『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で、合唱祭をおもいだす

アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を映画館で鑑賞。

前作となる「序」は劇場で鑑賞しているし、前日にテレビでやってたのも観たので、予習はバッチリです。「序」が、基本的にテレビ版のリメイクだったのにたいし、今作は大筋はテレビ版どおりながら、細部がいろいろ変わってる。詳述はさけますが、わかりあえなかった登場人物たちが、エキセントリックながらも「はなせばわかる」、もしくは「はなす余地のある」マイルドな性格に変更されてます。主人公とヒロインたちとの位置関係から当然発生するであろうラブコメ時空が、まっとうに発動してるのにもビックリ。ひねくれていたり、わかりづらかったりしても、みんな根はよい子になってます。投入された新ヒロインは、おもった以上に既存キャラとのからみがすくなく、勝手に暴れている感じ。なにやら大望をいだいているようなので、次作以降の活躍に期待。

要所でかかるBGMの選曲がアニメっぽくない渋すぎるチョイスのため、なんだか学生時代の合唱祭をおもいだしました。

エヴァって、よくもわるくも要注意タイトルで、最後のさいごで観客を奈落につきおとす前科があるわけですが、今作はそのレッテルをよい意味で払拭しようする努力がうかがえます。いまのところ結果がでているので、トータルパッケージとして観客の予想をこえた大団円に期待します。

それが期待できちゃうクオリティの、エヴァなのでした。

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