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11年ぶりにトルコ・イスタンブールへ

トゥルキエ!

ここ数年、海外旅行へ行っていなかった。久々に海外に行くとして、どこが良いだろう? 未踏の国へ行くのも良いけど、いちど行った国を再訪するのもまた良し。となれば、筆頭に上がるのはトルコ共和国。2002年に訪問して以来、11年ぶりとなりますが、これまでも何かとトルコ関係の話題は気にしてきた。

今回は、トルコのイスタンブールのみを観光してきます。自由時間もあるので、定番の観光スポット以外も訪れてみたい。

昨今のトルコでホットな話題といえば、オリンピック招致がらみで、東京都知事がイスタンブールを貶めるような失言をかましてくれたこと。これから行く土地に、なんて余計な真似を。信じる神は異なれど、親日国は大事にしましょうよ。

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機内食はこんな感じ。機内でもネットに繋えたけど、接続可能になったのがロシア上空だったり、速度がメッチャ遅かったりと万全ではない。それでもありがたかったけど。

特に問題もなくイスタンブールに到着。トルコと日本は6時間の時差があるので、トルコで夕方は日本の夜。トルコ時間を基準に投稿しますので、まだ2日。

ガイドさんと合流して、ホテルへ。ホテルは無線LANを完備してるのだけど、かなり不安定だったのでレンタルしたトルコ用モバイル無線LANルータで接続してる。3G回線だけど、こっちは快適です。

明日は、ガイドつきで、イスタンブールの定番スポットを観光します。

新しいトランクを購入

やっぱり自前が良いね。

ゴールデンウィークのトルコ旅行に備えて、新しいトランクを手に入れた。前のは、かなりボコボコだったので軽い奴をヤマダ電機で購入。そう頻繁に行くわけではないので、借りるという手もありましたが、今後も海外に行きたいので、思い切って購入。

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軽量でTASロック対応のものにしてみた。TASロックとは、アメリカを旅行中に、トランクの中を検査してもらう必要が生じた場合、特殊な器具で施錠を外すことができるもの。わざわざ鍵を外さなくても検査してもらえるし、もしTASロックがついていないトランクで施錠されたままだと、鍵を壊されてしまう危険がある。今回はトルコ旅行なので関係ないけど、今後アメリカに行く機会があるかもしれないので、TASロック対応のものを購入して損はないでしょう。

トルコの知識をアップデート中

知識が10年以上前のモノだからな。

ゴールデンウィークにトルコ旅行へ行く予定。前回は2002年だったので、11年ぶりのトルコ。当時はインフレが進行中で、1万円が1億100万トルコリラに大換金されてビックリしたもの。現在は、新トルコリラに切り替わっており、現在は1新トルコリラは50円ちょっと。まぁ、こんなもんかという交換レートです。

てな具合に、前回訪問時と、現在では情勢がいくぶん変わっているので、トルコの知識を現在のものにアップデート中。現トルコ大統領、アブドゥラー・ギュル氏の論考を読んでみたり、最新の観光ガイドをながめたり。変わってない部分もあるけど、2020年に夏期オリンピック開催に名乗りを上げたりと、成長著しいトルコ共和国を堪能してくる所存です。

そうだ、トルコに行こう

どんどんコストが跳ね上がるぅ……。

ゴールデンウィークに、ひさびさの海外旅行を計画中。行くのはトルコのイスタンブール。すでに行ったことのある国ですが、今回はイスタンブールオンリーで自由時間が多いツアーにしたので、好きな場所を好きなだけ見学できる。金閣湾をブラブラしたり、ツアーではあまり行かないスレイマニエ・モスクを見学したり、軍事博物館を心ゆくまで見学できちゃう。いまから、旅行が楽しみです。

ただ、問題は気ままなひとり旅でツアーを申し込んだこと。なんか、基本は2人のツアーらしく、ひとりだと追加料金が発生。さらに、ホテルが取れないとかでランクの高いホテルになりそうだったりと、コストは増すいっぽう。それでも、ギリギリで申し込みを受け付けてくれたのだから、行くつもりだけど、いったいいくらかかるやら。

ともかく、ひさびさのトゥルキエを堪能してくる所存。

年末に海外旅行へ行こうかと思ったけど

もう遅かったみたい。

年末は1週間以上休める予定。ひさびさにトルコ旅行でもと思ってツアーを探したけど、年末出発分は締め切った後でした。もうちょっと早ければ間に合ったみたいなのだが。今度は、ひと月前に予約するようにしよう。出発日のタイミングによって、値段が万単位で変わるんですな。

日本とトルコの交流物語『海の翼』

エルトゥールル号って正確に言えるようになったのは、つい最近のことです。

秋月達郎著『海の翼』を読む。イラン・イラク戦争時に日本人を救援してくれた、トルコ航空機の活躍と、その「恩返し」の元となった、明治時代に和歌山県沖で遭難したトルコの軍艦、エルトゥールル号の救出活動を軸に、日本とトルコの交流を描く。トルコは親日国として有名ですが、日本は親トルコというほどではない。多くの日本人にとって、トルコは興味のない国か、せいぜい観光地のひとつ、ぐらいでしょう。そんな日本人むけに、史実を踏まえて物語り仕立てで読みやすく描かれています。

