50メートルプールの罠

運動弱者はつらいよ。

健康のため、定期的に運動するようにしている。ジム運動かプールで泳ぐことが多い。ここ数年ごぶさたでしたが、最近また行くようになった。泳げるようになったのは二十歳を超えてからで、平泳ぎで休まず25メートルプールを往復できるぐらい。得意とはいえないけど、一般的なジムのプールなら、普通に泳げるつもり。

昨年末ごろに東京体育館というところで泳いできた。国際大会が行われるような立派な50メートルプールで、一般開放されているとはいえ、体育会系の運動強者が集う場は、文化系の運動弱者にとって、アウェイ感がハンパない。ただ、50メートルぐらいならいつものプールで泳いだことはあるから、まぁ大丈夫かなとも思ってた。

いちばんゆっくりそうなレーンで泳いでみると、たしかに50メートルは泳げる。でも、スタート側は背がつく水深なのですが、反対側の折り返し地点は背がつかないほど深い。つまり、50メートルプールといいながら、折り返し地点では休めないため、実質的に100メートル泳がなければならないのだ。どうにか50メートル泳げるかなという僕に、これはつらい。足がつかないという恐怖と、ターンが苦手なこともあり、あやうく溺れそうになった。運動弱者はつらいよ。

かくて東京体育館で受けたカルチャーショックにより、今年にはいってからは、ジムの25メートルプールでも最低限2往復、100メートルは一気に泳ぐようになった。苦手なクロールも1往復で50メートルは泳ぐようになり、ゆくゆくは一気に100メートルは泳げるようになりたい。水泳の意識がワンランク上がったので、良い体験ではありました。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください