝に乗せて打つのもなれれば問題なさそう。バッテリー切れの心配が少ないマシンは、やっぱり良いです。

ポメラ DM10

『モバイルギアII』との比較。

しかし、いまみるとモバギって大きいな。『Willcom D4』も、よくこの大きさで実用的なスペックのWindowsマシンにまとめたもんだ。そして『Willcom D4』より大きく『モバイルギアII』と同等以上のキーボードをもつ『ポメラ』もテキストエディターとして良い感じ。まえにも書いたけど、ポメラをパソコンにつないで外付けキーボードにできたら最強なのに。

ここまで打って、約千字。ブログの下書きレベルなら、8000字の制限は問題なさそう。現行のポメラを運用する以上は、字数制限にあわせてテキストエディットするのが実際的だな。

ポメラ DM10 ポメラ DM10

最後は新旧テキストエディターの外装。

むかしから僕は、モバイルマシンにサイト名である「Astronaut」のロゴシールを貼るのがおやくそくなのです。いいもん買った!

ポメラの実機をみてきたよ

いさぎよすぎる仕様にメロメロの電子メモ帳『ポメラ DM10』がついに発売しました。

ネット界隈では、「ゲットしたぜ~」という報告もちらほらみうけられますが、僕のところにはまだ届いてません。本日発送とのことなので、明日以降の到着になるのではないかと。ともかく実機にさわってみたかったので、仕事帰りにヨドバシカメラ横浜駅前店へ。もちろん、ヨドバシ・ドット・コムで実機展示がされてることは確認済み。そういやヨドバシ・ドット・コムは、リニューアルに失敗したなんてはなしもあったけど、いまはふつうにアクセスできてますね。

どこの売り場でポメラをあつかってるのかと思ったら、電子辞書コーナーにひっそりと実機が展示されてた。初見のポメラは、思ったよりズッシリと重量感がある。いったん折りたたんでからオープンの儀をやろうとしたら、横のスイッチをカチッと押すのがわからず、しばし迷う。キーボードをスライドさせる一連のうごきはバッチリ把握しているつもりだったのだが。

キーボードはしっかりしたつくり。いまモバイル用途で使ってる『RUDO RBK-2000BTII』よりも、かっちりした印象で、個人的には問題なし。折りたたみとしては十分でしょう。キーピッチは十分広いけど、配列に慣れるのにちょっと時間がかかりそう。BackSpaceキーが電源ボタンの真下にあり、すこし小さめなのが気になるぐらいか。膝打ちはためしてないけど、やれないことはなさそう。

日本語入力はATOKだけに変換効率は良好。ただ、Windows版ATOKでおなじみの省略変換ができないのはツライ。バックライトなしの液晶画面は、光線のぐあいで見やすくなるポジションをみつける必要がある。チョコチョコっと、みじかい文章を打つにはじゅうぶんだけど、長文はきびしいかも。

なんというか、電子メモ帳というコンセプトにものすごく忠実です。アレがほしい、コレがほしいと欲が出るところを、グッとこらえて初志貫徹しているのは偉いと思った。ポメラは僕が欲しい携帯テキストエディターではないけど、コレはコレでアリですね。

ぜひ、この路線をブラッシュアップして、パソコンや携帯電話と簡単に連携できる、テキストエディター専用機として発展して欲しいです。期待&応援してますよ!

……うっ、しまった。自分のポメラがとどくまえに、まとめを書いちゃった。

それと、Amazonさんで、ようやくポメラのあつかいが開始されてます。値段は19,980円と底値ではないけど、送料無料なら買ってもいい値段ではないかと。テキストエディター専用機というコンセプトを支持する1票のつもりで、ぜひ!

追記:

Amazonさん、ソッコーで売り切れてますね。

無線LANをマルチSSIDにした

先日、家の無線LAN装置の暗号化設定をWEPからWPA+AESにしました。

WEPはセキュリティに問題があるからつかわない方がいいということなので。しかし、携帯ゲーム機『Nintendo DS』はWEPしかつかえないし、ウルトラモバイルPC『Willcom D4』はAESにすると通信が不安定になります。セキュリティに不安があっても、使えないんじゃ意味がない。ということで、妥協案としてマルチSSD対応の無線LAN装置、NECの『Aterm WR8100N』にかえてみた。1台で2種類のSSIDを設定できるので、ひとつはWEP、ひとつはAESといった設定ができる。WEPをつかう以上、セキュリティレベルは低下するけどしかたない。新型携帯ゲーム機『Nintendo DSi』は、WEPとAESと2種類の無線LAN設定をおこない、DS用ソフトのWi-Fi対戦などはWEPで、ブラウザなどDSi専用ソフトのみAESを使用しています。

家で使用する機器ごとの無線LAN設定は以下のとおり。

暗号化方式 使用機器
WEP Nintendo DS
Nintendo DSi(DS用ソフト)
Willcom D4
WPA-AES ノートPC
Nintendo Wii
Nintendo DSi(DSi用ソフト)
PSP

DSはWEPしか対応してないのでしかたないけど、D4はAESが設定できるのにWEPでないと安定しないのにはまいった。メーカーのフォーラムでも指摘されているので、ドライバのアップデートなどで改善してくれるとよいのだが。あと、NECの無線LAN装置がWPA2に対応していないのにもビックリした。最新の機器ならとうぜん対応してるとおもったのだが。

