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電子書籍版、月刊『ソトコト』が安くて良い

これなら買える。

シャープの電子書籍リーダー『GALAPAGOS (ガラパゴス)5.5型モバイルモデル』で、月刊『ソトコト 3月号』を買ってみた。「ロハスピープルのための快適生活マガジン」だそうで、技術的な話題、ガジェット的な話題が浅からず、深からず紹介されている。

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自分的に、興味はあるけど、さほどくわしくない話題が多く載っているので、知識の幅を広げるという意味では役に立ちそう。なにより、紙の雑誌が800円なのに対して、電子書籍版は350円なのが良い。月イチでこの値段なら、定期購読してもいいかな……と思ったが、元が安いせいか定期購読はなし。

ともかく、興味のある記事が載っていたら、また買おうと思います。

書籍感アップ『GALAPAGOS5.5型用本革ケース』

あくまで書籍です。

シャープの電子書籍リーダー『GALAPAGOS (ガラパゴス)5.5型モバイルモデル』用の保護ケース、エレコムの『GALAPAGOS5.5型用本革ケース(横置きタイプ)』を購入。装着すると、タブレットが黒革の手帳ライクに変身。

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専用ケースというだけあり、端子やボタン、インジケーターは干渉しない。もうちょっとフィット感が欲しい気もするけど、保護用としてはこれぐらい、こんもりした方が良いのでしょう。

電子機器は、ケースを使わず液晶保護フィルムのみで運用するタイプですが、ガラパゴスはあくまで電子書籍リーダーなので、書籍扱いしてみました。しばらく、これで運用してみます。

『GALAPAGOS(ガラパゴス)』に透ける、電子書籍の理想と現実

いつが本当の元年なのか?

昨年は、各所で電子書籍元年だなんだと騒がれていた。でも、ずいぶん前から電子書籍リーダーって売ってなかったっけ? と思うことしきり。普及しなかった実績は、なかったことになるわけか。紙媒体の書籍が利便性に優れているのは確かだし、「紙の本じゃなきゃ嫌だ!」という方が多いのも事実。ただ、個人的にはモニターでテキストを読むのは、苦ではない。モバイル端末でテキストを読む習慣は1990年代後半、NECのモバイルギアが全盛だったころからありますもの。その後も、ウィルコムの京ぽん系ブラウザ搭載端末や、W-ZERO3といった初期のスマートフォン、ウルトラモバイルPCであるWillcom D4などで、テキストを読む行為は続けてきた。最近では、モバイルルーター経由でiPod touchを使うのがマストだった。

でもって昨年末、シャープの電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)5.5型モバイルモデル』を買ってみたわけですよ。長年のウィルコムユーザからすると、ガラパゴスは同じシャープ製であるW-ZERO3やWillcom D4の血脈をひしひしと感じる。尖ったコンセプトに、いまいち垢抜けないデザインとインターフェイス、地味に使いやすいポインティングデバイス。「目の付けどころ」が、まさにシャープな端末。

結論として、ガラパゴスはけっこう気に入ってます。自前の書籍をスキャンする必要もなく、パソコンにつないでダウンロード購入した書籍ファイルを登録する必要もなく、ただガラパゴス本体から「TSUTAYA GALAPAGOS」に接続し、欲しい本を買うという流れはシンプルで良い。それなりに、読みたい本が初期からラインナップされていたのも大きい。コミックスのラインナップが異様に貧弱なこともふくめ、ストアにない本は、従来通り紙媒体で買えばいいわけですし。

ただ、ガラパゴスという端末を気に入っているとはいえ、電子書籍というメディアそのものに多大な期待は持てないというのが現状。理想を言えば、電子書籍は新刊でも旧刊でも絶版でも安価に、瞬時に購入できて在庫切れは一切ナシという供給体制が取れるはず。でも実際は、すべての書籍が電子化されているわけでもなく、たとえ電子化されていても使っている電子書籍サービスが対応しているとも限らない。そして電子書籍化されたものを購入できても、装丁、挿絵などのクオリティが紙の書籍未満ということもある。絶版稀覯本を電子媒体で安価に購入する、などという贅沢を言う前に、新刊本を定価で紙媒体と同等のクオリティで発売日に購入できるという、実現できても何の自慢にもならない体制が整っていない。

