映画『トランスフォーマー』をみた

杞憂部

映画『トランスフォーマー』をWOWOW録画にて鑑賞。
ある日突然、自家用車が勝手に動きだしちゃって大変だけど、気になるあの娘とは仲良くなれちゃいそうだよ、あと、世界がちょっと大変だよ! というおはなし。身近なのりものがロボットに大変身という、アニメでおなじみのコンセプトを、すごい技術でハリウッド映画にしています。変形が複雑すぎて、めまぐるしい変化を目で追うのが大変です。ちゃんと変形するおもちゃが売られているらしいけど、すげぇなコレ。CG全開のムリムリとした変身っぷりを鑑賞するだけでも、十分楽しめるのではないかと。

物語としてはコメディっぽい要素もあるのだけど、CGロボアクションと実在する兵器のビジュアルクオリティが高すぎて、どこまでがギャグで、どこまでがシリアスなのか判断しづらい所はある。いや、メカがロボに変形するだけで、ギャグと言いきっちゃってもいいんでしょうけど。アメリカ軍も、適度に苦戦させてくれて、しかも倒してもどこからも文句がこない敵が出現して、ラッキーだったネという感じ。現代文明の発展に、メガトロン様が知られざる貢献をされていたのにはビックリだ。

ということで、アクションが激しすぎて、うっかり画面から視線を外せないという濃密な映像を堪能させていただいたのですが──プロットとしては、どっかでみたことのあるような展開だなと思ったら、思い出した! 1983年の映画『ウォー・ゲーム』ですよ。さえない少年が、ふとしたきっかけで世界を左右する情報を得て、世界を救ったあげく、ヒロインとも仲良くなっちゃう展開が、まったく同じ。手を変え品を変えても、お約束はちゃんと守ってるので、実に安心な物語です。
次回作の予定もあるそうですが、じつは月がユニクロン(アニメの劇場版トランスフォーマーに出てくる、惑星サイズの変形ロボ)だった! みたいなトンデモ方向にパワーアップした展開を期待しますよ。

■トランスフォーマー (実写映画) – Wikipedia
■ウォー・ゲーム (映画) – Wikipedia
■トランスフォーマー ザ・ムービー – Wikipedia

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