『街へいこうよどうぶつの森』時間ずらしによる最大利殖計画の果てに

Nintendo Wii『街へいこうよどうぶつの森』。

そろそろプレイにも区切りをつけようという段階になって、ついに禁断の大技をくりだしてみた。それはズバリ、時間ずらしによる利殖。銀行に一定額を貯金したうえでゲーム内時間をずらし、月ごとの利子で大もうけしてしまおうという、ゲームバランス崩れまくりな技です。

家の借金返済までは、まっとうにプレイしたから、ここからはなさけ無用の利殖にはしります。ゲーム内時間の変更方法は２種類あって、Wii本体の時間をずらす方法と、どうぶつの森内の時間──つまり、Wii本体時間との時差設定──がありますが、利子を増やす場合はWii本体の時間をずらさないとダメです。どうぶつの森時間を変更すると、利子がつきませんでした。ずらせる期間は2000年から2035年の間。この期間をずらしまくれば、利子がもらい放題です。

預金残高におうじてもらえる利子は、月0.5パーセント（端数切り捨て）。いちどにもらえる利子の最高額は99999ベル。ここで僕はかんちがいをしていたのだけど、利子の最高額って、月あたりの利子ではなくて、1回のプレイでもらえる利子の最高額でした。つまり、経過月数におうじた利子が99999ベルに達したら、5年たっても10年たっても30年たっても、利子の額はかわらない。

さらに想定外だったのは、利子をもらうためには、各住人がそれぞれプレイを開始する必要があること。利子の計算はプレイ開始ごとにおこなわれるので、時間をずらすごとに各住人がゲーム開始とセーブをする必要がある。また、プレイ開始時にレターボックスを空にしておかないと、いずれ手紙が満杯になって利子の配当が受けられなくなる。よって正月（1月1日）など、イベントで住民から手紙が送られやすい日付は避けたほうが良い。

利殖の手順は以下のとおり。

利殖させたい住人に、10万ベルほど預金させる
どうぶつの森内の時間をWii本体の時間と一致させる
Wii本体の時間を2000年1月2日など、特定のイベントがない日に設定する
利殖したい住人でゲームを開始し、すぐにセーブして終了を人数分（最大4人）くりかえす
Wii本体の時間を15年ほどずらす（貯蓄額がふえたら、もっと少ない年数でもOK）
利殖したい住人でゲームを開始し、レターボックスを空にしてから、利子が99999ベル入っていることを確認し、セーブして終了を人数分（最大4人）くりかえす
さらにWii本体の時間をずらし、5.～6.の工程をくりかえす
2035年にたっしたら、3.～7.の工程をくりかえす

これを住人4人でやりつづければ、1回のずらしで99999×4ベルもらえる。ずらす年数は、預金額がふえるほどすくなくできます。2000万ベル以上の預金があれば、ひと月の利息だけで99999ベルもらえる計算。

……で、数時間やってみたのですが、コレ、思ったより大変です。各10万ベルからはじめて、どうにか全員の預金残高を100万ベル……つまり、合計400万ベルにすることはできた。もちろんコレは、ふつうにプレイするぶんには十分すぎる金額なのだけれど、このゲームで貯蓄できる最高額は9億9999万9999ベルだそうなので、1日400万ベル稼げたとしても、4人の合計が最高額に達するには250日かかる。効率よくやれば、もっと短縮できるだろうし、物理的に不可能ではないでしょうけど、そこまでする気にはなれませんな。