たとえば、ガラパゴスストアでもプッシュしている『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』。この本は紙の書籍で大ヒットしているのはもちろん、電子版は紙の書籍版の半額で、大判のカラーイラストを収録し、試し読みもできると、電子書籍としての体裁もしっかりしてる。でも、この本を読んだらまずチェックしてみたくなるであろう、ドラッカーの『マネジメント』がガラパゴスストアにない。もちろん、抄訳であるエッセンシャル版も。『週刊ダイヤモンド Digital』など雑誌系でも、ドラッカーを特集しているというのに、肝心の原典が読めないというのは、どんな大人の事情があるにせよ、納得しがたい現状です。

電子書籍は、安価な供給とか、音や動画が埋め込める、絶版本も出せる、なんてプラスアルファを考える前に、まずは収録内容の面で紙媒体と変わらない電子媒体を、コンスタントに一元供給できる体制を整えるべき。書籍を出版する場合は電子版もかならずセットで出す、ぐらいの仕組みを作らないと、いつまでたっても本当の意味での「電子書籍元年」は来ないと思う。逆に、供給体制が整ってしまえば、閲覧する端末は、使いやすければなんでもいいと思う。iPad対Kindle、ガラパゴス対ソニーリーダーなんてのは、実は些細な小競り合いなのです。

すべての書籍を電子化し、紙の書籍は公共性の高いもの、人気作、著名作など一部に絞る。あと、電子書籍も求めに応じて即座に紙の書籍にできるオンデマンドの出版体制も整備する。読みたい本をいつでも読める、いつでも作品を発表できる。電子書籍は、紙の書籍を駆逐するものではなく、紙の書籍がカバーできない出版の裾野を広げる、電子のフロンティアなのであります。

小説『ナスレディン・ギア(3/3)「海峡大橋に決す」』

2010年は「トルコにおける日本年」でした。

長編小説『ナスレディン・ギア』ブログ配信3回目、最終回。手元に置きたい方は、ダウンロード版をどうぞ。昨年、2010年は「トルコにおける日本年」でした。親日国トルコで、日本に注目しましょうという年。そこらへんも意識して、トルコの歴史を絡めて書いてみたのだが、なんだかんだで機会を逸してしまいましたな。

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小説『ナスレディン・ギア(2/3)「攻防の目玉守」』

まさかロボット戦記物を書くとは思いませんでした。

長編小説『ナスレディン・ギア』ブログ配信2回目。そそくさと読みたい方は、ダウンロード版をどうぞ。本作は史実のトルコ革命を下敷きにしているので、関連書籍を読み漁りましたが、本当に熱い時代です。ピンチの状況が実に少年漫画的。実際の所、綺麗事ではすまない面も多々あったのでしょうけれど、それでも窮地からの逆転劇は燃えるモノがありますよ。

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小説『ナスレディン・ギア(1/3)「灰色の人形機」』

独自用語はおおむねトルコ語です。

長編小説『ナスレディン・ギア』を3回に分けてブログ配信。PDFデータはすでに公開していますが、ダウンロードしなくても読めるよう、ブログでも3回に分けて公開してみます。そそくさと読みたい方は、ダウンロード版をどうぞ。ちなみに、本データはシャープ電子書籍リーダーの『GALAPAGOS(ガラパゴス)』用に最適化されていますが、iPadの「i文庫HD」で開いてみたら、かなりいい感じに閲覧できましたよ。

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ブログ形式で読みたい方は、以下からどうぞ。

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電子書籍リーダー『GALAPAGOS (ガラパゴス)5.5型』で、雑誌を読む

読み方にコツあり。

シャープの電子書籍リーダー『GALAPAGOS (ガラパゴス)5.5型モバイルモデル』で、雑誌を読んでみた。

電子書籍の雑誌には、大別して3つのタイプがある。まずは、シンプルに紙の書籍をスキャンしたもの。これがいちばんお手軽だけど、モバイルモデルの画面だと、若干窮屈。ページを切り替えるたびに画面の拡大率がリセットされるのも面倒です。つぎに、電子書籍に特化したタイプ。文字と図や写真をガラパゴスに最適な形に配置してあるので非常に読みやすい。紙の形式にこだわらないので、文字を拡大縮小したり、動画を埋め込んだりもできる。目次をタッチすることで、目当ての記事にジャンプすることも可能。

