鎌倉描写に感動、映画『シン・ゴジラ』

要は、想定外を想定セヨってことですね。

映画『シン・ゴジラ』を劇場で鑑賞。ネタバレというほどではないですが、事前情報を入れたくない方は注意。

TOHOシネマズで観たので、正確には4DXではなくMX4Dですな。本作は立体視には対応していないですが、椅子が動いたり、背中をドコドコ按摩されたり、スモークを焚いたり、水を吹きかけられたりした。ある日突然、東京湾で謎の地殻変動が……と思ったらゴジラだった。その時、日本政府はどのように対応するのかというシミュレーション的な展開。初代ゴジラを範とした展開を現代的に再構成した感じ。政治家、官僚、自衛隊が右往左往する地味な展開を、退屈せずに見せてくれる。ああ、たしかにいまの日本ならこういう対応になっちゃうよな、という説得力があります。東日本大震災時の津波映像を彷彿とさせるゴジラの破壊描写は、生々しくも美しさを感じる。要は、想定外を想定セヨってことですね。

個人的に嬉しかったのは、ゴジラの舞台に地元鎌倉がでてきたこと。予告映像ではあまり気にしてなかったけど、尻尾が頭上をかすめる映像は、鎌倉の小町通りだったのか。

思わず、映画を観たあとに映画にでたきた場所へ写真を撮りに出かけました。

せっかく古都鎌倉に怪獣が上陸するなら、鎌倉大仏や鶴岡八幡宮をブッ壊そう……とはならず、歩いていける普通の場所から見たゴジラを描写してくれたことに感動。あと、地元民的には「こちらは、防災鎌倉です」のアナウンスが流れたのもポイント高い。たしかにあの状況なら、流れてしかるべきです。

映画としても大変面白く、説得力のある鎌倉描写にも満足できた作品でした。

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