いまのところ安全とされるWPAも、WPA-TKIPが解読可能であるなんて情報もあるので、WEPのように丸裸にされるのも時間の問題なのかも。真にセキュリティのことをかんがえれば、無線LANを使わないのがベストなのだろうけど、使わざるをえないのが現状です。

セキュリティとアクセシビリティの両立はむずかしいねぇ。

『ポメラ DM10』を通販予約

とても気になるテキスト入力専用機『ポメラ DM10』を通販予約しました。

気になりすぎるあまり、本体発売前に次世代機を妄想してしまうほどの入れこみようだったのですが、いざ購入するかとなると躊躇していました。やっぱり定価27,300円は高すぎるし、通販価格はまちまちで、買うにしてもどこにするか迷ってしまう。

一時期、送料込みで17.700円で売ってるところがあったのだけど、現在は20,000円前後が底値のようです。僕が申しこんだところは、送料こみでギリギリ20,000円をきり、発売日である11月10日に「発送できないと明言していない」ところ。実際は10日以降になるかもしれませんが、発売日にゲットできる可能性がすこしでもあるほうが良いと思って。おくれても仕方ないと覚悟はしてますけどね。

どうしても発売日にゲットしたければ、割高だけど発売日に発送しますというところで予約するか、発売日当日に店頭で購入するのがよろしいかと。

それにしてもAmazonさんは、いつになったら予約を開始するのやら。

2008年11月4日追記:

注文したところからメールがきて、発送は11月10日とのこと。11日か、おそくても12日にはゲットできそうです。

2008年11月10日追記:

Amazonさんの予約が開始されてました。

『日記のようなモノ』終了と『★Astronaut Blog』への正式移行

 浮浪具

 明日11月1日より、『★Astronaut blog』の正式運用をスタートします。

 すでに「http://www.astronaut.jp/(アドレスがみじかくなりました)」へアクセスすれば、ブログページが表示されるようになっています。もともと、『日記のようなモノ(http://www.astronaut.jp/diary/diary.htm)』は、さいしょに表示されるページはなかったのだけれど、もっとも更新頻度が高いため、しだいに実質的なトップページとなっていきました。

 『日記のようなモノ』のスタートは2000年2月23日。けど、ネットに正式公開されたのは2000年の4月1日。そのあいだは、ごくいちぶの人だけが目にする、試験的なサイトでした。

 正式公開したときも、さいしょはプロバイダーの提供するWebスペースを間借りしていたものが、やがてレンタルサーバーを借りるようになり、次いで独自ドメイン「www.astronaut.jp」を取得し、現在の体制に落ちつきました。

 サイト名である「Astronaut(アストロノート)」というのは宇宙飛行士という意味。けど、宇宙飛行士にあこがれていたとか、スペースオペラが好きというわけではありません。由来は当時愛用していた、原稿打ちマシンであるモバイルギアに貼った手製のシールに、宇宙飛行士のイラストにそえて「Astronaut」って書いたから。ただ、それだけです。なんとなくつけたサイト名のわりに、8年いじょう続いてますね。

 その間、『日記のようなモノ』の執筆は手書きのHTMLでおこなっていました。プログラムで自動化したほうが楽なのはわかっていたけど、細かいところまで納得がいくようにデザインしたかったからです。でもさいきんは、手打ちのHTMLサイトにも限界を感じはじめ、運用の効率化をはかるためにブログ化を決断したしだい。ここしばらく、ブログをアレコレいじっているうちに、かなり楽に記事が書けることがわかってきて、いっこくもはやくブログへ移行したかったというのが本音です。

 こんごは1日1記事に限定するのではなく、1つの話題に1つの記事とするつもり。1日最低1記事を上梓するのはいままでどおりですが、1日に複数の話題──たとえば『Willcom D4』の話題と、昼飯にいった旨味処の話題を書きたいときは、1つの記事に列記するのではなく、2つの記事に分割するつもり。そのほうが、「Willcom D4」と「グルメ・クッキング」というジャンルで分類したときに、よけいな話題がまざらなくてよいのです。

 そんな感じで明日からブログオンリーの更新となりますが、こんごともご愛顧のほどよろしくおねがいいたします。

『Googleストリートビュー』への削除申請その後

巣鶏鳶有

先日、『Googleストリートビュー』でみつけた、モロに自動車のナンバープレートが判読できる写真について削除申請をした件の続報です。

くだんの写真は、削除申請をした数日後に削除され、画面は真っ黒になっていたのですが、数日前に確認したところ、ナンバープレートにモザイクがかかった状態で復活してました。ながれとしては、指摘をうける→とりあえず削除→問題点を修正して再公開、という感じみたい。

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けっきょく、この手のサービスは自動化処理と併用して、目視でこまかくチェックしないと問題がおこりやすいようですね。ほかにも、ストリートビューと地図がズレている場所もありました。ざっと近所をみただけでも問題がみつかるようじゃ、公開地域ぜんたいで、どれだけ潜在的な問題があることやら。

僕の地元、鎌倉市でいえば、車1台が通れるような路地をてきとうに記録するんじゃなくて、車2台がすれちがえるような、そこそこひろい道をくまなく網羅したほうが実用的だし、カメラと距離があくぶん問題もおきにくいと思います。こころみとしては大変おもしろいので、さらなるブラッシュアップに期待しますよ。微力ながら、ユーザーレベルでできることは、協力していきたいと思います。