トルコ革命前のオスマントルコ時代が舞台なのに、のちの初代大統領ムスタファ・ケマルをアタチュルク(父なるトルコ人の意、革命後に贈られた姓名)と呼んだり、日本人には言いづらいであろう「エルトゥールル号」という原音にちかい呼び名を当時の漁民が即座に理解したりと、トルコの歴史をかじっていると違和感を感じるシーンもありますが、わかりやすさを優先するなら、これぐらい大胆にデフォルメする必要があるのかも。

和歌山県の串本町に行ったばかりなので、イメージをつかみやすい歴史小説でした。

本州最南端、和歌山県串本町へドライビン

念願の場所へ立つ。

ゴールデンウィークに、愛車で泊まりがけのドライブに出発。目的地は和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町。本州最南端のこの地には、トルコの軍艦エルトゥールル号遭難事件の慰霊碑が建っている。トルコと関わりの深い土地だけに、トルコ好きとしては、1度は行かねばならない土地です。

30日の深夜に神奈川県鎌倉市を出発し、新東名を使って西進。明け方には紀伊半島に到達。新東名は、できたてホヤホヤだけに、のっぺりとした道の造りが、まるでテレビゲームのコースみたいでした。有料道路の区間は順調でしたが、紀伊半島には有料道路網が完備されておらず、串本までは下道をひたすら走る。峠道、街、海岸道路のコンボを繰り返して、ようやく串本町に到達。エルトゥールル号の慰霊碑が建つ大島へ上陸。さっそく、遭難現場と慰霊碑を見学。

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1890年(明治23年)9月、オスマントルコ帝国時代の軍艦エルトゥールル号が、この地で遭難し、500名以上の死者を出している。串本の人々は生存者を手厚く保護し、最終的にトルコへ無事に送り届けた。トルコの親日感情が高い理由のひとつとなった事件。艦が座礁した、船甲羅と呼ばれる岩礁もバッチリ見ることができました。

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そして、もうひとつの目的は、このトルコ共和国建国者、ケマル=アタテュルクの像を見ること。実はこの像、以前は新潟県にある柏崎トルコ文化村にトルコより寄贈、設置されていたのですが、同園が閉園したことで野ざらしのまま放置されてしまうという、大変失礼な事態になっていた。紆余曲折の末、トルコと縁の深い串本町に移設されたとのこと。たしかに、トルコ文化村にあったのと同じ像ですな。

これは、2002年7月にトルコ文化村で撮影したもの。移設された経緯については記載がなく、トルコ大使館から串本へ寄贈されたとだけ書いてありました。

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当地には、遭難事件の展示を行うトルコ記念館や、遭難したトルコの軍人がたどりついた樫野崎灯台も見学できる。生憎の天気だったけど、日土交流の端緒に触れることができて大変満足です。

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ほかにも、ペリー来航以前にやってきたアメリカ船、レディ・ワシントン号を記念した日米修交記念館や、その先から見ることができる三角形の岩礁、海金剛なども見学。この付近の岩のゴツゴツっぷりは半端ない。

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時間に余裕があったので、近くにある端杭岩も見学。弘法大師が、天の邪鬼を使役して、大島に橋をかけようとした名残という伝説があるそうです。

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こちらは本州最南端、潮岬にある望楼の芝生。潮岬観光タワーから、最南端の地を一望してきました。

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夕食は地元のレストラン、サンドリアで猪豚を使ったプレミアムハンバーグを食す。柔らかくて、口の中でとろけるようなハンバーグ。店構えは洋食風ですが、和食もござれのファミレス的なお店。串本に行ったら、また立ち寄りたいお店です。

天候はイマイチでしたが、駆け足ながら串本を堪能いたしました。

『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』に不撓不屈の情熱を見た

本音と建前は万国共通なのかな。

小島 剛一著『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』を読む。前著が面白かったので、その続編とあらば読まないわけには行かない。単一民族、単一言語である建前のトルコで、少数民族の言語を研究するという政治的に危険な立場の著者が、いったんは国外追放となりながら、再度トルコの地を訪れ、調査研究、発表を続ける。前著と比較すると、文章が攻撃的になってるけど、これは前著の方があててマイルドな表現に抑えていたことがわかる。

どこの国にも、良い人もいれば悪い人もいる。そのあたりまえのことを、あたりまえに受け容れ、情熱と覚悟を持って、不偏不党を貫きながら研究を続ける姿勢には感服します。自分のような半可通には到底およびもつかない世界を垣間見られて、非常に勉強になりました。

ツアコンも楽じゃない『意外体験!イスタンブール』

くぅ、ぬかったわ!

岡崎大五著『意外体験!イスタンブール』を、電子書籍リーダー『GALAPAGOS(ガラパゴス)』で読む。実体験を元にしたトルコツアーエンターテイメント。トルコ旅行ツアーを、添乗員側の視点で描いている。客として参加したことのある自分には、実に興味ぶかい作品。いつも、トゥルキエ、トゥルキエ言ってるクセに、この本を読み逃していたとは、自分の情報収集能力のなさにガッカリです。イスタンブールのガラタ塔は、バスが入りにくいからツアーから外されることが多いのか。

物語は、典型的なトルコの観光ツアーを舞台に、ツアー客たちのさまざまな人間模様が交錯する。トルコの観光案内としても、大人向けのエンターテイメントとしても良作。こんな客たちが相手じゃ、添乗員も大変だ。

本書を読んで何がいちばん驚いたかって、主人公の年齢設定。そうか、この歳でもヤングなんだね。