電子版を買わせたくないという、確固たる悪意すら感じる。
週刊少年サンデーの電子版がリリース。週刊ビッグコミックスピリッツにつづいて、少年サンデー2016年33号から電子版に移行しました。それまでは紙版を購入してたので、前号である32号が無料になってもメリットはないな──と思いましたが、ふと思い立って、紙版を購入している週刊少年マガジン2016年32号の電子版を購入。紙版とおなじ270円。マガジンは以前から電子版がでてますが、グラビアやいちぶ主力マンガが未掲載なので購入してなかった。サンデーの電子版が出たので、紙版と電子版をおなじ32号で比較してみました。
紙の週刊少年マガジン2016年32号から、電子書籍版で広告以外から割愛されたページを切り取って、電子版を物理的に再現してみた。これだけ抜けておなじ270円。おなじ「書籍」として恥ずかしくないのだろうか? pic.twitter.com/4tRNBZKM2h
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) 2016年7月13日
参考までに、少年サンデー2016年32号を電子版と比較。広告以外だと懸賞ページが割愛されてますが、納得できる範囲。 pic.twitter.com/g9DDgXZS7V
— Ikuo/Yoshitake (@ikuoyosh) 2016年7月13日
比較すると一目瞭然。とくべつにサンデーが偉いとは思わないけど、マガジンの劣化ぶりは目を覆わんばかり。電子版を買わせたくないという、確固たる悪意すら感じる。僕は、電子書籍だから安くしろとか、カラーページを増やせ、なんてことはいわない。紙版と同等の内容を同等の価格で、同時に提供してほしい、ただそれだけです。どれほど紙の書籍に愛着があろうと、既存の書店に義理があろうと、紙版だろうと電子版だろうと、おなじ『書籍』として恥ずかしくないものを、市場に提供していただきたい。
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