『WILLCOM CORE 3G』は、つながるけど速度がでない

ウィルコムの新サービス『WILLCOM CORE 3G』が、予想以上に速度がでなくて不評のようです。

最大7.2メガなんてお題目は、だれも信じちゃいませんが、1Mbpsぐらいは安定してでるかと思いきや、数百~数十Kbpsぐらいしかでない。コレじゃ、PHSと変わらないよ! ということらしい。

なるほど、たしかに使っている感触としては、それほど速度はでていません。移動中に速度を計測した印象としては、朝は比較的速度がでるのだが、昼すぎ以降、深夜まではずっと数百Kbps以下──しかも上りのほうが速い──状態になる。

原因は、『WILLCOM CORE 3G』の専用プロバイダーとして指定されている「PRIN」が、予想以上のデータ量を処理しきれずに、ボトルネックとなっているらしい。有料サービスなら暴れるところですが、無料期間なので自分としては、それほど腹はたちません。無料だからと、無線LANがある場所でも、わざわざ3G通信とかしてますしね。今月中に「PRIN」側を改善するそうなので、それさえやってくれればよろしいかと。

そもそも僕は、長年PHSの低速回線によるデータ通信を使いつづけているので、回線速度が遅いことよりも、とりあえず通信が繋がりつづけることにありがたみを感じるのです。横浜ベイブリッジのうえで、東京湾アクアラインの直下で通信ができることが、どれほどありがたいことか。ながいトンネルに入るまえに、あらかじめテキストのおおいページを読みこんでおいたり、感度のわるいW-SIM機をかかげて電波乞いをするような、「訓練されたウィルコムユーザ」にとって、通信断をほとんど気にせずつかえるだけでも、その恩恵ははかりしれません。

PHSにおいて、新サービスや新製品の立ち上げ直後にトラブルが発生するのは、いまさら驚くことでも、腹をたてることでもありません。ジワジワと改善されるのを楽しむぐらいのつもりでないと、このキャリアとはつきあえませんぜ。初期PHSのような悪評が定着するまえに、一刻もはやく状況が改善することを期待するばかりです。

代打の3Gでこの調子なら、本命の次世代PHS(XGP)のサービス開始がどうなるか、いまから楽しみだなあ。

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