初代『W-ZERO3』なかなかいいね(自画自賛編)

王網羅詩

「WILLCOM D4」の電源オフ状態での省電力機能を強化する対応、俗にいう「お漏らし対策」で代替機として借りた、初代『W-ZERO3』を使っています。
スマートフォンの草分け的存在にして、電話機として耳にあてると周囲の人びとがギョッとする大きさの素敵端末。ひさびさに情報端末としてゴリゴリ使ってますが、なかなか具合がいいです。メールチェックもブラウジングもできて、テキストも打てるし通話もできないことはない。重さだって、D4の575g(大容量バッテリー装着時)にくらべれば、ZEROさんはたかが220g。実に軽いモノです。ここしばらく、D4を常時持ち歩いていたので、ZEROさんのコンパクト&多機能っぷりがひときわ実感できる。これはいいものだ。

正直、ZEROさんをメインで使っていたときは、そのあんまりな仕様と不安定っぷりに、かなり辟易してました。だって、各種フリーソフトを入れると動作が不安定になるんだけど、その各種フリーソフトをブチこまないと、まともに使えないんですよ。ただでさえリソースの限られたモバイルOSのくせに、×ボタンをタップ(タッチペンで画面をつつくこと)しただけでは、アプリケーションが終了しないって、だれが仕様を考えたんだコレ? ……と、いきどおったりもしたけれど、それもむかしのはなし。
ボタン1発でネットに接続&切断、無線LAN接続&切断、スリープと再起動、簡単操作でアプリケーションを個別に終了&ぜんぶ終了、電話帳のショートカット、POPメーラー、RSSリーダー、キーカスタマイズによる操作の省力化と、書きつらねてみれば「だからなによ?」といわんばかりの機能の数々をフリーソフトを駆使して実装させるために、なんどフリーズ&再起動を実行したことか。DDIポケット時代から現在にいたるまで、ZEROさん以上にリセットを繰り返した電話機なんてほかにありませんよ。

いま、あらためカスタマイズしまくったZEROさんを使ってみると、苦労の甲斐あって自分的に非常に扱いやすくなっている。わりと新しいアプリである『モバイルGoogleマップ』なぞ入れてみると、それなりにサクサク地図が表示されてきもちがいいい。迂闊な操作をしなければ、リセットする回数もぐっとおさえることができるし。
ZEROさん時代にさんざん苦労した経験があるので、D4とは適度な距離でつきあえているのかもしれません。世間で騒がれているD4の不具合なぞ、ZEROさん初期のカスタマイズにともなう不安定っぷりに比べれば、実にかわいいものです。D4 Ver.Lが音声端末のnicoをセットにしてるのも当然。この手の機器に電話機として期待しちゃいけません。唯一、D4を買って誤算だったのは、待機電力の消費が予想以上におおきかったこと(お漏らし)だけです。これを現在改良中なのだから、あとはドライバー類のアップデートで、いくらか安定してくるはず。Willcom D4が本領を発揮するのは、まだまだこれからですよ……と、思いたいね。

久々に初代W-ZERO3をヘビーに使ったら、あらためてモバイラーとしての原点を思いだしましたよ、というおはなし。

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