デスクトップパソコンのハードディスクをSSHDに換装して高速化

けっこう大変だけど、おもしろかった。

Windows10にアップグレードした自宅のデスクトップパソコン。2010年に購入した当時はそれなりにハイエンドでしたが、2015年現在では動作が重くなっていた。Windows10化で多少は改善されるかと思ったけど、期待ほどでもなく。実用的に問題はないけど、より動作を軽快にするために、ハードディスクの換装を実施してみた。

システムを再インストールするのではなく、現在使っているシステムが入ったハードディスクのデータを、よりハイスペックなハードに丸ごとコピーして交換するというもの。よくあるのは、ハードディスクをSSDに交換するというものだけど、SSDはまだ割高なので、リーズナブルなSSHDに。

SSHDというのは、高速だけど割高なSSDと、低速だけど割安なハードディスクのいいとこどりな記録メディア。よくデータを読み書きする部分を小容量のSSDに保存し、それ以外はハードディスクに保存するという、ハイブリッドなもの。今回は1テラのハードディスクを同容量のSSHDに換装したのですが、費用は1万ほど。SSDにすれば4~5万はかかるからリーズナブル。

購入したSSHDをデスクトップパソコンに接続し、フリーソフトでWindows10上からコピーしようとしたのだけど、途中でエラーが出てしまい、どうしてもコピーできない。ディスクのクローン作製はネットで情報が出てきますけど、いろいろなトラブルがあるようです。僕の場合はWindows上でのコピーは断念し、CD起動でコピーするタイプのフリーソフトで成功。1テラをコピーするのに4時間ほどかかりました。Windows上でやることにこだわらず、最初からこっちでやればよかったですな。

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あとは、つなぎかえて起動するだけですが、ここでトラブル発生。新しいSSHDではなく、ネットワーク起動が優先されてしまうように。最初はコピーしたSSHDを疑ったのですが、クローン化は成功しており、起動時の設定でネットワーク起動しないように設定することで無事、新しいSSHDからシステムを起動できました。

SSHDの動きはなかなか面白くて、あるソフトを起動すると1回目は通常の速度なんだけど、2回目以降は高速化されます。よく使うデータをSSDから起動するようになるため、使えばつかうほど動作が最適化される。ドーピング的というか、ターボブースト的な加速感が楽しいです。ドッカンターボならぬ、ドッカンSSDですな。

ハードディスクのクローンを作成して換装するのは初挑戦でしたけど、なんとか成功してホッッとしております。古いハードディスクも破損しているわけではないので、バックアップメディア用として再利用するつもり。トラブルを未然に防ぐ意味でも、定期的にディスクをリプレイスするのはアリですな。仮に失敗しても、従来のシステムを使い続ければすむだけだしね。

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