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最後に、雑誌のスキャンとテキスト表示を切り替えられるタイプ。切り替えアイコンをタッチすることで、表示形式が変わるので、好きな方を選択できる。テキスト形式にすると、写真や表が割愛さたり、スキャン版から離れた場所がテキスト表示されるなど、連携に難あり。

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表示形式は雑誌内で変わる場合もある。参考写真に使用している『週刊ダイヤモンドDigital 12/25・1/1号』の場合、雑誌の本文(上4枚の写真)は電子書籍に最適化された形式だけど、付録(下2枚の写真)はスキャン+テキスト形式の複合。どの形式も一長一短な上に混在するとなると、慣れが必要です。読みたい雑誌がどの形式で配信されているかは、試し読みで事前にチェックしたほうがいいでしょう。

定期講読すると、雑誌が自動配信されるそうですが、そこまでして読みたい雑誌もなし。個人的にはゲーム系かアニメ系の雑誌があれば定期講読してみたいです。

電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)5.5型』でラノベを読む

文字を読むのに不都合はない……が。

シャープの電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)5.5型モバイルモデル』で、あれこれ本を読んでいる。雑誌系も面白いのだが、とりあえず小説系の読後感から。

文字の読みやすさについては小ぶりな5.5型でも問題なし。文字サイズは、画面をタッチすることで変更でき、紙の本と同サイズ(小)、中、大と変更できる。個人的には紙の本より一段階拡大した中の縦持ちが読みやすいと思う。文字送りは、画面タッチでも、下のトラックボールでも可能で、どちらもスムーズです。トラックボールは、若干反応がタイトすぎる気はしますが。画面はクリア。反射して見づらくなるときはあるものの、うまく反射しづらい角度から見れば大丈夫。総じて、明るい画面をじっと見つめることに抵抗がなければ、テキストを快適に読むことができる。さすがは専用機といったところ。

しおりを設定するのはもちろん、語句を検索したり、気になるワードにマーカーを引けたり、国語辞典で意味を調べる機能も標準である。ここらへんは、紙の書籍より便利。欲を言えば、Webで検索する機能もつけて欲しいかな。

ただ、提供される電子書籍の品質にはバラつきがある。ガラパゴスの仕様というより、コンテンツを提供する出版社の違いと思われる。たとえばライトノベル系を比較するに、A社の場合は値段は半額だけどイラストは粗い表紙画像のみで、本文イラストなし。B社の場合は書籍と同額でイラストつきだが、マッチ箱サイズの小さなイラストしかついていない。携帯用コンテンツの流用か? C社の場合は書籍と同額で表紙イラストもカバー裏のイラストも、内部のイラストもばっちり再現されているが、試し読み不可。C社がいちばんクオリティは高いけど、A社とB社なら可能な、序盤の試し読みができない。どこも、帯に短したすきに長しという感じ。

値段については、紙の書籍との兼ね合いがあるから、うかつに安く設定できないという事情はわかる。でも、紙の書籍と同額で、紙の書籍以下のクオリティなのは問題だと思う。理想を言えば、序盤と、あとがきや解説は試し読みできて、イラストは全画面サイズで閲覧できるようにすべきでしょう。これぐらいは、全社共通の仕様にしても良いのではないかと。値引きとか、他者への譲渡、貸与といった機能は今後の課題とするとして、まずは紙の書籍と同等の電子書籍を提供してくだされ。

電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)』用のACアダプタを追加購入

純正携行必須!

シャープの電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)5.5型モバイルモデル』を愛用中。本や雑誌を読んだり、Webを閲覧したりと、なかなかに活躍。まだまだ機能は限定的ですが、モバイルモデルでも1,024×600の高精細さなので、Webを閲覧するだけでも快適です。電子書籍リーダーとして設計されているので、レスポンスも上々。ただ、電池の持ちはあまり良くないので、出先でも充電する必要がある。

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ということで、予備のACアダプタを購入。本体にも同梱されてますが、持ち運び用にも必要との判断。一見すると、よくあるミニB型のUSBコネクタで、実際にパソコンへの接続もミニB型を使用する。しかし、充電には専用にピンの多い、独自のコネクタがついたACアダプタが推奨されます。写真右の左側がミニB型で、右側がガラパゴス専用。ミニB型で充電する場合は、ガラパゴスの電源を完全に落として接続する必要がある。試してみたけど、いちいち電源を落とすのは実用的ではないので、純正のACアダプタを携行するのは必須と考えたほうがいいでしょう。