『Qrio Lock』で、後づけオートロック

個人的には「使える」ガジェットだと思う。
扉のカギを後づけで制御できる『Qrio Lock』を購入。扉のサムターン錠にかぶせ、モーターの回転運動によりリモートで開閉できるガジェット。この手の製品はまえから知ってましたが、今回購入を決断したのは、腕時計にスマートウォッチ機能をあとづけできる『wena 3』を利用しているから。『wena 3』アプリメニューに『Qrio Lock』の項目があり、手元でカギの操作ができるっぽい。
購入したのは『Qrio Lock』本体と、インターネット経由での操作を可能にする『Qrio Hub』。『Qrio Hub』は不要かとも思いましたが、出先からでもカギの操作ができたり、音声アシスタントのAmazon Alexaからも操作できるとのことであわせ買い。こういう時は、ケチってはいけません。『Qrio Lock』本体にはサムターンの高さに応じて2種類のアタッチメントが付属しており、さまざまな扉に対応できる。事前に確認したところ、ウチの扉はアタッチメント不要、標準状態で大丈夫っぽい。「大丈夫っぽい」だけで、結果としては「大丈夫」ではなかったのですが。
接地面を脱脂して、両面テープで『Qrio Lock』を設置。高さはピッタリだと思ってたのですが、実際は数ミリほどサムターンが高い。結果、『Qrio Lock』が斜めになり、接着面が端だけになってしまいました。いちおう、設置はできたのでしばらく使用していたら、本体がはがれ、グラグラに。たりない高さはほんの数ミリなので、付属のアタッチメントをつけると今度は『Qrio Lock』側が高くなりすぎる。解決策としては、必要な高さのアタッチメントを自作するか、扉の接着面を上げ底するか。3Dプリンタでもあれば、アタッチメントを自作してもよさそうだけど、機材がないし、プラ板などを加工するのも面倒。容易に現状回復できる解決方法として、扉に1ミリ厚の金属プレートを両面テープで接着して高さを調整してみた。ベストな対応とはいえませんが、いまのところ接着面はガッチリ固定されているので大丈夫そう。できれば『Qrio Lock』側で高さの微調整ができる方法を用意してほしいところです。
設置が完了した『Qrio Lock』ですが、できることは扉のカギをアプリからの指示で開閉、閉じたときに一定時間が経過すると自動でロック、帰宅時に自動でアンロックするなど。カギの施錠はオート、開錠を『wena 3』かスマホアプリで操作してる。いままでは、外出時以外はロックしない運用だったのですが、『Qrio Lock』導入後は常にロックするようになり、セキュリティが向上。テレワークにも使う部屋の扉なので、よりセキュアになるのは好ましいことでしょう。帰宅時の自動アンロックは使用頻度がひくい割にアプリの負荷が高いので使用せず。難点は、開錠操作に失敗する確率が高いこと。感覚的に、5回に1回は失敗する感じ。何度か操作すれば反応するのですが、ちょっと失敗しすぎかな。
万人にオススメできる商品ではありませんが、個人的には「使える」ガジェットだと思う。カギを交換することなく手軽にオートロックができるのはやっぱり便利。最悪、『Qrio Lock』が壊れても、物理キーで開錠すればいいだけなので、締め出される心配はない。要望としては、アプリをインストールしたスマホや『wena 3』が近づいだら自動でアンロックする機能を追加してほしい。現状のハンズフリーアンロック機能だと、位置情報で一定距離離れてからでないと自動アンロックしてくれませんが、スマホや『wena 3』をかざしたら自動アンロックみたいなモードがあると、より便利だと思います。

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