『東京上空大冒険「前篇:飛行船に触るのダ!!」』ツェッペリンNTの旅

NTはニュータイプじゃなくて、ニューテクノロジーの略!

マイ・フェイバリットな空飛ぶ乗り物は、飛行船、エアシップ、ツェッペリン。飛行船の全盛期は、20世紀初頭。ドイツのツェッペリン飛行船を筆頭に、世界各国で造られていました。当時は飛行機の性能が低く、より輸送力が高く航続距離が長い飛行船が重用されていましたが、飛行機の性能がアップするにつれて優位性を失い、衰退をたどる。それを決定づけたのが、1937年に爆発、墜落したLZ129ヒンデンブルグ号。この惨劇がバッチリ撮影されちゃったものだから、その後は飛行船=爆沈という図式ができてしまった。

墜落するのは飛行機もいっしょで、飛行船だけの専売特許というワケでもないのですが、ことフィクションに限ると、巨大な飛行船が登場すれば、十中八九は墜落する。たしかに、墜落させ甲斐がある乗物かもしれませんが、不当なレッテルを貼られている気がします。僕は飛行船、それも戦前の大型硬式飛行船が好きなので、自著にも登場させたこともありますが、むやみに爆発、墜落パターンは使わないと心に誓っているのです。ネガキャン、カッコワルイ。

そんなツェッペリン飛行船の末裔、21世紀によみがえった「ツェッペリンNT」の搭乗ルポ動画が公開されています。

「ツェッペリンNT」は、僕の好きな金属骨格を持つ硬式飛行船ではなく、部分的にフレームで補強された半硬式飛行船。飛行船がらみではお約束な、「不燃性のヘリウムガスを使っているから爆発しません」云々から、「ツェッペリンNT」の特性まで、よくわかるルポになっています。

いつか、飛行船クルーズに参加するのが夢なんだけど、最低でも30分で5万円と、時間あたりの値段が高いのがネックなんだよな。1時間あたり1万円ぐらいだったら、すぐにでも乗りにいくのに……。

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